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ニワトコが熟してきた [日常]

今日の朝は角間に出かけてフェノロジーの確認。サイハイランは満開、ギンリョウソウは果実を見かけた。ただ、今年はトラマルハナバチをまったく見ていないのだけど、どこにいるんだろうか?林床をタヌキやアナグマがウロウロしている写真が写っていたけど、キンキマメザクラの落果を食べているらしい。ヒヨドリも上で騒いでいるので、そろそろ桜の果実が食べられる時期になりそう。

ニワトコの大きな個体ではすでに果実が熟し始めて赤くなりつつある。キビタキの鳴き声がしたので、見上げると目の前の枝にとまる。ちょうどカメラを持っていたので、うまいこと撮影。ちょっと明るすぎるくらいだけど、きれいな黄色がでていた。

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午後は昨日の調査の続きでモミジイチゴの果実数のカウントと自動撮影カメラの確認。いきなりヤマカガシとであう。昨日置いたばかりのカメラでもすでにヒヨドリが訪問するところが撮影されていた。今週初めからカメラを置くべきだったなあ。こんなに早くに熟してくるとは想定外だった。調査対象の果実数を熟したものと緑色のものに分けてカウント。最初の花数から結構減少している個体もあるけど、そこそこ果実が残っている個体もいる。

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さすがに二日続けてのフィールドワークで体力を消耗したけど、明日は会議とデスクワークに集中して来週に備える。

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アカショウビンが鳴いていた [日常]

今日は大学の開学記念日なので休講。水曜日は講義と実習で一日つぶれているので、この休みは大きい。朝から林業試験場に出かけてキイチゴ類の果実持ち去り調査の準備。先週、設置したクサイチゴのカメラを確認して、モミジイチゴの調査準備の予定。

まずは貯水池でモリアオガエルの産卵を確認。先週からずいぶんと増えていたのでちょっと安心する。去年よりも少し時期が遅かったらしい。その後、クサイチゴのカメラが問題なく作動しているのを確認。お、ヒヨドリが果実を食べに来ている。夜間にもけものが撮影されている。どうも熟したらすぐに食べつくされているらしい。他のカメラも確認したけど、思ったほど日光の影響は強くなさそうなので安心する。とりあえずクサイチゴのデータは確保できそう。

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次にクマイチゴの調査個体を検討しようと思ったら、モミジイチゴにオレンジの果実が多数見える。えー、月曜日に角間で見た時には全く熟していなかったのだけど?調査対象個体を確認するとすでに果実が持ち去られているものもあるので、あわててカメラを設定する準備。ただ、モミジイチゴは枝が揺れることで無効撮影がかなり増えそうなので、支えを立てて観察対象の枝を少し固定してみる。開花数は以前、数えてあるのだけど、今日はワークシートを準備していないので、結実数の確認は明日だな。ただ、一応、枝ごとに写真を撮影しておく。

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調査中、アカショウビンの鳴き声がよく聞こえてくるので、鳴き声のする方を見ていると、スギ林の高いところを移動しているのが見える。かなり近くで鳴いているので、西表の森の中で覚えた口笛で真似してみたら、気になったのかこちらに飛んできた。お、これなら撮影できるかと思っていたら、私の姿を見つけるとすぐに移動してしまう。移動した先にたまたま光が差し込んでいたので、チャンスを逃さず撮影。ただ、明るすぎてちょっと紫色っぽい感じがでていない。

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持ってきたカメラをすべて設定し終えるともう3時をまわっていた。さすがに朝からこの時間まで野外調査を続けていると疲れる。ただ、きちんと卒研データになりそうなので、果実のカウントは明日にまわそう。
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角間のサイハイランも咲いてきた [日常]

今日は別の学生の卒研調査で角間に出かける。それにしても朝から暑い。新しく購入した三脚固定用のペグにも布テープなどを巻いておく。今日は二人なので、予備を含めて少し多めにカメラと三脚を持って行くことにする。三脚は森の中にデポしておいてもよいし。ただ、三脚も数カ月野外で連続使用すると痛みが早いので、そろそろ追加で20台ほど購入しておいたほうが良いかも。

角間もフェノロジーは例年よりは少し遅い感じ。ギンリョウソウがようやく満開に近くなってきて、サイハイランもちらほらと花を見かける時期になってきた。エゴノキの花が開花しているのだけど、マルハナバチの姿を見かけないのがちょっと気がかり。あんまり出現していないのだろうか?

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2時間ほど森の中をウロウロして、予定の調査は終了。ついでにアベマキ酒場を訪問してみたけど、クワガタたちは見つからず。かわりにヤマナメクジが隠れていた。最近、ここでよく見かけている個体だろうか。それにしても何を食べに来ているのだろう?

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大学に戻る前に最寄りの神社でニホンミツバチを探してみたけど見つからず。かわりにカッコウが鳴いていた。林床に植えられているオモトはそろそろ開花する様子。大学に戻ってからは、GWに播種した発芽実験の結果の確認。普通に発芽してきたので、来年はもう少し真面目に研究しても面白いかも。

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次は天気にもよるけど、月曜日か火曜日かな。
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キイチゴ類が増えてきた [日常]

今日は林業試験場に出かけて卒研調査の準備。ただ、肝心の学生が体調不良で動きがとれないので、とりあえず哺乳類モニタリング用の自動撮影カメラの交換。ツキノワグマやニホンジカの撮影は今回もなし。そろそろモリアオガエルの季節なのだけど、今年はまだ卵塊は数個しか見られない。例年よりも少し遅いのか?

前回、調査に来たときにモミジイチゴを対象にすることを考えていたけど、フェノロジーが進んできてみると、同じ場所にクサイチゴやクマイチゴも結実しそう。スギ林の間伐後、数年が経過して、これらの林床植生が発達してきたというところか。モミジイチゴを2か所で比較するよりも、同所的に見られる複数種の果実持ち去りを比較するほうが面白そうなので、今日は設置が簡単なクサイチゴにカメラを置いてみることにする。ただ、まとまって結実している場所はそれほど多くはないし、一度に撮影できる果実数は決して多くはない。

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クマイチゴは上向きに果実が付いているので、範囲を決めて定期的にデジカメで撮影しておけば、結実量は評価できるだろう。ただ、果実持ち去りを観察するには、枝の揺れを少なくする工夫が必要。まあ、ある程度、固定するしかないか。クサイチゴは林床にカメラを向けるので、直射日光の影響の方が強いかもしれない。もれなく日当たりのよい明るいところばかり。枝も揺れるし、果実は枝の下にぶら下がるモミジイチゴが一番面倒だろうけど。まあ、1週間ほど様子を見てみましょう。

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大学に戻ると、カッコウの鳴き声が聞こえてきた。今年は自宅の近くではまだ聞いていないので、初カッコウ。

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