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ウガンダ調査12日目 [研究]

今朝も白い卵焼き。調査手法の教科書用に今回のサンプリング調査に使っている道具を一通り並べて撮影。今回の調査でわたしも成長錘をかなり上手に使えるようになった。軸を固定して力を加えるのがポイントですな。まあ、自分の研究で使うことは多分ないだろうけど…。

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今日は巻いてあった

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サンプリング道具

今日の毎木調査では、伐採後にMusangaが優占した場所と伐採を受けていないParinari excelsaが残存する場所を比較する形で調査区を設定した。この1週間でカリンズの主要な樹木は見れば仮同定できるくらいのレベルにはなったけど、学名がすぐにでてこない。標本を採集した木は覚えているけど、キョウチクトウ科やアカネ科が多いので、ごちゃごちゃになっている。この森は鋸歯がある葉が結構多く、全縁互生の熱帯らしい感じの葉が少ない気がする。2チームにわかれて調査沿いの適当な場所に調査区を設定して、毎木調査を続ける。昼食前までにParinariについては、十分な調査区を確保したけど、Musangaは適当な場所が足りない。

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林床で咲いていたラン

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地上に咲く寄生植物の花

このまま進んでもあまり適当な場所はなさそうなので、とりあえず昼食を食べる。調査基地の方へ戻ってきたところで、雨が激しく降り出した。今日はあまり無理をする必要はないので、ここで野外調査は終了。今回の滞在中、雨は午後1時から2時過ぎくらいに降り始めることが多い。早朝から調査していれば、森でサンプリングする時間は稼ぐことができている。雨期でこの程度の雨なら、調査しやすいなあ。ヤマビルもいないし。まあ、サルの調査だと雨も関係なく追跡すると大変だけど。

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雨宿り

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Carapaの果実と種子

午後は採集サンプルを処理して、標本整理などして過ごす。明日はこちらでチンパンジーを調査中の大学院生と一緒にチンパンジーの追跡調査。
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