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能登半島調査二日目 [研究]

比較的涼しい朝。晴れ間が見えたので、宿の目の前の港の周辺を散策。船をとめてある場所の植生を確認したけど、オニハマダイコンは見つからず。まあ、その他の植物も少ないので、安定的な環境ではないのかも。わたしと同じ駐車場にとまっていたバスは大学の近所の会社のものだった。遠く北海道から大学のゼミグループらしい。隣は福井県からの団体バスだった。能登半島の先端まできて雨では運が悪いなあ。

朝食を食べて、早めに宿をでて、昨日の調査地に向かう。雨が降っていないとサクサクと作業が進む。カメムシ多いなあ。この辺にもしっかりオニハマダイコンは分布しているので、能登半島も砂浜があるところにはほぼ全域で見られそう。道路際の案山子たちの写真を撮って、一旦、宿の方に戻り、今度は能登町方面の海浜を目指す。先月、家族旅行で来た際に下見してあるので、ほとんどないことは確認済みだけど、一応、再調査に出かける。

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今日は何度もエリザハンミョウが交尾しているのを見かけた。ハラビロハンミョウも交尾中のペアを一回見かけた。交尾しているペアは動きがのろいので、目につきやすいんですな。一応、写真記録を残しておく。天気がいまいちなので、訪問先の海岸ではほとんど観光客を見かけなかった。能登半島の東側を海沿いに南下して、数少ない海浜をまわっていく。時々、オニハマダイコンが分布していない海岸もあるけど、これは海流の影響で種子が散布されていないのだろうか?過去の情報がないのでよく分からないのがもったいないけど、今年の情報は今後活用できるのかもしれない。

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昼食は七尾湾のカキをいただいたのだけど、この時食べたカキフライがいまいちだったのだろうか、帰ってからおなかの調子がいまいちだった。夕方前には研究室に戻り、二日間の調査は終了。あとは能登島の海岸だな。
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能登半島調査初日 [研究]

日曜日のグラウンドの溝さらい作業での筋肉痛が残っており、全身がだるい。昨日の夜からはずいぶんと回復した気はするけど、まだまだ疲れが残っている感じがする。7時15分に出発して、7時半に研究室に到着。荷物を詰め込んで、学生とともに琴ヶ浜を目指す。今日は珠洲半島の先端まで出かけるつもりだけど、残念ながら雨予報。これから1時間ほどは雲の隙間のようなので、その間にできるだけ移動する。

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結局、10時ごろから琴ヶ浜で海浜植物の観察。さすがにこの天気なので、海水浴客は誰もいない。砂浜の面積が小さいので、海浜植物は多くはないけど、かなりの大型個体も見られた。小雨になったすきにさっと調査区を設定して、必要な情報を確保。ついでに水が流れ込むところを除いて、アカテガニが健在なことを確認。そのまま能登半島の西側の海岸線の海浜植生が残っているような場所を一つずつ見ていく。その間もずっと雨雲は広がっており、雨が降ったりやんだりで、傘を差しながらの調査は難しい。今まではほとんど暑すぎる天気ばかりだったので、雨の日は暑くはないけど、作業はやりにくい。

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その後は輪島方面に北上して、衛星画像上から植生があるところで停車して、植物を確認する作業。ただ、雨が多くてなかなかしっかりと調査はできないので、早めに今夜の宿に移動。予定していた調査地は訪問できたけど、雨でデータをとれていないところは、明日、再訪することにする。今夜は能登半島の先端近くの宿。せっかくなので近くの灯台とか見に行きたいところだけど、雨が続いているので、宿で今日のデータのとりまとめ。

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サラワク二次林調査6日目 [研究]

今朝も大音量の目覚ましで起床。すぐに起きて、荷物の最終確認をする。不必要なものは捨てるとかして、できるだけ軽くする。南京錠とか錆びてしまったものは捨てることにして、金属ワイヤーなども処分する。次回はカメラの回収に来ることができるとしても2月の調査なので、調査服などはおいていかないことにする。次はランチョンに宿泊するだろうから、コインランドリーで対応できるので調査用の服は2組あれば十分だろう。温かいお茶をいただき、予定より早い6時12分にI家を出発。

1時間ほどでSerianに到着。ただ、今日はイスラム教関係の祝日なので、ほとんどの店が閉まっていた中、開いていたいつもの中華料理屋で朝ごはん。コロミーとTCスペシャルをいただく。その後、クチンの近くでガソリンを入れて、予定通り8時半にユニマスに到着。朝からゴルフに励んでいる人達もいるなあ。調査用具を預けたり、簡単に今日のイベントの話を聞いたりして、9時10分に大学を出発。体調不良の学生を病院に連れていき、私達はクチン湿地国立公園に向けて移動。5月に来たときに視察に出かけたマングローブの植林地を見るらしい。

