SSブログ

後期のポケゼミスタート [日常]

今朝からポケゼミを再開。1年生が7名も参加して、大学キャンパス内で生き物観察。後期は何か具体的なテーマを設定してもよいと思っていたけど、まだうろうろしていろいろ見てみたいというので、冬になるまではこのスタイルで開催する予定。今日は双眼鏡を使う機会はあまりなかったけど、そろそろ渡り鳥が見られる時期なので、使い方はマスターしておいてもらいたい。

大学ビオトープのツユクサの花、アナグマの通路らしいパイプ、イタチの糞、ヤブガラシの果実、ジョロウグモ、オニグモ、ケヤキの樹皮上にいたサシガメなどを観察。サシガメはちょうど食事中で、何かの幼虫を突き刺していた。参加した学生の一人が自分のイモムシ図鑑をカバンから取り出し、同定を試みていた。うん、自分の愛用の本を持つのは大事だよね。さまざまな生物を対象とした野外観察用のハンドブックも充実しているので、興味のあるメンバーで対象生物を決めて、大学キャンパス内で生物相調査をしてみるのも面白いかもしれない。

ポケゼミ後は卒論調査で林業試験場に出かける。まだツリフネソウの花は咲いていたけど、終わりかけで、ミゾソバの花が増えてきた。ほぼ無風で観察条件としては、非常に良かったのだけど、トラマルは2週間前と比べるとずいぶんと減っていた。観察時間内には、あまりよいデータを得ることはできなかったが仕方がない。もう一日くらい観察に来てみてもよいかもしれないが、使っているカメラの個体差の影響が大きそうなので、その辺をクリアーにすることができれば十分かな。

午後は年休を取得して、前の職場の同僚のお通夜に参列するために神戸方面へ移動。車内読書は届いたばかりの中田さんの「クモのイト」。目次を見ると同時期に発売されていることもあり、先日、読んだ馬場さんの「クモの奇妙な世界」と重複するところも多い。ただ、文章スタイルがかなり異なるし、そんなに気にならなかった。学生用に図書館にもいれてもらおう。

何度か電車を乗り継いで、予定通りの時間に会場に到着。10年ほど前に採集したオオスズメバチの巣や幼虫の写真は、1年生向けの講義でも毎年使っており、なんだか不思議な感じ。お通夜に参列後は旧知のみなさんに簡単にご挨拶をして、その後は宿泊先のホテルへ送っていただく。移動中もいろいろと最近の情報について教えていただく。お忙しいところ、どうもありがとうございました。
コメント(0)