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古本を眺める [日常]

ボルネオから戻ってきて1週間。体重は元に戻ったけど、朝から暑くてジョギングをさぼり気味。明日はきちんと起きて走らねば。

先週届いた古本は1930年に発刊されたRIDLEY, H. N. 1930. The dispersal of plants throughout the world。種子散布を研究するなら、目を通しておかねばいけないと思いながら、なかなか手に入れる機会がなかった。今回、アマゾン経由で古本を購入。約2万円とかなり高価だったけど、比較的しっかりした古本だった。一部に書き込みがあるけど気にならない程度。でもNHBSで1990年に再販された分が100ユーロで販売されていたと後で知った。1万円くらい損した気分。

早速、現在まとめているニクズク科の種子散布者に関係する部分を探す。あまり重要な情報は含まれていないけど、サイチョウやミカドバトが食べていると書かれている。サイチョウに果実を食べさせて、体内滞留時間を測定した研究をこの時にすでに行っていたらしい。サンプル数が少ないとはいえ、総説で引用しておくべき内容だったな。ただ、どの種を用いたのかなどの詳細な情報が抜けている。

他人のデータ解析の手伝いをしている場合ではないのだけど、関わってしまったものは仕方がないのでさっさと終わらせる。ざっと作図してみると数値がおかしいところがあるので、そこを確認してもらう。単純な計算ミスでしたか。レフリーに指摘されたようにrarefaction curveを描いて比較するのがわかりやすいと思うのだけど、そこまでデータをさかのぼるのがかなり面倒らしい。その辺をoffset項に入れて、サンプルをランダム要因にして、glmmMLで解析してみる。作図結果からイメージされたものとだいたい同じ傾向だからこれでよいかな?
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