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発芽実験の写真記録 [日常]

朝、大学につくとツバキにヒヨドリが飛んできた。車を止めて、カメラを構えたけど、採食シーンはおさえることができなかった。潜り込まれると何やっているのかわからんからなあ。キャンパス内にツバキは多いから、どの木に行くのかも決めにくいけど、チャンスはもうしばらくだから、またの機会を狙おう。

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今週中に卒論の本文を仕上げてしまいたいので、学生が送ってくる卒論にコメントをつけては返却する作業を繰り返す。1か月前と比べるとずいぶんとわかりやすい表現を意識した文になってきた気はする。あと一人は生態学会でポスター発表するので、そのポスターにもコメントする。オンラインポスターだから、1画面でわかるような構成を心掛けたほうが良いんだろうな。

空いた時間はコロナ対応で研究室の3年生も登校制限がかかっているので、発芽実験をしているケースの写真記録を残す。2月上旬に実験処理に回した分が既に発根してきた。同じ樹種でわたしが1月下旬に播種した分はすでに葉が開いている。後期日程が終了したころには葉も開いて、カウントしやすい状態になっているだろう。ただ、プラケースで発芽実験すると種子がカビてしまうことも結構あるので、本当は事前に何らかの処理をしたほうが良いのだろう。

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明日は前期試験。悪天候ではなさそうなので安心。

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田んぼの穴掘りと島づくり [日常]

天気が良くて花粉が心配な時期になってきた。薬を飲んでから子供と一緒に田んぼで土木工事。今年は田んぼの水深に高低差をつけてみたいので、まずは去年、カルガモたちが営巣した中央の島を少し大きくしてみる。周囲がかなりガマに覆われてきたので、今年は早い段階で少し刈り取ったほうがよさそう。タデが生えていたところを掘るとドジョウが出てきてしまうので、他の場所を掘り進める。停水期間になってから、乾燥して草が生えてきたところにはほとんどドジョウはいない。まあ、潜り込みにくいんだろうな。

それでも作業中に数匹、掘りあててしまったので、そちらはバケツに確保して、自宅のエビ水槽に春までいてもらうことにする。このサイズなら水槽でも問題なさそう。カマツカも少しずつ大きくなっているけど、田んぼに戻しても定着はしないだろうなあ。大学の水槽で春を待っているドジョウは随分と大きくなって、ちょっと前に貝殻の穴を通り抜けようとして抜けなくなって身動きが取れなくなっていた。

3月上旬に用水掃除があるので、その時までにもう少し整備を進めたい。

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絶滅危惧調査会の協議会に参加した [日常]

今日は石川県立自然史資料館で開催される石川県絶滅危惧調査会の全体協議会にオブザーバー参加。昨年、公表された「いしかわレッドデータブック2020<植物編>」の作成に関して、到達点や今後の課題などの議題があるらしい。わたしは会員ではないけど、植物分野の関係者や生物多様性・環境問題に関心を持つ人は傍聴を歓迎とのことで、でかけてみた。週末であまり道路は混んではいなかったけど、結構、ぎりぎりに到着。10名を超えるくらいのメンバーで、傍聴者には母校の高校生も交じっていた。フィールドワークやりたいらしい。

https://www.pref.ishikawa.lg.jp/sizen/reddata/rdb2020/rdb_2020_pdf.html

レッドデータブックの総論はあまり真面目に読んでいなかったのだけど、今回の配布資料に含まれていた2010や2000と比較したラフな解析などは、興味深いデータも含まれていた。石川県の絶滅危惧植物の危険要因として、現在のところシカ食害は0件評価。これって全国的にはかなりレアなんではないだろうか?ただ、林業試験場の自動撮影カメラのデータでは、メスジカが撮影されるようになりつつあるので、次の2030にはシカの影響も出てくるかもしれない。

石川県のレッドデータブックの植物版はこのグループが中心となって編纂してきたんだけど、主要メンバーは80歳を超える人も多く、次の2030の対応などを考えるといろいろと課題が多い。ただ、ここ数年、植物関係の大学教員は減少しているし、そもそもサークル活動などでは、あまり期待できないだろう。うちの職場でも植物好きな学生は結構レアななので、植物を中心にした標本作成からはじめるポケゼミとか、そもそも植物に目を向ける活動に取り組まないと難しいかも。もともと2020に向けて始めたポケゼミだったけど、まったく貢献できなかったというのが現状だし。

自宅に戻る前に床屋によったらタイミングよく待ち時間なく座ることができた。その後は期日前投票を済ませて、自宅に戻って遅い昼食。残っていた卒論にコメントを付けたらもう夕方。明日は締め切りを過ぎてしまった査読仕事を終わらせねば。
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もうクロサンショウウオがいた [日常]

