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1年生向け実習初日 [日常]

まだ大学は夏休み期間だけど、夏休み最後の3日間は1年生向けの野外実習に参加。正式には担当教員ではないのだけど、今年度、新規にやってきた教員はほぼ全員、自主参加。今日は水、土壌、農村、植物とかなりバラエティーに飛んでいるので、今年度の参加者はなかなか恵まれたスタッフ環境。わたしは1年生向けの講義を前期に担当しているので、学生は私のことを知っているけど、わたしはさすがに覚えきれていない。今日は手取川上流域、明日は手取川下流域、明後日は砺波平野とこの周辺の特徴的な地形と川に関連する施設などを見学。わたしは白山の麓の市之瀬ビジターセンター周辺のブナ林の観察がメイン。

8時50分に大学に集合して、9時にバスで出発。初日とはいえ、遅刻者がいないのは素晴らしい。全部で40人くらいの参加だけど、やはり野外活動に向かない格好をしてきた学生が数名。半ズボンはまだしもスカートやヒールはなあ…。そもそも情報の伝達の仕方がまずいのかもしれないけど。今日は少し写真を撮影しておいて、来年度、わたしの講義の最後の時間に実習の様子の話などをしておくかな。

今日は大学から手取川上流域へ移動しながら、白山砂防科学館、市之瀬ビジターセンター、手取川ダムの3箇所を見学するツアー。市ノ瀬ビジターセンターは何年か前に白山登山した帰りに寄ったくらいで、残りの2箇所は初めて訪れる。砂防科学館では、3Dシアターと館内見学グループに分かれて見学。小さな施設だけど、結構、お金がかかった展示が並んでいる。ただ、予算が削減されているのか、故障中の展示がかなり多い。故障中なら、起動中の画面を見せるのではなく、もうちょっとシッカリ隠せば良いのに。色々と動きのある展示物も多いのだけど、微妙にわかりにくい。

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建物外観

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石運び体験

その後、3Dシアターで見た百万貫岩を現地見学。今日は川の水が少なかったので、すぐ近くまで歩いていけたので良かったけど、河原を歩くのを見ていると危なっかしい。あんまりこういったところで遊んだことがないのだろうなあ。ヒールの子はさすがに脱いで石の上を歩いていた。途中、イシクラゲがあったので、学生にたずねてみた。講義で見た記憶は残っているらしいので、まったく効果がなかったわけでは無さそう。

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百万貫岩

その後、市ノ瀬ビジターセンター周辺で昼食を取り、解説ボランティアの方に案内していただきながら、周辺を散策。わたしは健脚者向けコースに行ったのだけど、途中で雨が強くなり、展望台で雨宿りして帰ってきた。肝心の大きなブナを見ることはできず、残念。ただ、3年生向けの実習で歩いた森では、ミズナラがほとんど枯れていたにも関わらず、こちらは歩いた限りでは、枯れていなかった。ドクウツギの写真を撮りたかったのだけど、私の歩いたコースでは見ることができず。林床で見られた花はこんな感じ。

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アキギリ

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トリカブト

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ハクサンカメバヒキオコシ

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アキノキリンソウ

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ギンリョウソウモドキ

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ツリフネソウ

その後、帰り道で手取川ダムの管理棟で、DVDや実際の管理システムなどを見学し、ロックフィルダム上を歩いて見学。えらく水が少ないと思ったけど、やはり例年と比較しても少ないレベルにあるらしい。

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手取川ダムのDVD

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ダム湖面

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ゲート

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放水

夕方5時過ぎに大学に戻り解散。明日は手取川中流以降の見学。
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