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例年通りの餅つき [日常]

日曜日の午後に水に浸したもち米を使って、今日は餅つき。数年前に餅つき機を新調してから、餅つきそのものにはあまり時間がかからなくなり、もち米を蒸すほうが制限要因になっているので、朝ものんびりと起床。年に一度しか使わないカマドが随分とさびてきたので、そろそろ新しいものを購入する必要がありそう。近所のホームセンターには売っていなかったので、もう少し大きいところへ行くか、もしくはネット注文か。やはりスチール製の丈夫なものを購入するとなると1万円を超えそう。

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薪にするものがないという話だったので、納屋の二階に登ってみたら、古い柱の廃材などが残っていた。来年はそれを下ろしてきたらよいのではないかな。久しぶりにここにのぼったけど、蓑がそのままぶら下がっていた。40年くらい前のものらしい。手押し草取り機もあったけど、あれ持ち帰って草取りしたらよいかも。あたたかくなってから、一度、真面目に整理しよう。豆がらもたくさんあったけど、春に畑にすきこんでしまえばよいのではないかな。

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餅は計12回の予定だったけど、微妙に毎回の量が少なかったので、結局、14回の餅つきとなった。ヨモギを採集していた田んぼが道路になってしまうので、来春は別の場所でヨモギを確保する必要がある。鏡餅は上手にできていたけど、今年は蒸し具合が良かったのか、なにがよかったのかよくわからない。つまみ食いしていたので、しっかりは食べなかったけど、つきたての餅を楽しんだ。

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今年最後の出勤日 [日常]

今日か新年初日か、どちらかを年休申請する必要があるけど、ナメクジたちの世話もあるので、新年に休むことにする。昨夜、学生から送られてきた図表を確認して、修正したほうがよいところにコメントをつけて返却。だいぶ形になってきた。コチャルメルソウだけではなく、ヤマネコノメソウでも同じような傾向が見られるので、春先にさく草本の面白い現象を反映しているのかもしれない。林業試験場内でも場所によって開花時期がかなり異なるから、その影響だと面白そう。

卒業研究絡みで、ヤマコウラナメクジも飼育してきたけど、秋に採集した個体たちは随分と大きくなった。ただ、ヤマナメクジほどは集合性はなさそうというよりか、あまり接近しないように見える。けんかしているように見えることもあるので、あまり複数個体を狭い環境で飼育するのはよくなさそう。春先に卵から飼育してきた個体も順調に成長しているので、寒さにはかなり強い感じがする。

クリスマスプレゼンも早めにけりをつけておきたいので、読み直す。コメントには丁寧に対応してあるようなので、問題はなさそう。年内にはコメントまとめられそう。この雑誌、今年はデータ整理に集中した人が比較的研究分野が近い人たちに多かったのか、えらくたくさん査読依頼を引き受けた一年だった。まあ、みなさん元気にしているようなら何より。今年は無事に一年を過ごすということのありがたさをあらためて感じた年だった。

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今年の野外調査は終了 [日常]

朝一番にクリスマスプレゼントの査読依頼のメールが来ていた。再査読だし、かなり専門に近いので、サクッと引き受ける。でも投稿されたのは2週間前で、ハンドリングが追い付いていない感じ。これもいったんリジェクトされて、新しい投稿としての受付なのか。レフリーは3名ついていて、1名はかなりこの地域の植物にも詳しそうで、付表の植物名のスペルミスとか、分類体系がアップデートされていない点をしっかり指摘してある。あと、もう一人のレフリーもちょっと気になったけど、今更追加データは取れないし、どうしようもないかなあと思ってあえてコメントしなかったことを的確にまとめてあった。なるほどstretchって、ちょっと盛りすぎみたいな感じで使うのか。出てこないフレーズだな。ざっと読んだ限りは、しっかり修正してあるようなので、早めに返却したい。

