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ムゴマツの話を聞いた [日常]

午前中はNLの最終確認をして、印刷所へ送付。1つ予定していた原稿が間に合わなかったのだけど、ページ数もかなりのものなので、次号に掲載することにした。その後は1週間ほど締め切りを過ぎてしまった査読原稿に取り組む。引き受けてからまだ4週間は過ぎていないので、許して欲しい。最初に読んだ時に気になった点があって、元論文を確認するのに手間取ってしまった。なぜ私が欲しい号の前年までしかPDFが公開されていないんだ?その論文を探している過程で、別の論文が出版されていたので、そちらの情報もコメントに付け加える。明日には、コメントをまとめて送付する予定。

昼前に石川県立自然史資料館へ移動して、来館中のハンガリー自然史博物館所属のIstvan Racz博士の昼食講演会「ムゴマツPinus mugoをめぐる諸問題」に参加。ただ、実際の講演内容は、ハンガリー自然史博物館の取り組みや今回の訪問の主目的であるプロジェクトの紹介などで、ムゴマツの話は最後にちょっとだけだった。ハンガリー自然史博物館の植物標本の点数が200万点と比較的少ないのは、第二次世界大戦中の影響がありそう。現在は、重複標本をブダペスト郊外の施設にも保管し、リスク分散をしているらしい。そちらの標本は、一般向けにも開放しており、NPO法人がそれらの維持・管理に携わっている様子。

何故か私が適当に通訳しながらのプレゼンになったので、話は集中して聞くことができたのだけど、結構、疲れてしまった。ただ、国際的なプロジェクトで長く仕事をしているからか、ゆっくりとわかりやすく話してもらったので、どうにか対応できた。Raczさんが学生の頃には、ハンガリーでは、海外に調査旅行なんて出かける自由はなかったけど、今は自由に行き来できる環境があって、素晴らしいと話していた。昨日と一昨日は白山、明日は加賀方面で標本採集を続けて、京都に戻るらしい。なかなか忙しいスケジュール。
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