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10時半頃に目的地に到着して、こちらのマングローブ林の植林プロジェクトを手動している森林局の方にご挨拶して、概要を学生たちからプレゼンしてもらう。とある理由で滞在中のロシアの植物研究者たちグループとも合流して、話を聞く。川の流れを変えるために川底を掘って、その泥をためた場所をどうにか植林したいらしい。その後、豪華な昼食をいただき、船で現地視察に出かける。5月に見たときよりマングローブの葉が黄色く変色しているものが多い気がする。ボートに乗って30分ほど移動して、植林地に上陸する。こりゃ、荒れ地ですな。30分ほどウロウロして、植林したけど定着しなかった場所などを見て回る。単純に水がたりていない様子。別の場所からボートに再び乗り込み、今度は別の方向からステーションに戻る。

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わたしはすぐに水浴びして、荷物を詰め直して、空港に移動する準備。20分ほどでいろいろな準備を終えて、空港まで送ってもらう。40分ほどで到着し、更に調査を続けるグループとはお別れ。フライトまで時間があるので、さっさとチェックインしてからは、ラウンジでのんびりとメールの確認と今回の調査記録を残す作業。明日は台風の接近にともない交通に影響が出そうだけど、早朝に到着するので、どうにか間に合うだろう。自宅や研究室へのお土産にコーヒーとドリアンキャンディーを購入。予定よりも早く離陸して、20時05分にKLに到着。着陸前に雷雲を抜けた際には結構揺れた。KLでもラウンジで調査記録の続きをかきあげてしまう。ほぼ時間どおりにゲートがオープンして、その後は機内に移動して、帰国の途につく。
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サラワク二次林調査5日目 [研究]

昨夜の雨で湿度が高まったのか、マレーシアの気候に慣れてきたのか、水分を取りすぎたのか、汗が少し多かった。今朝はミーゴレンの朝食で、のんびりとスタート。ヘイズの影響か、雲が多いのか、日差しが強くないのでありがたい。調査地までの移動時間がほとんどかからないけど、宿泊先周辺の二次林やアブラヤシ農園を歩くので、あまり楽しくはない。

まずは宿泊先の裏山に設置してある自動撮影カメラの確認。こちらは幹線道路からも近いので、前回はほとんど動物が撮影されていなかった場所。で、最初のカメラでいきなりSDカードがフルになっており、嫌な予感。別のカメラに差し替えて中身を確認すると前回の設置時から2日間で撮影が終了していた。どうも動作不良で撮影し続けてしまったらしい。最初のカメラからこんな不具合だとへこむなあ。次回の調査では少しでもデータが取れることを期待しつつ、カメラを交換。ついでに針金ワイヤーの固定具を交換しておく。もう一つの場所は両方とも問題なく動作していたけど、前回撮影されていたホエジカなどは記録されていなかった。燃やしている影響がでていると8月にあまり大型動物などは期待できないだろう。

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次はアブラヤシ農園を抜ける調査区。こちらはまだ焼きたてで、自動撮影カメラを設置している場所のすぐ隣まで燃え尽きていて、まだ、煙がくすぶっていた。こちらも大型動物は撮影されておらず、リスやツパイが多いけど、メガネザルも撮影されていた。林床の近くまで下りてくることもあるらしい。ただ、モノクロ映像だと種同定できるかな?

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最後は動物相が一番豊富だといわれていた幹線道路を挟んだインドネシア側の国境につながる二次林。こちらは前回、動作不良があった場所のカメラがきちんど動作していた点はよかった。ただ、一番奥の調査地のカメラがなぜか動画ではなく、静止画撮影に切り替わっていた。誰かに遊ばれたわけではないので、ハントゥか?ただ、こちらはブタオザルの群れが通過するところやヒゲイノシシの親子など、ほかの場所ではほとんど撮影できていない動物も記録されていた。インドネシア側から流入しているのかなあ?予定通り3時間ほどで自動撮影カメラの交換は終了。いくつかモニターに画面が写らなくなっていたので、あとで確認が必要。

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調査地に帰ると別動隊の学生が忘れ物を取りに来ていたので、一緒に裏山の調査地に戻る。GPSよりもまずは調査地を歩くときに後ろを振り返って確認するとかはしておいたほうが良いかな。ちょっと回り道をしたけど、無事に調査プロットに到着。こちらは数年前に設置したけど、植物標本の採集が終わっていなかったらしい。古いナンバーテープを確認しながら、必要な標本を採集する。昼食までに2つの調査地を終わらせて、必要最低限のデータは確認できたようす。帰り道に甘いにおいがしたところではShoreaの花が落ちていた。ここ2週間ほどの乾燥がトリガーになるのか?

