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ニイニイゼミが羽化していた [日常]

定例の大学の調整池での開花・フェノロジー調査。通常は9時ごろから開始しているけど、さすがに暑くなってきたので、今日は7時から調査。さすがに連休の中日だけあって、この時間帯の道路はガラガラ。来週は実習でもここで植生調査を行う予定なので、その下見もかねてじっくりと観察していく。調整池の周辺のクズは花のピーク。アベリアもたくさん咲いているけど、今朝は昆虫の姿は見当たらない。先週はクマバチやニホンミツバチなんかがいたんだけどなあ。

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クズの花

調整池内はセイタカアワダチソウやヨモギなどの多年生草本が大きくなってきた。大学キャンパス内のケヤキからニイニイゼミの鳴き声が聞こえてくるけど、調整池内のセイタカアワダチソウで抜け殻を発見。確かに地面に近い位置で羽化していることが多いけど、わざわざ調整池まで降りてきたのか?ただ、今日の調査中に新しい抜け殻を2つと羽化を失敗した個体を発見したので、調整池内でも育つんだろうか?ただ、調整池内に大きな木はヤナギしかないんだよね。どのくらいの距離を移動して、羽化するのか知らないけど、そのヤナギからでも結構な距離を移動している。多年生草本から吸汁しても成長できるのだろうか?ただ、この調整池、下はコンクリートであんまり土壌も深くない。そういえば、自宅の庭でも初めてアブラゼミの抜け殻を見かけた。

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ニイニイゼミの抜け殻

あまりカヤツリグサ科とか興味を持ってみていなかったのもあるけど、今が種子散布時期らしい。クサイやイなどの果実が裂開して、透明のヌメヌメに包まれた種子が美しい。引っ付きタイプの種子なんですな。あと今までヘビイチゴしかないと思っていたら、どうもヤブヘビイチゴも混じっていたらしい。果実をしっかり観察してみると、ピカピカの光沢感がある。そういえば、ヘビイチゴよりも全体的に一回り大きい。

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ヤブヘビイチゴの果実

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クサイの種子

来月初めに地域の小学生を対象にした観察会もあるので、捕まえられそうな生き物も写真撮影しておく。カマキリは随分と大きくなってきたけど、オオカマキリとカマキリとどっちだろうか?あとは捕まえられそうなのは、ミヤマアカネやシオカラトンボくらいかな。お、オレンジ色のイトトンボがいるけど、こいつは後で調べておこう。

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比較的涼しい時間帯だったけど、2時間もうろうろとフェノロジー調査をしているとすっかり汗だくになってしまった。朝から良い仕事をすることができました。
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