天気は決して良くはないけど、明日は修論発表会で時間が取れそうにないので、朝から林業試験場へ向かう。白山河内の積雪データを見るとかなり追加されていたので、装備はしっかり整えていったけど、予想していた以上に大変だった。新雪がさらさらでスノーシューを履いていてもひざ下くらいまで沈み込むので、歩くのが大変だった。荷物も必要最低限にしていたけど、ほとんど除雪されていなかったので、いつも車を止めている場所に行くまでに一苦労。カメラを順番に回って、撮影画像を確認して、カメラを交換する。週末の暖かった時に結構登山道は人が歩いている。動物たちはほとんど撮影されていなかったけど、オスジカとメスジカが一度ずつ撮影されていた。

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これとは別にフユイチゴの調査に使っている自動撮影カメラとか、ほとんど何のために設定しているかわからない状態。春になって何かデータが撮影されているとよいのだけど、雪の下でアカネズミとかが食べているとデータにならないなあ。結局、3時間ほどかけて予定の調査を終了。一応、貯水池を除いてみるとまだ新しいクロサンショウウオの卵のうが見えた。ちょうど雪が降ってきて、水面が揺れてよく見えなかったけど、生体も何頭か卵のうの周辺にウロウロしていた。そろそろ春が近づいてはいるらしい。しかし、この子達は雪の上を歩いてきたんだろうか?

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スリープから復帰しないPC対応した [日常]

昨夜は卒論にコメント書いていて、遅くなったこともあり、今朝はのんびりと起床。今日は自分の査読仕事を一つでも片付けてしまいたい。朝食後、天気が良かったので花粉症対策をして自宅周辺を30分ほどジョギング。久しぶりに体を動かした。公園をジョギングしていた時にシジュウカラを見かけて、その後、ヒヨドリがやってきた。自宅に来るヒヨドリと比べると警戒心が薄い。この距離まで近づいても逃げないのか。ツバキの花に行くのではないかと思って、しばらく待っているとやはり花に向かった。ツバキとヒヨドリの写真も撮りたいのだけど、週末に時間があれば狙ってみるか。

昼食はおすそわけでもらった殻付きのカキを焼いていただく。ふるさと納税でもらった品らしい。ただ、量的に足りないかと思って、最寄りのスーパーで冷凍の殻付きカキ10個入りを2パック追加購入。こちらは宮城県産だった。自宅で調理したことないけど、ネット検索すると普通に焼くか、レンジでもいけるらしい。焼きガキってこんなにしょっぱいのか。何もつけないか、大根おろしくらいでよさそう。思いがけずおいしいものをいただいた。

午後になって卒論執筆中の学生から、使っているDellノートPCが昨夜スリープしてから復帰しないと連絡。スマホ検索して、電源ボタン長押しとか、放電とかしてみたようだけど、起動しないようす。自宅PCで調べてみたら、同じ機種でスリープ後に復帰が難しい事例がヒットする。あー、そういえば前にもスリープしたら、すぐに復帰してこなかったことがあったような気がする。明日の朝一番に対応しようかとおもったけど、午後には会議があるし、月曜日には卒論の仮提出なので、夕飯準備が終わった時点で研究室にでかける。

起動しないのは電源ボタンの長押し時間が足りないのではないかと思い、何度かトライしていると再起動が始まった。お、うまくいくかと思ったら、Windowsが立ち上がらずに終了してしまう。自動修復モードとかになるけど、結局、再起動の繰り返し。再起動時にF2からBIOSに入ってみたら、日付設定が100年ぐらいずれていた。なんで?他にもどこか変更されているかもしれないので、BIOSの設定をデフォルトに戻して、再起動してみたら無事にWindowsが立ち上がった。同じ機種のノートPC3台はスリープしないように設定変更しておく。ただ、バックアップはしっかりとっておくように何度も言っていたこともあり、卒論作業自体にはそれほど問題なかった様子。別のPCで執筆を進めていた様子でなにより。また何かあるとき用に作業メモを残しておく。
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カメラを交換してきた [日常]

朝はヤマネコノメソウの発芽実験の確認。だらだらと発芽が続いているけど、1か月前と傾向は変わりそうにないので、卒論はそのままのデータでまとめてもらうことにする。こんなにだらだらと発芽するんだっけ。その後は昨日やり残したトベラ以外の種子の確認。マンリョウがかなりたくさんあるけど、きれいに種子だけになっているものばかりではなく、果皮がそのまま残っているものもたくさんある。

