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ハクビシンも食べていた [日常]

午前中は角間の自動撮影カメラの確認作業。早朝はかなり冷え込んでいたので、カッパを着て山を歩く。最初の個体の果実が減少していたので、期待してカメラを確認すると若者が果実をむしりとっている写真のみ。もっとでかでかと調査中だと表記しないといけないのだろうか。でも一応、この場所は採集禁止区域なんですけど…。数えてみると24個の果実が消失していたので、人間によるものとして記録。まだ実ってはいるので、そのままカメラを設置しておく。

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期待はずれ

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こちらも変化なし

その他の個体では、少しだけ食べられていた。昨年も10月末から11月にかけての時期に少し食べられて、その後は雪が積もるまで全く動きがなかったので、これからの1週間くらいが勝負になりそう。こちらの予測とは違う連中も食べていたけど、普段、この辺にいる個体とは違う可能性もあるので、なんともいえないか。ただ、今のところ続けてたくさん消費した記録はなし。

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今日は普段、あまり歩かない竹林の実験区のほうへも出かけてみたけど、新規個体は見つからず。代わりに少し古いクマ糞を見つけた。こちらはかなり下草刈りをしっかり行っているので、これ以上、新しい個体を見つけるのは難しそう。キノコはちらほら見かけたけど、今日はヤマナメクジには出会わなかった。

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午後は林業試験場の新規個体にカメラを設置する。5個体だと思っていたけど、追加でもう2個体発見したので、カメラが足りなかった。大型個体は果実が重過ぎて既に倒れているのだけど、これでは草本に埋もれて、見つからんのではないかな。それにしても熟し始めるとよく目立つ。

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倒れたマムシグサ

お、今日はハクビシンが食べる瞬間をしっかり撮影することができた。外側は吐き出すけど、中身はそのまま飲み込むらしい。タヌキは丸呑みするので、処理の違いできちんと区別できるとよいけど、飼育個体で確認したいところ。今回、初めてビデオ撮影できる機種も同時に設置してみたけど、もう少し距離をとったほうがよさそう。アカネズミなどは一瞬で通過してしまうので、ほとんど記録できていなかった。センサーの感度をあげてみるか。ただ、解像度が低くても、白黒であっても、映像で採餌シーンを確認できるのは楽しい。今まできちんとは見えていなかったことが確認できる場合もある。やはりアカネズミがじっとしているとセンサーカメラではきちんとおさえられていなさそう。

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ハクビシンの食痕

マムシグサの新規結実個体を発見 [日常]

朝一番に来年度の大型イベントの会議に参加。うーん、日程が決まらないと仕事のしようがないものもあるのだけど、もう少しテーマを絞る必要がありそう。客層を検討しておかないと、ぼやけたシンポジウムになりそう。その後、昼食後の会議まで少し時間があったのと、雨が思ったほどひどくなかったので、林業試験場の自動撮影カメラの確認に出かける。明日は講義とセミナーで一日つぶれてしまうし、水曜日だと時間が空きすぎる。

林業試験場につく頃には、ぱらぱらと降り出していたので、さっさと作業に取り掛かる。途中まで食べられたマムシグサは新規で食べられてはいなかった。残念。イチョウも食べられる木と食べられない木の差が激しすぎる。お、今日はツキノワグマも撮影されていた。ただ、イチョウは食べているところは抑えることができなかった。それでもカメラの直前を通過したので、体中に付着散布と思われる植物の種子がついていた。もう少し解像度を上げるときれいに見ることができるだろうか?ヌスビトハギとかに見えるなあ。

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落ち葉でいっぱい

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アカネズミが一つ食べた

今日の収穫は新しいマムシグサの結実個体を発見したこと。毎回歩いていた場所でも全く気がついていなかった。緑色の果実を草本の中から探すのは以下に難しいのかよくわかった。ちょっと色づいただけでもかなりわかりやすい。まじめに探してみると5個体を発見。いずれもまだ食べられていないし、これから熟してくるようなので、水曜日の調査時にしっかりとカメラを準備してこよう。

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草本に埋もれていたマムシグサたち

大学祭で散財した [日常]