天気がいまいちだけど、雨雲レーダーを見る限りは、午前中も1時間程度は持ちそう。まずは角間に設置中の自動撮影カメラの確認に出かけることにする。そろそろ果実がなくなりそうなので、カメラを回収することを考えて、持っていく調査用具は最小限に減らす。ここ数日で角間の雪はほとんどなくなった様子。ただ、とけているので、足元がかなりドロドロ。ハイイヌツゲがすっかり食べつくされていたんだけど、カメラの設置距離が微妙にずれていたようで、いまいちな映像。へー、冬場にもいるんだ。ヒサカキはカメラを設置していた個体はすべてシロハラかメジロが訪問しており、すっかり果実が食べつくされた。先週、ガマズミがなくなったと思っていたけど、見逃していただけで、まだ残っていた。フユイチゴはすっかりなくなっていたので、次はヤブコウジとかも食べられるか?ただ、カラタチバナは減っていないんだよね。

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いったん大学に戻り、天気予報を確認して、装備品を整えて、林業試験場へ移動。こちらはまだ雪は残っていたけど、いつもの場所までは車で移動することができたので、ずいぶんと時間を短縮することはできた。調査中の果実はほとんど雪の下だったけど、一応、確認。あとは定例の自動撮影カメラの確認作業。ラッセルしているイノシシいるなあ。さすがに雪があるとあまり動物は撮影されていないんだけど、シカが複数、しかもメスが撮影されているので、林業試験場にも連絡しておく。まとまって撮影されたのは久しぶりではないだろうか?それにしてもこの道はよく利用しているんだな。

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久しぶりの雪の中を歩く [日常]

先週設置した自動撮影カメラの確認のために朝から林業試験場に出かける。大学周辺はほとんど雪がないけど、林業試験場からは積雪25cmとの情報があったので、スノーシューを準備。今年は何度か使うことになるかもしれないな。ただ、今年は雪道でも車は全く問題ないので、あまり雪に苦労することなく駐車場まで到着。今日は駐車場に車を止めて、そこからスノーシューで移動。まだこちらは車が一台通過した形跡があるだけ。確かに20cmは余裕で越えている。

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ヒヨドリジョウゴは近くの木に登っているので、まだ果実にはアクセスできそう。ただ、林床を張っている個体はすでに雪の下。まあ、雪の中で食べられることはあまりなさそうなので、雪解け後まで残っているかも。ハイイヌツゲは積雪でそろそろ埋もれてしまいそう。フユイチゴたちは完全に雪の下。先週、一度だけでも数えておけてよかった。アカネズミに食べられてしまうか。

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先週、確認したときにはツキノワグマが通過した際に三脚ごと倒されていたけど、さすがにもう冬眠しただろうか。今日はまだ動物たちがあまりウロウロしていないのか、ウサギとカモシカ?らしい足跡くらいしか目にしなかった。沢沿いのコチャルメルソウにも雪がのっていた。来週、ルーチンの自動撮影カメラの交換に出かけるころにはもっと積雪量が増えているかな。今年の卒研生たちはほとんど一緒にフィールドに出ることができなかったのだけど、一度くらいは雪の上を歩いておきたい。

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さいわい、天気予報通り、曇り空でもってくれたので、カメラの確認中に雪の心配をする必要がなかったのはよかった。ただ、通常なら1時間ほどで確認できる工程が2時間以上かかったうえに雪の上での作業はやはり疲労が大きい。研究室に戻ってからは、風邪をひかないように暖かくして過ごす。

石川県もコロナ陽性者数が以前よりも少し高い水準で続いているので、まだまだ注意が必要。
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角間も雪景色 [日常]

朝は角間に設置中の自動撮影カメラの確認のために出かける。駐車場はすっかり冬モードになっていたけど、調査地の積雪は大したことなさそうだったので、普通に長靴で出かけて問題なかった。入り口のカラスザンショウもかなり減少してきたようす。サイハイランはそろそろ果実が熟すらしい。果実に割れ目ができてきた。近くのカラタチバナも食べられているかと思ったけど、前回と果実数に変化はなし。少しサイズが大きくて食べにくいのだろうか?それともササやぶの中で簡単には目につかないからだろうか。

