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カタクリが咲きだした [日常]

明日は天気が悪くなりそうなので、天気の良い間に林業試験場の自動撮影カメラのチェックに出かける。そろそろスギ花粉からヒノキ花粉に移っていれば、かなりダメージは少ないはずだけど、マスクをつけて森へ。一番早く咲きだす斜面ではカタクリがたくさん咲き始めていた。

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自動撮影カメラにたくさんスギ花粉が付いていることを想定して、ブラシを持ち込んだけど、雨で流されているのか、黄色く花粉で染まっているカメラは皆無だった。撮影されていた動物はカモシカ、テン、アナグマがほとんどで、久しぶりにニホンザルの群れが来ていた。冬はあまりこちらまで遠征してくることはないのだけど、ほとんど雪も残っていないので広い範囲を動いているのだろうか?

林床のヒメアオキは赤く色づき始めてよく目立つ時期になってきた。オウレンは果実になって、キンキエンゴサクが開花してきたけど、ニリンソウとかキクザキイチゲはもう少しかかりそう。さすがに標高が高いのでソメイヨシノはまだだけど、たくさんある品種のうち早咲きのグループはすでに開花していた。もう少しのんびりする時間があるなら、メジロやヒヨドリを狙うのだけど、おとなしく大学に戻る。PCでしっかり写真を確認したけど、追加で記録された動物はいなさそう。イノシシ、シカ、クマなどは撮影されていなかった。

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午後は学生のエントリーシートにコメントをつけて、あとはカントウマムシグサの卒論を手直しした論文の確認。形にはなってきたので、おまけのデータを収集した学生に確認用に送付しておく。今月中には投稿してしまいたい。

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カタクリが咲きそう [日常]

今日は朝から自動撮影カメラの確認のために林業試験場にでかける。晴れ予報だったけど、昨日までの雨で朝であればまだスギ花粉は飛んでいないだろうと期待して、さっさとでかける。調査地の近くで一瞬、スギ花粉が大量に飛んでいるように見えたのは朝日を浴びて、地面から水蒸気が上がってくるところだった。

暖冬だったので、春植物の様子が気になっていたけど、カタクリがすでにつぼみをつけていた。こりゃ、どう頑張っても来月の実習の時には花が終わっているだろうなあ。ヒメアオキは果実が赤く色づいてきたけど、さすがにまだ食べられている気配はない。オウレンの花はそろそろ終わりかけで、コチャルメルソウは花盛り。ネコノメソウも咲いてきた。

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カメラに撮影されていた動物たちはアナグマ、カモシカ、イノシシ、タヌキ、ウサギ、テンなどいつものメンバー。冬場はニホンザルがこちらまでやってこないのと、今回はニホンジカが撮影されていなかった。さすがにツキノワグマはまだウロウロしていない様子。あんまり滞在していると花粉が飛び出すので、さっさと仕事を終えたら研究室に戻る。

写真を保存して、ざっと中身を確認してからは、学生のエントリーシートにコメント入れる。うーん、エントリーシートを読んでも学生のイメージがわいてこないので、もっと具体的に書けるエピソードを書いたほうが良いのではないかな。午後に卒業研究の打ち合わせをする予定なので、その時に再考してもらおう。その後は申請書用の図を作ったりしてあっという間に時間が過ぎていく。少しイメージが固まった気がするけど、もう少しわかりやすくできそうなので、もうちょっと頑張る。

明日は年休申請しているので、こどもと自宅待機。天気は良さそう。
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チョウゲンボウがいた [日常]

朝は昨日の書類を書きながら、先月引き受けた査読を片付ける。だいたいコメントはまとめてあったので、もう一度、しっかり読み直して、コメント内容を確認してから送信。あと一つにも目を通しておく。お、なかなか面白い研究対象だし、これは専門が近い内容なので、読みやすい。東南アジアでもようやくこういった研究成果がでてきたので、サクッと査読レポートをまとめてしまいたい。

午後は林業試験場の自動撮影カメラデータを使った共同研究の打ち合わせに参加。深層学習を使った自動撮影カメラのデータ解析の簡略化システムの開発は世界中で急速に進んできた。色々なシステムがありすぎて、なかなかフォローしきれていないけど、動物が撮影されていないデータを排除してくれるだけでもかなり時間の節約にはなりそう。まだ課題はあるけど、以前のシステムと比べるとかなり精度は上がっているようなので、十分使えるレベルにまで来ているのではないかな。

気になっているのは、最近の論文で提案されているシステムとか。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1574954119303322?via%3Dihub

打ち合わせの帰りに田んぼでチョウゲンボウが飛んでいるのを見かける。同じ場所でウロウロしているので、逆光だったので少し回り込んで、スペースに車を止めて撮影を試みる。職場の近くでもよく飛んでいるけど、こんなに近くで見ることはなかなかない。結局、地面に急降下するシーンは撮影できなかったけど、飛んでいるところはしっかり撮影できたので良かった。あとは普通種だけど、トビの写真も撮らないと。

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明日は生態学会の受賞講演のライブ配信を見る予定。
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ショウジョウバカマが咲いていた [日常]

暖冬傾向なので、角間の春植物の確認のために朝から出かけることにした。小雨の方が、スギ花粉が飛ばなくてよいのだけど、今日は曇り空。湿度は高いのでまだましか。あとは風向き次第。コロナ関係で車がそもそも少ないのか、あまり渋滞に巻き込まれずに到着。

おお、すでにフキノトウがここまで大きくなっているのか。倒れていたカントウマムシグサもすっかり果実がなくなっている。オウレンはかなりたくさん見かけたけど、シュンランはまだで、ショウジョウバカマが1個体だけ咲いているのを発見。ネコノメソウもそろそろ咲きそう。その後は調査対象種を探して、トレイル沿いのササ藪をウロウロして、花の様子を確認。去年の個体はすべて残っているようなので、調査候補として確認しておく。あとは調査時期を早めに決めて調査申請書を作成しよう。

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早めに終わったので、自然史資料館の植物のレッドデータブックの企画展をのぞいてくる。調査服のままで、しかも工事関係者が出入りしていたこともあり、入館者にカウントされていなかった様子。石川県内のレアな植物はあまり見たことがないんだけど、その辺の標本が並んでいて、なかなか渋い展示。

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大学に戻ってからは、#FSD2020で流れてくる会議の様子を眺めながら、申請書作成の続き。一通り書き上げたので、共同研究者に内容を確認してもらうことにする。ずいぶん昔に考えていたことを別の調査地で最新の技術を利用して解明する内容だな。最近の文献、アブストしか読んでいないものが多かったので、ざっと目を通してみる。この概念図は使えそう。調査地に合わせた手法に修正するなどを考えていると結構時間がとられた。調査時期の問題もあるので、その辺を売りにするような形でまとめてみる。

明日は金沢工業大学で共同研究の打ち合わせ。自動撮影カメラのデータをどのくらいうまく活用してもらえたのか楽しみ。
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