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雪山を歩いた [日常]

大学の講義は今日で最後。来週からは冬休みになるので、その前に研究室の3年生を連れて、林業試験場に設置中の自動撮影カメラの確認作業。雪山用にスノーシューも人数分購入したので、それを使ってみたかったこともある。大学の周辺はここ数日の雨ですっかり雪がなくなっていたけど、林業試験場に近づくにつれて路肩の雪が増えてくる。普段は調査地のすぐ近くまで車で登っているけど、さすがに雪かきしていないので、駐車場から学生たちと一緒に歩く。

濡れた重たい雪でスノーシューをつけても歩きにくい。ただ、深いところは30cmほど残っているので、長靴だとちょっとしんどい。最初のカメラのところは雪山ウオーキングを楽しんでいる人たちが多数撮影されていた。バードウオッチングと思われる方とすれ違ったけど、朝早くから観察にきているのだなあ。確かに雪が降ると普段、なかなか見かけない鳥がウロウロしていたりする。今日は小川沿いでカワガラスがよく目立った。

先々週、カメラの電池だけ交換したときには新雪の後で、動物たちの足跡がくっきり残っていたけど、今日はあまりはっきりとは残っていなかった。ただ、カモシカの足跡やイノシシのラッセル跡と思われるものは3年生も見ることができたし、テンの糞も落ちていたので、いろいろと動物たちが雪山を利用していることは観察できただろう。ただ、もう少し積雪が増えると、標高が高いところのカメラは設置位置を高くしないと埋もれてしまいそう。ただ、積雪時でも意外とセンサーの誤作動は少ない様子だったので、この冬はできるだけ自動撮影調査を継続してみたい。通常の倍以上の時間をかけてカメラの交換作業を終了。来月も良い天気の日に調査できるといいけどなあ。

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先日、バードリサーチ誌に掲載されたヒメアオキの論文が紹介されていたのでメモ。雑誌サイトでこのような形で紹介していただけるのはうれしい。
https://db3.bird-research.jp/news/201712-no1/

これまでの卒業研究はほとんど石川県立自然史資料館の研究報告に投稿していたけど、何か鳥に絡む卒研ネタがあれば、またバードリサーチに投稿してみようと思います。

昨日で11月中に引き受けた査読をようやく片づけたと思ったら、査読レポートを返却したばかりの雑誌から別の論文の査読依頼。このネタの査読依頼なら仕方がないので、ポチッと引き受ける。来年までに持ち越したくないので、今年中に仕上げたい。

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