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すっかり食べられた [日常]

今日も晴れそうだったので、自宅からソリを持ってきて、林業試験場へ向かう。昨日、角間では食べつくされた果実もあったけど、全部のカメラを交換するつもりで持って行く。これが裏目に出て、かなり体力を消耗することになってしまった。まさか、すでにほとんど食べつくされていたとは…。

さすがに林業試験場周辺は大学よりはずいぶんと積雪量が多い。駐車場に車を置いて、スノーシューをはいて、カメラを詰め込んだリュックを2つもって、ソリを引いて移動。うーん、先週、雪が積もる前に一度、来ておくべきだった。さすがにカメラをこれだけ詰め込んで、そこそこの距離を移動するのは大変だ。普段、車を駐車しているポイントまで移動するだけで、かなり体力を消耗してしまう。不思議なことに、今朝は動物の足跡もほとんどない。

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こちらもカメラは雪から少しだけ出ている程度で、果実は完全に雪に埋まっていた。ただ、写真を撮っている余裕があったのは最初のうちだけ。カメラを確認するとほとんどが1月10日以前に果実が食べつくされてしまっていた。カメラを残しておいても仕方がないので、回収するのだけど、こんなにたくさんのカメラを持つつもりはなかったので、ザックに余裕がない。ただ、奥のカメラは交換する必要があるかもしれないと全部持って移動したので、大変だった。ソリももう少し大型のものがよかったみたい。小さすぎてカメラを満載したリュックが転がり落ちてしまった。

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結局、普段の3倍くらいの時間をかけてほとんどのカメラを回収することになってしまった。三脚を持ち帰る余裕はなかったので、三脚はそのままにしておく。雪解け後に残された果序の様子をしっかり確認しておこう。今日は学生と一緒に来るべきだったなあ。まあ、いいデータがとれたようでよかった。帰りに立ち寄ったクロサンショウウオが産卵する池ではまだ何も見られなかった。今日はまだスギ花粉は飛んでいなかった様子。

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雪が積もった [日常]

天気予報が的中して、昨夜から激しい雪。雪かきする必要がありそうだったので、1時間早く起床して、自宅周辺の雪かき作業に励む。ただ、道路は早朝に除雪車が一度通過したので、ずいぶんと少ない。とりあえず道路までの道を確保する。昨年は最初の雪かきで腰を痛めたので、慎重にと思ったら、サラサラのパウダースノー。これは軽い。スコップで吹き飛ばせるくらいなので、比較的楽に雪かきできた。ただ、スノーダンプでの作業はやりにくいし、水路に雪を落としにくい。1時間かけて、車の移動経路と歩くスペースを確保。さすがに汗だくになった。

職場に出かけてみたものの、普段使っている駐車場はまだ除雪が終わっていなかったので、別の場所に車を止めて、研究室へ。晴れ間が見えたので、ネットの天気予報を見ると2時間程度は雲の切れ間があるらしい。これは調査に出かけるしかない。角間のマムシグサに設置している自動撮影カメラの様子を見に行く。例年、雪が降るとその雪が解けた後に果実が食べられることが多い。さすがに明日以降はさらに雪が降り積もることはないだろうから、今日、カメラを交換しておけば、雪解け後の果実消費を撮影できる可能性が高い。

角間はさすがに駐車場がきれいに雪かきされていた。駐車場から最寄りの場所に設置してあるカメラも何を撮影しているのか不明な状態になっていた。ただ、スノーシューがあるとはいえ、雪道を歩くのはかなり大変。今日は調査に出かけるつもりではなかったので、荷物を運ぶソリも積んでこなかったけど、何とか歩ける。まったく期待していなかったカメラでしっかり果実消費の映像が撮影されていたのでちょっと驚く。へー、ビデオ撮影は初めて使ってみたけど、意外と使えそう。来年度の卒研テーマの一つに考えてみよう。

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山の中に設置した自動撮影カメラは埋もれるほどではなかったけど、いずれも雪をかぶっていた。ただ、まだ雪の下で果実は残っているようだったので、新しいカメラに交換して、雪解け後のチャンスを狙う。一番奥のカメラの交換を終えて戻ってくると、前方から人の気配。カメラを持った老夫婦だった。こんな日に雪山を登ってくるとは、よっぽど撮影したいものがあったのだろうか。カメラの話を聞かれたので、一通り説明しておく。前にカメラを覗き込んだことがあるらしい。まあ、一枚くらいなら撮影されていても問題ない。

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その後、別の道から2つのカメラを確認。お、こちらは既に食べつくされている。えーと1月10日前後に急速に食べられているな。前回カメラを交換したのは1月5日だから、そのあとにすぐ食べつくされたのか。雨の中、カメラを交換しておいてよかった。ただ、一台、センサーのスイッチを入れ忘れており、データを取り逃してしまった可能性が高い。少し離れた場所の果実がほぼなくなっているので、こちらも食べられてしまった可能性が高いだろう。

明日、晴れるようなら、林業試験場のカメラを交換してきたいな。

ミカンを食べたのはハクビシン [日常]

今年の冬も実家の庭のオモトが赤く熟しているので、自動撮影カメラを設置してみた。年末はまったく食べられる気配がなかったけど、ようやく食べられはじめた。キジバトやシロハラは周辺をウロウロしていたけど、結局、食べたのはヒヨドリだった。去年と同じパターンになりそう。ただ、オモトはさすがにヒヨドリでも大きすぎる果実がある様子。

庭のミカンの根元に設置したカメラには想定外の動物が撮影されていて、ちとびっくり。なんとハクビシンがミカンを食べに来ていた。ヒヨドリがミカンを食べに来ているのはよく見かけていたのだけど、ここ最近、急速になくなったと思ったら、ハクビシンの仕業でしたか。一度だけではなく、何回か夜中に来ているらしい。どこか空き家をねぐらにしているのか、近くの神社とかだろうか?

