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サイチョウ講演会二日目 [日常]

今日はお昼過ぎまでに京都市動物園に移動すればよいので、のんびりと起床して、朝食をいただく。晴れているけど、風が冷たい。ホテルを10時過ぎにチェックアウトして、地下鉄とJRで京都へ移動。急ぎではないし、混んでいる新快速に乗るのは嫌だったので、快速で移動。淀川の河川敷にはセンダンの果実がぶら下がっていて、複数のヒヨドリが食べに来ていた。ほんとにこんなもの食べているんだ。かなり大きいだろうに。

今夜は京都タワーに宿泊するので、とりあえず荷物を預かってもらうために行ってみると、運よくチェックインすることができた。あとは地下鉄で移動するだけなので、忘れ物をチェックして、動物園へ移動。東西線の東山と蹴上とどちらにしようか迷ったけど、蹴上で降りて、東側から入園して、園内を少しふらふらして、新しくなったところなどをざっと見る。エミューとタンチョウがいたあたりが、あまりまとまりがない感じだけど、大型鳥類でまとめたのか?

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前回動物園に来たのは、2008年5月に友人の結婚式に参加するために京都に来た時に家族で訪問していたらしい。それから10年以上、経過しているので、ずいぶん変わっていても不思議はない。会場で主催者の皆さんにご挨拶して、準備を進める。一般向けの講演会のはずなんだけど、一部、専門家もいるなかでの講演。今日は動物園での開催ということもあり、スライドは一部、動物園と関係のあるものに入れ替えて話題提供。少し早口になってしまったのが反省だけど、ほぼ時間通りに終了。その後、昨日と同じような報告があり、最後に動物園のWさん、さらには参加者のYさんからもコメント。Yさんは「飛行機」ではなく「掘っ立て小屋」で生態系の安定性を説明している様子。なるほど。会場で著書も販売していただき、持ってきた分はほとんどさばけた様子で何より。お買い上げありがとうございました。二日間、これまであまり接点のなかった方々にサイチョウの話をすることができてよかった。卒論前で日程的に厳しいところもあったけど、講演者として声をかけていただき、ありがとうございました。

講演会後、休みの日にも関わらず来ていただいたNさんに園内をぐるっと案内していただく。園内をうろうろしていると忘れていた学生時代の記憶がよみがえるなあ。園内の水路でスッポンのちびっ子とか見つけたのとか懐かしい。現在も飼育されている動物で、わたしが知っていそうなのはオウムたちとライオンのナイルくらいらしい。あ、あと美都。フラミンゴも長生きらしいけど、さすがに彼らは個体識別できていないなあ。閉演時間も迫っていたので、まずはリニューアルしたおとぎの国を訪問して、オオバタンとキバタンにご挨拶。20年たっているとは思えないくらい、二羽とも見た目は変わらないなあ。おーちゃんはおーじろうという名前になっていた。二羽とも年を取ったせいかわからないけど、ずいぶんと性格もマイルドになった様子。わたしのことがわかっているのかどうかわからないけど、お元気そうで何より。動物園内でサイエンスカフェとかも開催されているとのこと。

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動物園ボランティアーズにいたころのキーパーさんや獣医さんが管理職になるくらい年月が経っているということをジワジワ感じた一日でした。まあ、わたしが学部生の頃に入り浸っていたのだから、20年以上前だものなあ。みなさん、お元気そうで何よりでした。

明日は生態学会の事務局で、理事会の事前打ち合わせと大会関連グッズの整理。いらんものは捨てましょう。ストップウオッチの電池交換という大事な仕事も待っている。
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サイチョウ講演会初日 [日常]

昨夜から雪が降りだして、少し心配だったけど、大した雪ではなかった。玄関先だけ簡単に雪かき。朝食後は部屋を掃除して、出かける準備。夕方から大阪でボルネオ保全トラストジャパンのサイチョウ保全プロジェクト報告会で話題提供なので、ノートPC、USBにデータを保存。念のためにクラウド上にも保存しておく。依頼時に大雪で電車が動かなくなることが心配だったけど、どうにかなりそう。ただ、1時間前に到着予定の電車だとちょっと心配だったので、3時間前に到着する予定の電車に変更して移動。

