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JASTE23初日 [学会]

7時に起床して、ホテルで朝食を済ませる。まだ時間に余裕があったので、部屋で発表練習をしてから移動。地下鉄で乗り換えるのをすっかり忘れていて、降り過ごしてしまったので、予定よりもちょっと遅れて会場へ到着。今日は昨日とは違う場所で、キャンパスの中央付近。てくてく歩いている間にかなり汗をかいた。

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シンポジウム案内

会場で受付を済ませて、口頭発表会場へ移動する時に学部生の頃にお世話になったAさんにすれ違う。えーと、学部1回の生物学実習と2回の動物行動学実習の時だから、20年近く前の話。最初の実習の時に吉田山を歩いた時のインパクトが強烈すぎてよく覚えている。まあ、本人はそんなことを忘れてしまっているかもしれませんけど。熱帯生態学会の会員だったとは知りませんでした。

熱帯生態学会で口頭発表をするのは2回目。発表時間の12分を少しオーバーして終了したのだけど、ちょっと早口だったか。発表後に質問されるまで気がついていなかったのだけど、「seed regurgitation」の意味を勘違いしていた人が多かったらしい。「果実を飲み込んで、お腹に入れて、果肉を消化後に種子だけ口から吐き戻す」と説明するべきだった。参加者に留学生が多いことを考慮して、スライドは英語で作ったけど、それ以前の問題として、聴衆の大部分が鳥には詳しくないことを考慮しておくべきだった。

その後も同じ会場で口頭発表を聞いて午前中は終了。Shoreaって、あんなに雑種形成しているもんなのか。Shorea leprosulaやS. curtisiiはハラバラにもたくさんあったので、イメージしやすい。キナノキは接木して植えているとは知りませんでした。

午後も同じ会場で発表を聴いて、最後だけ別会場でS9プロジェクトの研究成果の話を聞く。標高が高いほど移入率が高いとは想定しにくいので、種分化率が高いのだろう。となると高い種分化率を引き起こす要因は何か?が気になる。ポスター発表では、カンボジアで自動撮影カメラを使った研究とマラウイでエボシドリの種子散布の話をじっくり聞く。自動撮影カメラを使った研究は、動物相の把握から、次のステップとして何を明らかにするつもりなのかをしっかり検討しておかないとなかなか論文化するハードルが高い。エボシドリが関連した種子散布の研究は、イロイロと妄想が膨らんで面白そう。

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ポスター発表会場

その後は総会、奨励賞講演、懇親会と参加して、ホテルに戻る。懇親会で何件かニューズレターの原稿を依頼できたので、必要最低限の仕事はできたかな。

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手作り感満載
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