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宿泊先に戻って昼食。わたしは自動撮影カメラの整理をするつもりなので、野外調査はこれで終了。昼食後に休んでいる間に雨が降りだして、あっという間に大雨になる。別動隊も調査は取りやめになる。まあ、昼食後、すぐに出かけていたとしても終わっていなかっただろう。その後は撤収準備で荷物を片付ける作業。雨が降ると少し気温が下がるけど、湿度がぐっと上がるので、蒸し暑い感じがする。わたしは午前中に回収してきたカメラのデータをコピーしながら、珍しいものを現地スタッフと一緒に見ていく。なんとか卒業研究をまとめることはできそうなくらいのデータ。

明日は早朝に出発なので、荷造りを終えてから就寝。
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サラワク二次林調査4日目 [研究]

昨夜は少し蒸し暑く感じたけど、眠れないほどではなかった。今朝も朝食を作るスタッフが起きる大音量の目覚ましでとりあえず目が覚めた。まあ、近所で飼われているニワトリの鳴き声も聞こえてくるので、比較的早くから目が覚めてはいるんだけど。ただ、テナガザルやサイチョウの鳴き声は全く聞こえないので、周辺にはもういないんだろう。ナシゴレンの朝食を済ませて、荷物を積んで昨日と同じ調査地に向かう。自動撮影カメラを10台持っていくので、ちょっと荷物が重いけど仕方がない。

昨日と同じようなタイムスケジュールで動いていたけど、調査地まで半分くらいの距離に来た時に前の車が止まる。肝心の標本採集用の20mのカマを宿泊先に忘れてきたらしい。わたし以外のメンバーは標本採集が主な仕事なので、カマがないと話にならない。1台の車はカマを取りに戻ってもらい、残りのメンバーは調査地に向かって、候補地の下見をしておくことになる。まあ、わたしも時々荷物を忘れて調査に出かけてしまったこともあるので、今回の失敗を糧にしてもらいたいところ。

わたしも一緒に調査に出かける予定だったスタッフがカマを取りに戻ってしまったので、最初はみなさんの調査のお手伝いに専念する。現地スタッフと合流して、適当な林齢の候補地を案内してもらう。昨日、再調査した場所の近くなどを確認して、調査地を決定する。途中、大型の左巻きのカタツムリを見かけた。大きいなあ。この調査で使っている距離計は便利そうなので、写真を撮っておく。来年度の調査用にいくつか購入しておこうかなあ。調査の途中でカマを取りに戻っていたスタッフがステーションに到着した様子。二つ目の調査区の設定に向かうメンバーと別れて、わたしは自動撮影カメラの交換に出かける。

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ここでは3か所に3台ずつのカメラを設定していて、5月に交換したときには1か所1時間くらいかかっていた。ステーションから近いところから順番にでかける。最初の場所は比較的、大きな二次林。前回と同様にツパイやリスが多いようだったけど、ヤマアラシやブタオザルなども撮影されていた。今までは金属ワイヤーと南京錠で固定していたのだけど、南京錠がさびてしまうので、金属ワイヤーと留め具に交換しておく。あと半年後に回収する予定なので、それまでは錆びずにもってくれるだろう。

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こちらもほとんど雨が降っていないのか、林内が乾燥していて、歩くとぱりぱりと音がする。2か所目は途中に小川があって、そこを利用する動物を狙うつもりだったのだけど、完全に水がなくなっていた。こちらのカメラを交換した時点で、昼食を食べにステーションに戻る。みなさんも先に昼食を済ませており、次の調査区に向かうときに一緒にでかける。最後の調査区はカメラのセンサーかバッテリーが異常で、設置後の2日間ですべて記録が終了していた。3か月分のデータがないのは痛いけど、当初は盗難も想定していたので、残りのカメラでしっかりデータがとれていたのでよしとしておく。二次林で狩猟なども行われている場所だけど、ベンガルヤマネコはまだいる様子。カメラの交換を終えてからは調査区の設定のお手伝いに向かう。つい最近、植林したばかりのところもあり、ドリアンとか植えられていた。しばらく雨が降っていないようだけど、うまく定着するだろうか。

