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自動撮影カメラの焦点距離を改造した [日常]

朝は角間へ調査に出かける。ミツバウツギ、ウワミズザクラ、ヤブデマリ、ミズキ、フジの花が目立つ。シュンランはそろそろ終わりで、林床ではサイハイランが花茎をのばしてきた。ヤマネコノメソウの種子散布時期は終わりで、フタリシズカが咲き始めた。チゴユリもたくさん咲いているけど、角間ではホウチャクソウはあまり多くはない。先日、学生が見つけたコマルハナバチの巣を再訪したけど、今日は入り口にはまったくワーカーがいなかった。前回はたまたま作業中の個体が多かった様子。あれがないと完全に見逃していた。

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設置中の自動撮影カメラを確認すると渡り途中の鳥たちも撮影されている。1週間前にはコマドリもいたらしい。オモトは果実を食べにシロハラが何度か訪問したけど、結局、飲み込むことはなかった。果実が腐り始めているので、今年は散布されることはなさそう。林床のヒメアオキの果実はすっかり食べつくされて、もうほとんど残っていない。先週、ヒヨドリの群れを観察しているので、あの時にたくさん食べられたのだろう。

午後は調査準備で、自動撮影カメラの焦点距離の改造作業。普段は購入時に再調整してもらっているのだけど、今回は注文していると調査に間に合わない。手元の予備機の焦点距離を改造することにする。フィルターの故障を修理するときによく分解しているので、いつもと違うのはレンズを反時計回りに少し回すくらい。ネット情報だと元の位置から10度くらい反時計回りに回転させればよいらしい。最初は壊れたカメラを利用して、練習してみる。確かに何かで固定されているけど、ラジオペンチで少し左右に動かした後なら回転しやすい。もとに位置に目印をつけておいて、適当な角度を回転させる。

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その後、実際に撮影してみて焦点距離を確認。確かに反時計回りに10度くらい回転させると50cmくらいの焦点距離になっている様子だけど、カメラによってはもっと回転させないといけない場合もある。これはロットの違いなんだろうか?改造後の焦点距離の確認はカメラを使う学生に任せて、わたしは改造に集中。3時間で12台分を確保。予備機も含めるとこれで何とかなるだろう。ただ、新しい機種も気になっているので、GW明けに注文して、そちらも動作確認してみたい。
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