大学祭二日目なので、子供を連れて散財。子供は喜ぶし、学生も喜ぶので、こちらとしてもありがたい。昨日に引き続き、今日は昨年度の卒業生2名に遭遇。二人とも元気に働いているようで何より。なんだか私の情報もいろいろな方面から伝わっているらしい。まあ、地元企業なのでそんなこともあるか。

今日はご当地アイドルグループが学祭に来る日だけど、私たちが来た時間は同じ市内の別会場での仕事だった様子。ただ、後でネット検索するとその日の様子が既にアップロードされていた。恐るべし。

たまたまヒツジに餌をやる時間だったので、ワラを与えていた。せっかく来年の干支がヒツジなのにもっとその辺をアピールしたらよかったのではないかな?

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確かに珪藻土の七輪はポイントが高い

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退屈そうなヒツジたち

今日は昼食を食べるつもりできたので、たこ焼き、焼き鳥、鳥野菜味噌なべ、フランクフルトなど子供の好きそうなものを適当に購入して、お昼ご飯。その後もリース作成やフェルト作り、昆虫標本など、学園祭を楽しんだ様子。

明日は一日会議漬け。

折りとられてしまった [日常]

週末が大学祭なので、今日は休講。比較的静かな午前中のうちに積んでいた論文を読み進める。その後はリバイス作業に久しぶりに復帰。さすがに今月中に片付けてしまいたい。ほぼリバイスを終えたので、修正レポートをまとめながら、引用文献の修正作業など。

昨日、カメラを交換したばかりだったけど、去年の経験から、マムシグサは食べられだすと急激に減少するので、今日の午後にも林業試験場に確認に出かける。と、赤色が見えなかったので、期待しながら調査個体に近づくと果序ごと消え去っていた。明らかに折り取られた跡があり、自動撮影カメラが移動している。えー、と思いながら確認すると遠足と思われる多数の子供とマムシグサの果序を折り取るシーンが撮影されていた。お絵かきの材料にでもしたのだろうか。もう1個体は折り取る直前で大人に止められたらしい。なにも熟して、昨日から食べられだしたところの果序を折り取らなくてもなあ。タイミングが悪い。

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ほとんど食べられた個体

折りとられた個体
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ハイキングならともかく、ここまで遠足に来るとは想定外だった。結実個体の前にカメラを置いておけば、折り取られることはないだろうと思っていたけど、子供には関係ないよね。こうなると日曜日の調査でカメラを交換して、バッテリーを万全にしておかなかったことが悔やまれる。ただ、昨日の午後にカメラを交換後、一枚だけ果実を食べる瞬間をおさえることができていた。えーとこの人達はマムシグサを止まり木には使わないわけね。こんな食べ方されているとこの自動撮影システムで果実消費を記録するのは難しそう。果実が減っても何も撮影されないわけだ。無くなってしまったものは仕方がないので、直ぐ横のシオデにカメラを設置してみるかな。

夕方に会議を一つこなして帰宅。明日と明後日は学祭。今年から顧問になっているサークルの展示物にコメント。ストーリーもなく、ただいろいろな生き物の写真を並べてあってもなあ…。もうちょっとがんばって欲しいところ。

9月の健康診断結果が届いた。血液検査など一通り正常値なのはよいけど、すこしずつ体重が増加気味なので、食生活は改善したほうが良いのかも。

冬鳥がやってきた [日常]

朝っぱらから大学構内でドバトの死体をついばむハシブトガラスを発見。付近を捜すと植え込みのそばに羽が散らばっていたので、こちらで先に食べられていたものらしい。最近、チョウゲンボウがハクセキレイを追い回しているのを見かけたけど、今朝はドバトを食べたのだろうか?

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午前中は3年生を連れて角間へ。思ったよりも天気の回復が早かったので、雨のことは気にしなくてすんでよかった。二人とも金沢大学へくるのは初めてらしい。わざわざ他の大学へ行くこともないか。すでに林業試験場の調査に何度か同行していたので、こちらのマムシグサの大型個体の結実状況を見てちょっと驚いた様子。確かに林業試験場の個体よりもかなり大きい。ただ、まだ全く食べられている様子はない。かなり道路から近い場所なので、食べられるかどうかよくわからんけど、去年は果実がいくつか消失していたので、今後に期待。タヌキのため糞サイトには、カキとアケビの種子が多数転がっていた。その隣に比較的新しいクマ糞も落ちていた。

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すっかり熟したマムシグサ

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ノコギリクワガタの死体が二つ

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追跡中のアベマキ

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ギンリョウソウだろうか?今から咲くわけ?