6th International Hornbill Conference特集号 [研究]

2013年4月にマニラで開催された6th International Hornbill Conferenceでの発表を主体とした特集号がMalayan Nature Journalに掲載されました。

リンクはこちら
http://www.mnj.my/index.php/mnj/issue/view/29

PDFが公開されているので、ダウンロードしておく。結構、貴重な情報とか載っているので、ポスドク時代の仕事を論文化する際には、引用するべき論文がちらほらある。これまで、参加した際には必ず投稿してきたのだけど、今回は忙しすぎて発表原稿を投稿論文にまでまとめる時間がなかった。でも、無理矢理でも参加して、投稿してしまうべきだったかもなあ。

An assessment on artificial nest construction for hornbills in Budo-Sungai Padi National Park, Thailand
Chakorn Pasuwan, Sura Pattanakiat, Charlie Navanugraha, Vijak Chimchome, Sittichai Madsri, Phuvanart Rattanarungsikul, Preeda Thiensongrusamee, Teerasak Boonsriroj, Pilai Poonswad

Artificial incubation and hand rearing of Great Pied Hornbill Buceros bicornis following cannibalism of chicks by parents
Elden Venus Gabayoyo, Minerva Bongco-Nuqui, Ritchielle Tamayo Avila

Aspects of breeding biology and conservation of the Palawan Hornbill Anthracoceros marcheiin the Palawan Faunal Region, Philippines
Peter Widmann, Indira L Widmann, Michael F Plazos, Rene Antonio

Conserving the globally threatened Plain-pouched Hornbills in the Belum-Temengor Forest Complex, Peninsular Malaysia
Chin Aik Yeap, Teresa Ong, Kim Chye Lim, Ravinder Kaur, Diya Rashida

Distribution and status of Rufous-necked Hornbill Aceros nipalensisin Myanmar
Zhaw Naing Thet

Ground-hornbills in American zoos: a case study of the challenges to ex situpopulation sustainability for conservation
Roger G Sweeney

Observations on the breeding biology of Wrinkled Hornbill Aceros corrugatus Temminck, 1832 in Bala forest, Narathiwat, Thailand
Sunate Karapan, Likhit Waiprom, Songwit Desrirai, Ariya Dejtaradol, Vijak Chimchome

Philippine hornbills’ conservation status: problems and prospects
Juan Carlos T Gonzalez, William LR Oliver

Protecting a hornbill haven: a community-based conservation initiative in Arunachal Pradesh, northeast India
Amruta Rane, Aparajita Datta

Sarawak hornbill conservation initiatives – engaging the society
Oswald Braken Tisen, Lee Kheng Sim, Francis Gombek

Studies on the status, distribution, habitat ecology and strategic planning for conservation of Malabar Pied Hornbill Anthrococeros coronatus Central India
Gajanan A Wagh, Jayant Wadatkar, Raju M Kasambe

The breeding biology of the Great Hornbill Buceros bicornis, Rhinoceros Hornbill Buceros rhinocerosand Helmeted Hornbill Rhinoplax vigil in the Temengor Forest Reserve, Perak, Malaysia
Ravinder Kaur, Sanjitpaal Singh, Abdul Hamid Ahmad

Trade of ‘captive-bred’ birds from the Solomon Islands: a closer look at the global trade in hornbills
Vincent Nijman, Chris R Shepherd

早春のような元旦 [日常]

大晦日は雨だったので、初詣は翌朝にする。今朝は曇っていたけど、寒くはない。去年が雪かきから始まったことを思えば、なんとも楽な正月。のんびりと7時半ごろに起床して、実家に移動して、初詣に出かける。と、自宅を出たところで電線にツグミが止まっているのを発見。下からの撮影だけど、とりあえず太陽を浴びて膨らんでいるツグミの写真を撮影。

その後、実家近くの神社で初詣。たぶん、朝から起きているような家庭では、朝食を食べているような時間帯なのか、晴れているにもかかわらず境内はガラガラ。この時間に初詣というのも悪くないかも。お賽銭を入れて、おみくじをひいて、破魔矢とお札とお守りを買って帰宅。たまたま来ていた近所の家族にもご挨拶。

その後は実業団駅伝を見ながら、おせち料理をいただく。今年はちょっと期待したんだけど、前半でいまいちだった流れがそのまま出た感じ。途中、晴れ間がのぞいてきたので、カメラを持って実家周辺を散歩しながら、周辺の鳥を撮影する。ヒヨドリを狙って、鳴き声のする方向へ歩いたり、みかんが残っている場所を巡ったりして、ようやくまともな写真を撮ることができた。スライドで見せる分には十分だろう。意外と近寄らせてくれない。オナガがギャーギャー騒ぎながら通過したので、数枚撮影することができた。その後も2時間おきに周辺ウロウロして、一通り、この辺にいる鳥で見かけるようなものは一通り撮影することができた。あとはトビとか、アオサギとかの写真が欲しいな。結局、海外調査の時と違って、国内で調査しているときにはカメラをぶら下げていないから、撮影できていないんだな。

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明日は研究室へ出かけて、ヤマナメクジの世話と卒論対応。