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残念ながら… [研究]

昨年末に投稿して、先週末からエディター判断待ちになっていた共著論文の結果が戻ってきたけど、リジェクト。レフリーは二人で、一人はリジェクト、もう一人はマイナーリビジョンという判断。コメントは担当エディターからのコメントを合わせても2ページしかない。そんならもうちょっと早く返してくれても良さそうなものだけどなあ。

エディター判断は内容的に興味深くて、よく書かれているけどMolecular Ecologyに掲載するほどの一般性はないし、系統樹に使われているのがミトコンドリアDNAデータだけに基づいている点も弱いとのコメント。ストーリーの裏付けとなるデータが示されていないということですな。これ以上、サンプルを増やすこともできないし、とりあえずはどうしようもない。

再投稿不可でもっと系統よりの雑誌(MPEとか)に投稿したらとのこと。ケンプさんがかなり手直ししているだけあって論文の構成にはあまり文句はつけられていないが、単語の使い方などでかなり細かく指摘されている点もある。その他には解析方法の前提条件の説明が足りないとか、系統樹作成や年代推定には他の方法のほうが良いのではないかとの指摘。この辺のコメントは別の雑誌に投稿するにしても考える必要があるだろう。共著者の中に最近、系統関係の論文を書いたことがある人がいないのは弱い。

早速、筆頭著者からメールが入り、次の投稿先としてはMPEを考えているけど、レフリーに指摘されていた解析を行ってみるので、しばらく待って欲しい点と何か他にコメントがあれば、連絡して欲しいとのこと。おお、対応が素早くてよいですな。私が手伝えそうな部分は、最新の論文を紹介するくらいなので、考察の補強になりそうな文献をいくつか紹介。

先週末からさんざん待った挙句、結局、待っていた原稿は届かなかったので、今回はその原稿を含めないバージョンで印刷所へ送信。2月25日の発行予定日を3月5日に遅らせてしまったけど、初めての編集作業は無事終了。やはりDTP用ソフトがあったほうが便利かな?
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