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クマ糞

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キノコもぼちぼち

調査地の案内を兼ねているので、今日は久しぶりにイチョウのところまで歩く。今年はたくさん熟しており、林床はオレンジ色になっていた。昼食を大学生協で済ませた後は植物園に顔を出したけど、みなさん朝の調査から戻ってきていなかったので、挨拶はまた今度。まあ、角間も時々、調査に同行してもらって、感じをつかんでもらおう。

午後は林業試験場の自動撮影カメラの交換。日曜日に確認したときにマムシグサの果実が冬鳥に食べられていたのだけど、今朝、また別の冬鳥が食べているところを確認。なーんだ、こいつも食べるのか。じゃ、あの写真もそれほど間違っていたわけでもないのか。去年はこの時期にはまだカメラを設置していなかったので、見逃していた可能性もある。去年、食べた連中はまだ渡ってきていないのだろうか?ただし、もう1個体も果実が減少していたので、期待してカメラを確認したら、食べる瞬間を撮影する前にバッテリーが切れていた。登山道沿いだから仕方がないとは言え、好奇心で10枚くらい撮影されてしまったのが恨めしい。

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いくつか根元に転がっていたので、一応、口の中に入れてみた。最初はほんのりと甘さがあるけど、下の先で転がしているうちにチクチクとした刺激に襲われたので、吐き出した。うーん、一つでこのくらいの刺激だから、複数個を一度に口に含むとかなりの刺激になるのかもしれない。ただ、以前、タイの森の中で食べたとある未熟果と比べればたいしたことはないかな。

ラッカセイを収穫した [日常]

朝からよい天気。夏野菜の後片付けとラッカセイの収穫作業。ついでにキャベツやブロッコリーについた芋虫たちの除去作業。キャベツやブロッコリーの葉は穴だらけだけど、一緒に植わっているサラダ菜はまったく芋虫はいない。ニンジンを食べているキアゲハは放置してあるけど、キャベツやブロッコリーは植えたばかりで、ダメージが大きいので、仕方がない。モンシロチョウだけかと思っていたら、ヨトウムシも混じっていた。

ついでに黄色くなってきたラッカセイの収穫作業。まだ地面にもぐっていない花もたくさんあるけど、これ以上、放置してもあまり変わらないだろうと判断して収穫。6株しかないけど、それなりに結実したようす。あまり手間はかからないから、来年はもう少し植えてもよいかも。収穫後のラッカセイを見ていると立派な根粒がついていたので、来年度の講義用に写真撮影。

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地面の中に残されたものを収穫して、そちらはすぐに圧力鍋で塩茹でにしてみた。タイで調査していた頃にはおやつ代わりによく食べていたけど、あれはもっと若い状態のラッカセイで作っていたらしい。

その後はJAのイベントに参加して、高校生の作ったジャムを購入したり、お昼ご飯を食べたり、仮面ライダーの屋外イベントを見学。最近の仮面ライダーはバイクに乗らないらしい。乳牛を見に行くとその隣で、うちの大学からもハルミチーズの試食コーナーを出展していた。去年もあったっけ?大学の試食カイで一度食べたけど、面白い触感のチーズだった。今日は家族に食べてもらって、アンケートに参加してもらう。

午後は月曜日が締め切りの書類仕事に取り組む。本当は林業試験場の自動撮影カメラを確認してきたいのだけど、明日も天気はもちそうなので、まずは締め切り仕事を先に片付ける。タイの研究者から、とあるシステムについての問い合わせ。わたしの知る限りは、そんな記録はなかったと思うので、関連文献一覧を送付して、ぜひ論文化するようにすすめる。多分、あのグループではないかな。

人間とアカネズミが持ち去った [日常]