意外と天気が良くって晴れ間も見える。雨雲レーダーを確認したら2時間くらいは天気が持ちそうだったので、急遽、自動撮影カメラの確認のために林業試験場へ出かけることにする。事前に最寄りのアメダス地点の積雪を確認したところ60cm程。この場所とほぼ同じ数値なので、雪の中を歩くことを想定しての移動。鶴来の街中までは大したことはなかったけど、坂道を登っていくとどんどんと積雪量が増えていき、曇り空になる。こっちは降っているなあ。そのうち道路にも雪が残るようになり、普段の駐車スペースは普通に雪が残っていた。そこからスノーシューとカメラをもっててくてくと移動。今日は誰も歩いておらず、私が一番乗りらしい。ちょっと不思議だったけど、翌日になって理由がわかった。

前回よりは積雪は減っていたけど、スノーシューをつけてきてよかった。ただ、せっかく来た割にはほとんどカメラに撮影されている動物はいなかった。一番多かったのは雪山トレッキングを楽しむ人たちの写真だった。それでもカモシカ、シカ、テン、タヌキ、イノシシ、ウサギなどは撮影されていた。前回は気が付かなかった場所のヒメアオキの葉が丸坊主になっていた。これシカの食害だろうなあ。2時間ほどで予定の調査を終了。今回は雪の重さで落ちているカメラはほとんどなかった。

研究室に戻ってからは卒論の添削。うーん、結果のところに考察が混じっているところがあるな。この辺はしっかり区別して書いて欲しい。どうもデータが足りない感じがするので、開花フェノロジーを追加したらよいんではないかな。明日は回収してきた種子の発芽実験準備を終わらせてしまいたい。コントロールがないものが多いけど、確実にヒヨドリが排泄したことがわかっている種子もかなりあるので、何かのデータには使えるだろう。
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トベラの種まきをした [日常]

朝は3年生と一緒に先日見つけた場所へでかけて、残っている種子の回収。途中、いつものトベラにヒヨドリがいたらしく、1羽飛んでいくのが見えた。先日、落ち葉を回収した後に残っているトベラ、マンリョウ、オモト、ヤブランなど大きな種子を中心にピンセットで回収する。レンガの隙間に残っているものは、手袋では回収できなかったので、結構たくさん残っていた。さすがに排泄されたトベラ種子の粘着性はなくなっているので、拾いやすい。1時間ほどかけて残っていた種子を一通り回収して、研究室に戻る。帰り際、再びヒヨドリがトベラを訪問しているのを観察。1時間に1度くらいは来ているのなら、近くに車を止めておいて、真面目に観察したら、少しは採食データも集めることはできそう。でも例年はこんなに訪問している姿を見た覚えはないので、この冬はよっぽど食べるものがないのではなかろうか。

研究室に戻ってからは先日、洗った分と合わせて、まずはトベラの種子を発芽実験用に回収する。プラケース1個当たり15個にして、順番に数えていく。1000個くらいはありそうだと思っていたけど、実際、1000個を少し超えるくらいの種子を回収することができた。よっぽど頻繁に使っていたらしい。トベラ以外の種子はクロガネモチが圧倒的に多いけど、こちらは小さいので最後にしよう。次はマンリョウ、オモト、ヤブランだと数えやすいものからかたづけていこう。少し大きいのはアブラチャンの種子に見えるけど、そんなものこの辺にあったかな?小さいのは何かナス科っぽいけど、とりあえず植えておこう。

午後は年末に依頼した査読が期限を過ぎても戻ってこないので、自分で査読してしまうことになりそうな論文を読み返す。一部、引用文献が全く反映されていない箇所があるなあ。最近はフリーの文献管理ソフトも優秀だと思うんだけど。ざっと読みなおして、アプローチは面白いんだけど、得られた結果が妥当であるかはすぐには判断が難しい。そもそも前提条件が異なる気がするので、もう少し時間をかけて読み直そう。

今日は卒論タイトルの締め切りなので、タイトルの確認。2週間前にゼミで話したときから少し解析が進んでようやく方向性が決まってきたのと、3人でいろいろと考えたようす。それほど修正する点もなさそうなので、サクッとメールで連絡してしまう。さて、次は1週間後の要旨提出。例年よりもかなり文章の執筆が遅れているので、学生たちも大変そう。

トベラの文献を探していたら福井県でイソヒヨドリが食べている可能性があげられていた。確かに海岸林にたくさんある樹木だし、イソヒヨドリが食べても不思議はない。

耐寒継走に向けて月間200km走りこんでおいてくださいと連絡が来ていたけど、そんなに無理。
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