最寄り駅で電車に乗るときは吹雪だった。移動中はおとなしく急ぎの査読原稿に目を通す。調査努力量が異なる調査地の捕獲データなのにプールした解析結果だけ見せられてもなんともなあ。途中、京都が近づいてくると天候が一気に回復してきて、大阪に着くころには良い天気だった。風が強くて、かなり寒く感じた。後続の電車は強風で少し遅れたりしていたので、早めの電車に乗ってよかった。大阪駅でうろうろしているとタイ料理を見つけたので、パッタイで昼食。久しぶりのタイ料理。あとは地下鉄で会場まで移動して、場所を確認して、喫茶店へ。まだ1時間半ほどあるので、のんびりと査読してから会場へ移動。

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時間通りに開演。参加者の年齢層は比較的高めだけど、大学生くらいの人もちらほら。主催者側がいろんなネットワークを使って宣伝していただいたおかげか、50人ほどの参加者にサイチョウの基礎情報、サイチョウの種子散布、サイチョウ里親プログラムの3部構成で1時間みっちりと話を聞いていただきました。その後はボルネオでの人工巣の導入事例の報告。オナガサイチョウをターゲットにするのは意欲的ではあるけど、短期で結果を出すのはちょっと難しいだろうから、長期的な視点からのサポートが重要になりそう。

講演会後は主催者団体のメンバーと近江野菜のお店でおいしい料理をいただきました。

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African Journal of Ecologyのカメラトラップ特集号 [日常]

去年、African Journal of Ecologyに特集が組まれていたことにようやく気が付いた。アフリカでの応用例がほとんどだけど、カメラトラップ法を利用した研究の総説なども掲載されているので、忘れないようにメモ。今年は卒論生にサラワクのカメラトラップデータを解析してもらっているので、そちらを論文化する際には、便利そう。

https://onlinelibrary.wiley.com/toc/13652028/2018/56/4
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ヤマナメクジの卵を数えてみた [日常]

昨年の秋に産卵して、年末に孵化してきたヤマナメクジのちびっ子たちを研究用に引き取ってもらうための下準備。とりあえず、個体番号41番の最初の産卵数を数えてみた。ぱっと見で200個くらいだと思っていたけど、もっとたくさんあって、全部で278個も産んでいた。

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このうち、孵化したのが268個なので、96.4%が孵化してきた。透明なものはすべて孵化後で、左隅が孵化しなかった10個の卵。いずれの個体もまだまだ小さいけど、金魚の餌を食べて、徐々に成長している。ただ、この時期は寒さであまり活動的ではないので、やりすぎると餌が残ってしまうのが面倒。ただ、これまでのところ、孵化後、すべての個体が元気にしている。

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まだ孵化していない(おそらく未受精)卵も162個あり、この個体は全部で430個も産卵して、力尽きた。以前飼育していた個体では、産卵後も死亡せずに翌年も元気にしていたこともあるので、産卵後、必ず死亡するわけではなさそう。この辺はそのうち、きちんとまとめておきたい。

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ヤマナメクジではないけど、林業試験場でコチャルメルソウとか食べている黒い正体不明のナメクジも卵から大きくなりつつあるので、こちらは来年度、何か卒業研究ネタで実験できないかと思案中。本当は20個体くらいほしいけど、8個体しか育っていないんだよね。春に調査地で探してみる予定。
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総合運動公園の果実もなくなってきた [日常]

良い天気だったこともあり、久しぶりに体を動かすために総合運動公園の陸上競技場へ出かける。中学生もいないし、競技場は一般客だけなので、ガラガラで走りやすい。風もないので、日向はポカポカとして気持ち良い。グラウンドでアップをした後は、競技場周辺の公園内を30分ほどジョギング。

公園内のクスノキはすべて果実がなくなり、残っているのはシャリンバイやナンキンハゼなど。ヒヨドリの鳴き声がする方を見ていると、ナンキンハゼを食べに来ていた。ただ、ヒヨドリ以外に果実を食べるような連中をあまり見かけない。ジョギング中に見かけたのはカワラヒワくらい。ツグミもシロハラも見かけなかった。あまり平地に降りてきていないのか?久しぶりに体を動かしたので、しっかりほぐしておこう。このまま週に2回は確実に運動して、体調管理をしっかりしておきたい。

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とある中学入試の問題を解いてみたけど、なかなか難しい。こんなの普通の小学生が解答できるのかと思ったけど、平均点はそれほど高くはない様子なので、ちょっと安心した。
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キカラスウリを掘ってみた [日常]

今年の夏の調査に向けて、キカラスウリのことをいろいろと調べてみる。果実は採集済みなので、とりあえず果肉をはずして、種子をまけばよいかと思っていた。ただ、ネット情報を調べてみると種子から発芽しても花が咲くのは翌年以降になりそう。ガーデニングに利用する人もいるらしい。多年生草本だけに地下にごっそりと栄養をため込んでから花をつけるのか?