台風前にイチョウとマムシグサの自動撮影カメラの様子を確認するために林業試験場へ出かける。台風の影響は明日以降になりそうだし、学生を連れてくるのは水曜日の予定なので、今日しか出かけるタイミングがなさそう。ただ、しばらく雨が降っていないので、キノコやヤマナメクジは期待できない。

マムシグサを確認中に林業試験場スタッフの方から声をかけられたので、簡単に調査目的を説明。ほとんど果実が減ることはないので、何をしているのか意味不明の調査に見えても不思議はない。しかも今年は道路沿いの個体くらいしか残っていないので、積雪前に食べられるのかも怪しい。果肉成分の季節変化など、鳥が食べなくても確実に得られるデータを組み合わせたテーマにしないと卒業研究には難しそう。ただ、この1週間でかなり熟した果実が増えて、全体的に赤くなってきた。来年はもう少し早い段階で、調査個体を確保しておこう。

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イチョウも落下種子が増えてきた。大学周辺の街路樹周辺はオレンジ色に染まりつつあるけど、林業試験場の個体は少しフェノロジーが遅い感じ。パターンは昨年までと同様で持ち去られる場所ではアカネズミやタヌキなどが訪問中。調査中看板を設置していないので、スギ林から離れた場所はヒトの持ち去りが多い。一昨年も気がついていなかっただけで、このくらいヒトに持ち去られていたのだろう。さて、今年の生態学会はサイチョウのネタではなく、こちらのイチョウで話すかな。

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午後は地元のお祭りに参加。神社の落ち葉ために大量にミミズがいるのを発見。これだけミミズの糞だらけの場所も久しぶりに見た。しっかり落ち葉を分解している様子。一度、写真を撮りにこよう。実家の庭のオモトはしっかり結実していたので、今年こそ、自動撮影カメラで果実消費者を記録したい。

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明日は台風の影響が出そうなので、自宅で仕事の予定。

角間のマムシグサも熟してきた [日常]

朝から角間の調査地へマムシグサの様子を見に出かける。雨が降ったので、ついでにヤマナメクジも探してみる。入り口のマムシグサは少しずつ熟してきた様子。自動撮影カメラを設置して、観察準備を整える。ただ、この場所は明るすぎるので、センサーが誤作動する可能性は高そう。昨年度もあまり食べられていた様子はなかったので、あまり期待はしていない。ただ、今年度は写真ではなく、動画撮影してみようか検討中。一瞬で食べるわけではないから、動画用のカメラでもどうにかなるのではないかな。

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色づき始めたマムシグサ

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キノコも出現中

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ヒヨドリが食事中だった

今日は食事中のヒヨドリを何度か見かけた。赤い果実を狙っている様子。この他には、ナナカマドやシロダモ、ガマズミが熟している。足元で急に動きがあったので、足を引っ込めるとヤマカガシだった。陽だまりで日光浴中だったらしい。ここの個体もあまり派手ではない。その後、ヤマナメクジを1匹発見。ただ、あまり大きくはない。いつものコースを一通り歩いて、キノコや結実状況などを観察していると足元で落ち葉の下にもぐりこむヒバカリを発見。驚いたのかしばらくじっとしていたので、写真撮影。

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小さいヤマナメクジ

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ヒバカリ

その後は林業試験場に出かけて、自動撮影カメラの確認。イチョウはほとんどがアカネズミに持ち去られていた。ただ、人の出入りが激しいところはほとんど人に持ち去られていた。写真撮影されていてもあまり気にしないらしい。フラッシュがたかれなければ、気がつかないか。

帰り道に道路の街路樹として植えられているマテバシイのドングリを拾い、子供のおもちゃにする。アベマキは継続的にシギゾウムシの幼虫が出現してきたけど、マテバシイはどうなるのだろうか。

ほんのりとドングリ臭がした [日常]