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調査路沿いに新しい足跡はなかったけど、足跡の上からさらに雪が降った感じだった。ただ、ヒサカキに置いていたカメラにシカが撮影されていたので、この辺までウロウロしている個体がいるらしい。道沿いのフユイチゴは、先週はまだ食べられていなかったけど、今日は半分以上、食べられていた。雪の中に赤い果実はよく目立ってきれい。雪が降るとササが倒れ気味になって、いつもとはかなり風景が違って見える。先週、カメラを追加したヒサカキにはやはりシロハラが来ていた。南側斜面ですでに色づいていたヒメアオキの果実も一部、ヒヨドリに食べられていた。熟していれば、この時期に種子散布される可能性もあるらしい。ガマズミの果実は落ちたのか食べられたのかわからないけど、すっかりなくなっていた。林内でアクセスできそうな果実で残っているのはヒサカキくらいか。

明日の林業試験場はもっと雪が多いので、よい練習になった。
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高校生の発表会に参加した [日常]

今日は生物部の発表の審査のお仕事。週末だし渋滞することはなかろうと思っていたけど、ちょっと余裕を持って出かける。石川県内の高校はサクラに囲まれたところが多いけど、ここにもたくさん植えられている。この高校に来るのは初めて。へー、こんな感じなんだ。

事前に送られてきた要旨を確認したところ、どうも複数人でチームを作っているのはSSH絡みで、個人で発表しているのは生物部の様子。なるほど。来年度に開催されるインターハイ?の石川県予選を兼ねているらしいので、審査員としての責任重大。生態学会でも高校生ポスター発表とかあるので、その辺をイメージしていたけど、あくまで生物がらみなので、より広い分野の発表で、フィールドワークをガンガンやりましたという形の研究は少なさそう。高校生の頃、陸上部と掛け持ちできるなら生物部も考えていたのだけど、スケジュール的に無理だったので結局、生物物には入部することなく、高校生活を終えたので、ちょっと新鮮。

午前中に4校9題の発表を聞く。母校も発表していたけど、わたしがいたころとは制服が違うので、違和感がある。コガネグモの糸を調べていた研究は参考文献として、「クモのイト」をあげていた。へー、反復をとって、統計処理までしている発表もある。ただ、タイトルと要旨の中身がどうも一致していないなあと思っていたので、その辺を最後にコメント。どうもタイトルの提出時期が早すぎる様子。なるほどそれなら、仮タイトルで提出しておいて、最終締め切りを別に設けておけばよいのではないかな?

例年は海外出張などで不在にしていることが多い時期だけに今回はよい経験になりました。でもコメント資料は事前にある程度まとめておかないと対応できないな。
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カラスザンショウはカラスでいっぱいだった [日常]

朝から天気がよさそうだったので、角間に設置中の自動撮影カメラの確認に出かける。いつも通りに駐車場に車を止めると入り口にカラスザンショウに10羽ほどのハシボソガラスを発見。おお、確かにカラスが来ているよ。車から降りて、カメラを出しても逃げそうにないので、しばらく観察して、撮影。ピンボケだったけど一枚だけ口の中に種子を放り込んでいる様子が撮影できた。あんな小さい種子を1個ずつ摘み上げているんだ。面倒そうだけど、それだけの価値がある食べ物なんだろうな。

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林床低木はほとんど果実がなくなって、前回、わずかに残っていたムラサキシキブは完全になくなっていた。シロダモもほとんど残っていないし、ガマズミ、ゴンズイ、マユミなどがちょっと残っているくらい。ただ、カラタチバナは一度、シロハラに食べられてからはそのまま果実が残っている様子。しばらくは食べられないのだろうか。先週、これから熟しそうなヒサカキにカメラを設置しておいたら、先月末からシロハラが訪問して、果実を食べていた。たくさんあるヒサカキの中でも狙った個体でうまく撮影できていたのでほっとする。ただ、別の個体は風の影響が強そうなので、少し方向を変えておく。今朝、カモシカが歩いていた。どうも数日前には、ニホンジカも歩いていた様子。

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今日は森の中を歩いていてもクマの気配はなく、新しい糞も落ちていなかった。アベマキのドングリもほとんど残っていないし、もうこの辺は餌がないだろうから違う場所へ移動したのだろうか。

午後は先日採集してきたカントウマムシグサの結実数の計数。小さい果実は中に種子が入っていなくて、食べられることなくそのまま残っている。しかし、今年は林業試験場の個体は11月中に9割がたの果実が持ち去られてしまっている。残った個体も毎週、少しずつ減っているので、今年中に果実がすべてなくなってしまうのではないだろうか?ただ、積雪の影響もあるので、どのタイミングで雪が降るかによって変わってきそう。

