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タイ調査七日日 [研究]

6時15分に起床して、さっさと大学へ移動。さすがにこの時間だと道路も空いていた。30分もかからずに大学に到着。朝食を済ませて、移動距離データの再解析にとりかかる。前回、タイに来た時に途中まで解析した記憶が残っていたので、古いファイルを眺めてみる。ヒストグラムまでは作ってある。まずはデータポイント数を確認して、HKKで使えそうなものはビルマサイチョウとナナミゾサイチョウの2種。オオサイチョウとキタカササギサイチョウもフォーマットは同じなので、計算だけはしてみる。

もう少し単位時間を短くすると傾向が変わる可能性があるけど、1時間刻み程度の場合、移動能力の高いサイチョウ類では、1-4時間後のカテゴリーでは平均移動距離に殆ど差が見られない。そのため体内滞留時間がどのような分布をしていたとしてもあまり影響がなさそう。最短でも1時間刻みのデータしか使えないので、体内滞留時間のデータも1-4時間でヒストグラムを作って、種子散布距離を推定してみるか。

その後は週末に修正した原稿を読み直し、引用文献として必要な物を探して追加する。もうちょっと事前に色々と調べてもらってから、卒業研究にとりかかる仕組みにするとなると3年生の後半からある程度準備しておいて貰う必要があるだろう。

アジア地域のニクズク科の果実食と種子散布に関する総説がTropical Conservation Scienceで出版されました。ニクズク科特集号の一部で、総説が2つと原著が5つ。半分は送粉の論文だけど、インドのMyristicaとHorsfieldiaの種子散布に関連した論文は熟読する必要がある。この雑誌はOAなのでリンク先からダウンロードできます。

http://tropicalconservationscience.mongabay.com/content/v6/index-nov-13-nutmegs-special-issue.html

といっても日本でニクズク科を研究するような人はほとんどいないと思うけど。
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