アベマキから毎日、シギゾウムシ系の幼虫がはい出してくる。タイ南部にいた頃に食べたヤシオオオサゾウムシとよく似ているので、昨夜、食べてみた。事前にネットで検索してみると、アベマキはともかくクリからでてくるクリシギゾウムシを食べたとの情報は見つかるので、食べても問題はなさそう。フライパンで乾煎りしようとすると嫁さんから新しいフライパンではなく、使い古したフライパンを使えと怒られる。新しいフライパンで乾煎りするとテフロンが痛むらしい。古いフライパンで6匹を乾煎りして、うっすらと色づいた時点で食べてみた。ほんのりとドングリ風味で、苦味などはしなかった。昨夜食べてから寝て、今朝になっても体調不良とかはないので、わたしには問題なさそう。ただ、ヤシオオオサゾウムシよりもずっと小さいので、食べ応えはない。

午前中は大学のお仕事に集中。月曜日の午後が締め切りなので、それまでに仕上げないといけないのだけど、まだ半分も終わっていない。今週は少し風邪気味だったこともあり、夜はまったく仕事せずにさっさと寝ていたので、その数時間分の遅れは週末に穴埋めするしかなさそう。半分くらいのめどがついた段階で、ふと、昨日の夜中にタイから自動撮影カメラデータの確認依頼のメールが来ていたことを思い出し、2001年の写真データをあわてて見直す。きちんと整理されているので、元写真を確認するのは簡単だったけど、ここにも同定ミスがありましたか。自動撮影カメラデータの写真は二人以上の専門家に見てもらうことが重要ですな。忘れないようにここにメモを残しておくとSuzuki et al. (2006) Natural History Bulletin of the Siam Society 54:177-194で1枚だけ撮影されたことになっていたLarge Spotted CivetはLarge Indian Civetの同定ミスでした。

夕方、別方面から異動の連絡を戴く。昨日とは違ってこちらは南下したらしい。新天地でもがんばってください。いろいろな分野の人が集まっていて楽しいそうだなあ。立教大学にいた頃にポスドクや院生たちで酒を飲みながら、夜中まであーだこーだと議論?していた頃がなつかしい。

The Ecology of Tropical East Asia 2nd Edition [本]

午前中は昨日の続きで林業試験場内の自動撮影カメラの設置作業。昨日はカメラの台数が足りなかったので、今日はしっかりと準備して持ち込む。近くの中学校の写生大会らしく、元気な声が響いていた。午前中は天気が持ちそうだし、ちょっと紅葉が進んできた頃で、それほど暑くはないし、写生にはよさそう。秋の山道を歩いているとズボンが種子でいっぱいになる。林業試験場内ではノブキも結実中。森の中を歩くとアカガエルがはねるのが目立つ。ハヤシウマらしきものも見かけた。林業試験場の枯葉だまりで以前、見かけた個体もハヤシウマだったのだろうか?

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色づいてきたマムシグサ

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今日は訪花昆虫もいた

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カキが入った糞。テンだろうか?

8月に参加した学会で、Corlettさんがもうすぐ出版されるからと宣伝していたEcology of Tropical East Asia 2nd Editionが届いた。
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表紙のテナガザルの写真が新しくなっていて、今回はアジルテナガザル。ざっとしか眺めていないど、写真がずいぶんと更新されており、種子散布関係はアイムサさんの写真が結構使われている。あと文献情報がかなり更新されている。日本人研究者の論文も丁寧に目を通していて、Iida et al. (2014) Ecology 95:353-363とか、Matsuda et al. (2013) Integrative Zoology 8:395-399とか、Yamasaki & Sakai (2013) Australian Journal of Botany 61:60-66とか引用されている。Ecological Researchの担当編集をしていたこともあるだろうけど、Ecological Researchの論文も数多く引用されている。わたしもTropical Conservation Scienceのニクズク科特殊号に出版された東南アジアのニクズク科の果実食と種子散布に関する総説も引用していただいた。ただ、本来は未発表データで持っているサイチョウ類の種子の体内滞留時間を引用したかったみたいなので、できるだけ早く論文化します。

とあるところから問い合わせメールが来たのだけど、すみません、いずれも私の専門外の生き物たちです。どうやって私にたどり着いたのか、ちょっと知りたくもあり、関連キーワード検索してみたけど、自分のサイトにはヒットしなかった。うーん、なぞだ。

新天地へ旅立った方からメールが届いた。さらに北上したらしい。

今週末は運動会などあるので、明日までに月曜日締め切りのお仕事を終わらせねば。