SSブログ

シタベニハゴロモの標本をもらった [日常]

今日は職場の同僚からシタベニハゴロモ(ビワハゴロモ科)の標本をいただいた。2021年8月28日に内灘で採集されたもので、散歩中に見つけたらしい。日本では2009年に小松市で初めて発見され、その後、石川県内では分布を拡大中。金沢城公園とかには大量にいるらしいけど、わたしは初めて見た。職場のある野々市市内の公園や街路樹でも見かける可能性が高い外来種の一つで、実際、大学の近所の公園でも目撃情報がある。まあ、これだけ派手な昆虫なので、あまり見間違えることはないだろう。しっかり乾燥してあるので、このまま防虫剤と一緒に保管しておけば、講義でも使えそう。こういう目立つ外来種は講義で見せておくと時々、学生から情報提供があったりするので、役に立つ。

P8310572.jpg

P8310573.jpg

コメント(0) 

ベランダのオニバスが咲いた [日常]

週明けが締め切りのレポート採点仕事がなかなか終わらない。例年、1年生向けの講義の試験の採点は3日間ほどかかるんだけど、今年は対面試験を取りやめて、レポートにしたこともあり、より採点に時間がかかっている。事前に採点基準は作ってあったんだけど、思った以上に出題意図が伝わっていなかった様子なので、大幅に採点基準を変更する必要があるので悩ましい。

この夏は自宅のベランダに置かれたプールにオニバスが生育中なんだけど、今朝、花が咲いているのに気が付いた。閉鎖花がいくつかあるのには気が付いていたけど、ひとまわり小さいつぼみは開放花だったか。今まではほとんど水中にあったものが、しっかり水面より高く伸びている。

P8280560.jpg

DSCN7116.jpg

DSCN7111.jpg

P8280550.jpg

P8280552.jpg

このオニバス、2011年に輪島で再発見された個体の子孫を系統保存しているもので、石川県立自然史資料館の企画展で展示される予定だった個体。コロナで閉館になってしまい、我が家のベランダのプールで夏を過ごしていたもの。そういう意味では由緒正しい個体。オニバスなんてまじかで見たことがなかったので、毎日、観察できるのは便利。花が咲いたので、何か訪花昆虫が来ないかと思ったけど、特に見られなかった。まあ、本来の生息環境からは程遠いので、仕方がない。
コメント(0) 

タイワンタケクマバチを見かけた [日常]

お盆休みだけど、久しぶりに晴れ間が見えたので、家族の調査に同行して、能美市の雑木林の中をウロウロしてくる。とある植物の結果状況を確認しに来たんだけど、薄暗い森の中で緑色の果実を探すなかなか難易度の高いミッションをクリアー。一つ見つければ、サーチイメージができるのか、まあまあ見つけられる。花が咲いていたことはわかっているので、その確認だけとはいえ、春と夏では随分と林床の草本層の成長具合が違うからなあ。

DSCN7014.jpg

DSCN7015.jpg

P8150433.jpg

P8150437.jpg



その後、別の場所で同じく結実状況をチェック。その近くの道端のクズの花にクマバチと思ったら、この赤銅色の羽根で、真っ黒な姿はタイワンタケクマバチではないか。石川県では、2018年に白山市、2021年6月に金沢市で記録されている。その後の分布状況は知らないけど、能美市は記録がなさそうなので、あとでふれあい昆虫館に報告しておこう。

DSCN7022.jpg

予定の調査を終えたので、その後は水路の水草を見に出かける。この辺、バイカモとかあるはずなんだけどなあと思いながらも正確なポイントを知らないので、時々、車を止めて用水を観察。白い花が咲いていたので、近寄ってみたけど、オオカナダモだった。これはこれであまり花を見たことがなかったのでじっくり観察。ミクリとかも生えているな。また別の機会に観察にこよう。

DSCN7032.jpg

DSCN7036.jpg

DSCN7027.jpg
コメント(0)