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できれば来年度の卒研テーマにしたいので、果実を採集した実家の畑の個体の地下部を掘ってみることにする。思っていた以上に難航して、1時間以上かけたけど、途中で折れてしまった。これジネンジョ掘りみたいな道具が必要だったな。とりあえず鉢植えにして、自宅の畑で観察してみよう。ただ、残っていたツルを切らないほうが良かったかも。

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年末年始と自宅の物置の大掃除をしたので、今日は畑仕事用の物置の大掃除。適当に並べてあるから、スペースがなくなっているんだよね。昼食後に2時間かけて、荷物を整理して、ゴミ袋に放り込む。自宅にしろ、研究室にしろ、段ボールはさっさと廃品回収に出すようにまとめておかないと。
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今日から通常勤務 [日常]

今朝は晴れているけど、まだ白山さんへの初詣客の渋滞が予想されるので、林業試験場への調査はやめておく。さすがに何度か同じミスを繰り返したので、学習してきた。今日はおとなしく去年の宿題の積み残しの査読レポートを仕上げるために論文を読みなおす。まったく知らない調査地と調査対象の話なので、どうして私に査読依頼が来たのかもよくわからんけど、いくつか引用文献を読んでコメントをまとめる。

図書館でイノシシ本特集をしていたので、見に行ってみると入口に繭玉が飾ってあった。実家でも昔は飾っていたけど、最近は飾っていない。使っている枝はヤナギの仲間だけど、樹種までは特定できず。地域によってはミズキとか使うらしいけど、自宅でもヤナギの枝だったと思う。

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もう一つ、去年の宿題の積み残しで、昨年度の卒論をまとめなおして、ようやく自然史資料館の研究報告に投稿。セイタカアワダチソウ上のハナグモの滞在場所を調べた研究。去年はあまり手を入れられなかったので、論文の構成をまとめなおすために12月はいろいろとクモの本を読んだ。今までまったく研究対象にしていない分類群でも日本語でこれだけさまざまな情報にアクセスできるのは便利。東大出版の「クモの生物学」は手に入れられなかったけど、隣の研究室の上野さんが持っていたので助かった。クモ関係の書籍と図鑑も一通りそろえたし、年末にヒメハナグモ本「Predator Upon a Flower: Life History and Fitness in a Crab Spider」も手に入れたので、大学ビオトープとかで、クモをターゲットにしたポケゼミとかで取り組んでみてもよいかも。ただ、ヒメハナグモ本は去年の卒論やる前に目を通しておかねばいけなかった文献だった。

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雪なしの正月 [日常]

昨夜は小雨が降っていたので初詣に行かなかったけど、朝はのんびりと起床。それほど天気は悪くはなさそう。のんびりと実家に出かけておせちをいただく。今年も某ホテルのオードブルおせちをつまみながら、実業団駅伝を見る。あと屋久島産のサバも何故か並んでいた。

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ツグミを撮影した自宅近くのピラカンサはいつの間にか果実がなくなたけど、この辺はまだ残っている。晴れている間にクチナシ、マサキ、ナンテンなど周辺で見られる植栽果実の写真を撮っておく。今年は実家のオモトは果実がほとんど実っていない。晴れている間に初詣と思って出かけたつもりが、雨がぱらついてきてちょっとあわてた。こんな時間にあまり来ることはないのだけど、結構な人だった。

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夕方、自宅の近くの電線にムクドリが群れを成していたので、写真撮影。急に飛び立ったと思ったら、甲高い鳴き声とともにハヤブサが急降下してきた。へー、こんなところにもウロウロしているのか。市役所の周辺で見かけたことはあるけど、ムクドリを狙いに来たのか?いつも帰宅する頃にはすでに暗い時間帯なので、週末とか夕方の時間帯に気を付けて観察しておこう。

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