昨日は有給消化したのだけど、また取得目標の5日に到達していないので、12月中に取得するようにとのお達しが届く。年末にまとめて取得するか。
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付着散布植物の調査は終盤 [日常]

今日は4年生を連れて、再び林業試験場へ。9月末に設置した付着散布植物の自動撮影カメラの回収作業と室内実験用のサンプリング。最近はクマの出没が減っていて気が緩んだのか、学生たちがクマ鈴を忘れてきていたので、車内に常備しているものを貸し出し。わたしはしばらく開けたところで果実数を計数する作業なので、鈴つけたところで鳴らないし。カントウマムシグサはいったん急速に減少してからは、少しずつ減っていっているようす。あとから熟した個体はまだ果実がほとんど残っているけど、それ以外の個体は9割がた食べつくされている。今年はルリビタキが結構頻繁に訪問していた様子。ついでにイチョウの周辺で落ちている種子を回収。多分、タヌキが食べこぼした種子が残っているんだろう。散布されなかったものととして回収しておいて、発芽実験に利用しよう。それにしてもこのイチョウの銀杏は立派なサイズ。ツルリンドウが食べられていたけど、アカネズミだろうか?

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その後は学生たちの調査を手伝って、自動撮影カメラを回収したり、付着散布植物の様子を見てみる。イノコズチはこの時期になってもかなりしっかり散布体が付着しているものらしい。その他はほとんどが運ばれてしまったか、落ちてしまった様子。まあ、雪が降ればすべて倒れてしまうだろうから、12月中旬くらいまでが散布時期になるんだろう。その後は、室内実験用のナメクジを探してみたら、意外と見つかった。今日は学生たちも見つけることができたようで何より。やはり気温が低い時期でも普通に活動しているらしい。さすがに春先からウロウロしてるだけある。実験室で飼育している個体よりもサイズが大きいものが多い気がするけど、飼育個体は餌が足りていないのか、そもそも何か栄養が足りないのかよくわからない。冬前に成長して、春には産卵しているけど、交尾のタイミングはいつになるんだろう?この春に飼育していた限りでは、交尾シーンは見なかったので、これからなんだろうか?

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こんな時期に咲くんだっけか?
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フユイチゴ調査の準備した [日常]

あっという間に12月になってしまった。今日は3年生と朝から林業試験場でフユイチゴ調査の準備。卒業研究の予備調査というか、実質的には今年度中にデータを収集しておいて、来年度は就活をしながら解析する方向。12月に結実する植物だとさすがに4年生になってから対応するのでは間に合わない可能性が高い。しかも今年は他の果実が少ないので、フユイチゴも早く食べられる可能性も高いので、慌てて準備。ただ、去年はフユイチゴに設置したカメラは寒さのせいか、いまいち動物の撮影効率が悪く、果実の減少パターンをとらえきれていなかったので、その辺を改善できないか悩ましいところ。

まずは去年と同じ場所の個体を対象にして、ナンバーテープで果序ごとにマーキング。まだ果実が膨らんできていないものもあるので、こちらの集団はこれからカメラをおいても十分に間に合いそう。もう一つ、西日があたるところの集団はすでに果実を食べられている個体もチラホラ。シロハラかなあ。カメラをおいておけば、そのうち判明するだろう。ただ、フユイチゴは12月に林床で果実が利用されるので、日中でも白黒映像になってしまうことがあるのが難点。フユイチゴって、ツブツブがすごく少ないんだな。味にコストかけなくても食べてもらえるのかもしれんけど、初夏に熟しているキイチゴと比べると味はいまいち。

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2か所で600個ほどの追跡調査の準備をして、10台のカメラを設置した。去年も同様なデータを収集しているので、動物をしっかり記録できれば、卒業研究としてまとめることはできるだろう。カントウマムシグサはかなり食べつくされてきたので、残りはヒヨドリジョウゴくらいか。

フユイチゴといえば、大学院生時代にみんなでナツハゼとフユイチゴを大量に採集してきて、ジャムを作って食べたのが懐かしい。
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