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シンガポールからシーサンパンナへ行くらしい [日常]

午前中は生態学の基礎講義。先日、採集して実験室できれいに洗っておいたイシクラゲを見てもらう。単にシアノバクテリアとか、スライドで見せるだけではよくわからんだろうからなあ。「青のりみたい」といった感想が多かったか?あまり綺麗な場所で採集していないので、「食べてもいいよ」とは薦めなかったけど、色合いは確かに美味しそう?

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もう少し身近にいる生物を講義中に利用したいのだけど、この大学のキャンパスは植裁樹木が面白く無い。もっとも花が咲いたとしても草刈りして、除草剤も使っているのであまり訪花昆虫は期待できないということがこの1ヶ月でよくわかった。来週はどこかでアブラムシを探しておかねば。

午後は研究室のセミナーで二人に卒業研究のテーマを話してもらう。こういった形のセミナー形式での進め方をどこでも経験していないのは、先輩がいない研究室のデメリット。来年度の卒研生は早めに研究室のセミナーに出席してもらえるようにしたい。まずは研究計画をシッカリ書き上げるというところで、来週、もう一度今日のコメントを反映させた研究計画を準備してもらう。その後は実験室を整理して、学生たちが研究用に使えるようにする作業。テプラを新しく買わないといけないな。

夕方に時間ができたので、とあるサンプルの同定作業にトライ。種子だけだとさすがにわからんな。見たことあるけど覚えていないものもちらほら。しばらく時間をあけてもう一度見てみよう。

シンガポール大学のRichard Corlettさんが7月からXishuangbanna Tropical Botanical Gardenで新しくConservation Biologyの研究室を立ち上げるらしい。シンガポールからうつるということはよっぽど良い条件を提示されたのか?何れにしてもシーサンパンナには東南アジアでよい研究をしているスタッフをどんどん集めていますな。スタッフ(修士、博士、ポスドク、助教、准教授、教授)を募集するので、興味のある人は、シーサンパンナのHPを見てくれとのメールが届く。一年前なら喜んで応募したのだけどなあ。調査地は中国南部と東南アジアの北のほうがメインになるので、北タイなんかで調査している人なんかも良さ気です。東南アジアで研究を続けたいと考えているポスドクの人などはトライしてみてはいかがでしょうか?
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