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体調不良気味の学生を連れて宿泊先に帰るグループとは別れて、私たちはセリアンに移動して、コインランドリーで洗濯と乾燥。待ち時間が長いので、軽くドライバクテーとお茶をいただく。洗濯後は乾燥機にほうりこんで、できるだけ乾かす。その間の空き時間にコインランドリーの前でひたすら標本作成していたので、ずいぶんとおかしな人たちに見えたに違いない。セリアンの街はコンパクトにまとまっているので、なかなか便利。乾燥は1回では不十分だったので、もう一度回したので結構な時間になってしまった。ただ、乾燥時に洗濯袋の中身をそのままにしてあったので、わたしの衣類だけ湿ったままだった。まあ、干しとけば乾くだろう。

20時半を過ぎたころに宿泊先に戻り、遅い夕食。こっちはつい先ほどまで水道は止まっていて、電気も止まっていて、雨が降っていたらしい。復活した水道で水浴びをして、明日のカメラの準備のために必要なデータをコピーしてから眠る。明日は宿泊先の周辺の二次林での調査なので、移動にかかっていた往復3時間を有効に使うことができる。
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サラワク二次林調査3日目 [研究]

5時半ごろに誰かの大音量の目覚ましで目が覚める。思っていたほどは蒸し暑くなかったけど、ちょっと汗をかいた。6時30分に起床して、6時45分にはミーゴレンの朝食を済ませた。予定よりも少し早い7時20分にGAに向けて出発。日曜日の朝早い時間帯だけあって、車は多くはない。8時にはGAに向かう道路を曲がり、8時30分にはアブラヤシのチェーンの2か所目を通過。混んでいなければ、I家からでも1時間20分ほどでGAのステーションに到着。ただ、ランチョンに宿泊していたほうが楽ではあるけどね。

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今日はまず新しい調査候補地を見てまわり、候補地の中から1つを選択して、20m方形区の毎木調査。この調査区で最も大きかった個体はダティスカ科Octomeles sumatrana。今まできちんと見たことあったかな?てっきりトウダイグサ科のEndospermumかと思っていた。ちょうど開花が終わったくらいで、たくさんの花序が落ちていた。午前中は子のプロットの設定で調査を終了。Octomelesの成長錐を抜いたら、大量の水が出てきたのには驚いた。こんなにたくさん出ることもあるんですな。

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昼食のためにいったんGAのステーションまで戻り、1時間ほどのんびりと過ごす。さすがに暑い時間帯なので、なかなか午後の調査を開始する気にならない。13時半から2月の調査で新しく設定した調査区の毎木調査。すでにナンバーをつけてあるので、1時間ほどで終了。かなり乾燥していると思ったけど、まだ枯死する個体が出るほどではなさそう。15時に帰路に付き、途中、バライリンギで冷たいジュースを購入して、疲れをいやしてから、I家に到着したのは16時半ごろ。ただ、水道が止まっているらしく、すぐに水浴びできない状態。こりゃ、今夜は洗濯するのは難しそう。電気は問題ないので、明日、使う自動撮影カメラの充電だけ終わらせておく。

18時50分に夕食。ドリアンの炒め物がおいしかった。明日は別行動で、わたしは自動撮影カメラの交換作業。水道は復旧しないので、ためてあった雨水タンクの近くで水浴びする。まあ、これでも十分気持ち良い。
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サラワク二次林調査2日目 [研究]

6時半に起床して、メールチェック。午後からはネットが使えない可能性が高いけど、週末をはさむし、22日はクチンに戻ってくるのでどうにかなるだろう。7時に朝食を食べに出かけて、食べすぎないように注意する。そういえば、空調が効きすぎている場所があるんだった。その後は部屋で荷造りを済ませて、調査準備を整える。

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9時半前に部屋をチェックアウトして、同じホテルに泊まった共同研究者とともに空港までタクシーへ移動して、10時に到着する高知大学のグループ(Iさんと学生2名)と合流。空港からはレンタカーでUNIMASに向かう。予定通り11時少し前に到着して、こちらの共同研究者にご挨拶と保管してもらっている調査用具の受け取りをしてから、調査地へ向けて移動。先に大学近くで昼食をとり、ラクサを食べてから、Serianに向かう。今回のレンタカーも広々としているので、過ごしやすい。13時前にSerianに到着して、食料品などを買い込んでから、今回の宿泊先であるI家へ移動。

15時前にI家に到着したけど、途中の道路工事はさらに進んでいて、真っ白なケランガス土壌やオレンジ色の土壌などが露出していて、非常にわかりやすかった。息子夫婦たちが遊びに来ているそうで今夜は大人数で雑魚寝で宿泊することになりそう。簡単に明日からの調査予定の打ち合わせを終えると、UNIMASの共同研究者はクチンへ戻っていった。

デポしてあった調査用具を確認して、まずは自動撮影カメラ用のエネループを充電しなおす。新しく追加したカメラにナンバーを振りなおしたり、中身を確認しておく。メールは通じないかと思っていたけど、少し道路側にでるとアクセスできるときもある。19時半に夕食をいただき、その後、水浴びをしてからは外でのんびりと過ごす。日本の酷暑に体が慣れていたせいか、あまり暑く感じない。キョンシー関係のテレビ番組をみんなで見ている。

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21時過ぎに就寝。思っていたほど暑くはなさそうなので、なんとか眠れそう。
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サラワク二次林調査初日 [研究]

朝はすっかり良い天気。朝食を早めに済ませて、さっさとチェックアウトして空港に向かう。Wifiを受け取って、その後は荷物を預けて身軽になる。さすがに3時間前なのでガラガラ。スーツケースは傷があることを事前確認された。仕方があるまい。そのまま出国審査を済ませて、ゲート前のラウンジでのんびりと査読して過ごす。

クアラルンプールへのフライト内では、機内映画を見ながら過ごす。Ready Player One、Ramphage、リングサイド・ストーリーなど。久しぶりにかなり揺れたフライトだった。結構、高度が下がった時もあった様子。予定よりも1時間も早く到着したので、KLでの乗り換えは十分に時間に余裕があった。待ち時間に急ぎのメールにだけ返信して、残りはクチンのホテルについてからにする。なかなか乗継便が到着しなかったけど、10分遅れで離陸して、クチンへ向かう。こちらの機内ではトゥームレイダー ファースト・ミッションを見て過ごす。

暑さに慣れてしまったのか、クチンに降り立っても暑さを感じない。荷物を受け取って、銀行がまだ空いていたので、両替して今回の滞在費用を確保。これでリンギットは十分だろう。タクシーでホテルまで移動して、部屋にチェックイン。17階で明日の朝の眺めは良さそう。今年は3回目のクチンになったけど、今回は変換プラグを忘れてきたのが失敗。Wifiセットの中の変換プラグを初めて有効活用した。まあ、明日はユニマスに残してある荷物を回収するので、その中の変圧器を使えるので問題ない。

明日は空港で他のメンバーと合流して、その後はユニマスで打ち合わせをしてから、調査地に移動する予定。明日以降はネットにつなげるかちょっと怪しい。
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サラワク二次林調査への移動日 [研究]

今日は天気が崩れて、大雨の予報。午前中は研究室で天気を気にしながら、調査用具を準備する。前期試験の成績も仮登録するまではしておく。帰国後に最終確認してから本登録しておこう。まだ試験のまとめプリントを作成していないので、成績を見ながら、少しだけコメントをつける。今年は講義後にコメントペーパーのようなものがあった方がよいとの意見が複数の学生から来ていたので、来年はちょっと考えてみるか。

帰宅前にヤマナメクジたちに餌をやろうとすると、先日、角間で捕まえてきた2個体が交尾中だった。今までずっと一緒に飼育していた時には全く反応していなかったのに今日、交尾ですか。2個体とも無事に交尾を終えることを祈りつつ、調査に出かけるしかない。

小雨になった時間帯を選んで自宅に戻り、スーツケースに荷物を積める。このスーツケースもそろそろ新しいものに買い替えたほうがよさそう。いろいろとガタがきているので、帰国したときに忘れずに新しいものを買いに出かけよう。ただ、大雨の影響で特急の運行状況がどんどん悪化し、運転見込みがなさそうな雰囲気。1時間前まで待ったけど、動く見込みはなさそうなので、電車での移動はあきらめる。東京周りで関西空港まで移動するのはさすがにしんどいので、米原まで車で送ってもらうことにする。電車が動かなくて、米原まで車で移動するのはこれで2回目。

乗る予定だった電車よりも少し早い時間帯に自宅を出発して、高速道路で米原を目指す。雨が降っていなければ、2時間ほどで着くけど、途中、大雨で速度制限があったりしたので、米原まで2時間半以上かかって到着。さすがにこれだけの大雨の中、高速道路を走ったのは初めての経験。

途中のSAやPAはいっぱいのところが多く、大雨で外に出る気にならなかったので、結局、杉津まで休憩できず。おやつを食べて、空腹を満たしてから米原を目指す。米原に近くなってからは小雨になり、ほとんど気にならないくらいだった。米原駅に到着して、関空までの切符を購入。当初の予定の電車よりも30分遅れくらいで到着できそう。新大阪で1本早いはるかに乗れそうだったけど、先に晩御飯を済ませることにして、予定の電車で移動。9時に関空に到着したので、さっさとホテルで休む。結局、特急は運休したらしいので、車で移動する決断をしておいてよかった。

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