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ESJ63五日目 [学会]

今朝も6時前に起床して、チェックアウトの準備。朝食後にシャワーを浴びて、ホテルをチェックアウトして、仙台駅の新幹線改札口へ向かう。最寄りのコインロッカーに荷物を預けて、身軽になってから大会会場へ移動。一番小さいところで収まったので、300円。地下鉄に乗る前にコンビニで昼食を確保。ポスター会場で研究の打ち合わせを一つこなしてから、ポスターを掲示する。ボードが結構固いので、ピンを打つのにちょっと手間取った。今までは動物植物相互作用のところでしか話をしたことがないけど、今回は15年後の生存率の話なので、植物個体群にしてみた。

午前中はポスター会場をウロウロする。水鳥によるレンコンへの被害は石川県以外でもあるらしい。ある程度、犯人のめぼしはついているらしい。自動撮影カメラのデータを使った新しい密度推定の手法が広域データに応用できるのであれば、すごくインパクトがありそう。既知の個体数密度の場所で、妥当性を比較する必要があるのだろう。

昼食時間は野外安全管理委員会のフォーラムに参加。例年よりもかなり参加者が少ないのは、毎年継続していて話を聞いたことがある人が多いのか、最終日でもう帰ってしまった人が多いのか、どちらだろうか。野外調査中に何かあった時にルーチンワークが決まっていると、意外と落ち着いて対応できるかもしれません。その後はポスター会場へ移動して、ちょっとだけポスター発表。個人で集めたデータとしては、かなり多いと思うけど、どうしてもプロジェクト研究には太刀打ちできないのが微妙なところ。今年は口頭発表に種子散布関係の発表が多かったせいか、ポスター発表にはそれほど多くはなかったかな。ただ、FSD2020のことを考えると来年は企画集会とか考えたほうが良いかも。

夕方の自由集会はきのこる4に参加。最初は外生菌根共生の数理モデル、次はトリュフ、最後に胞子散布するハエという演題。トリュフって強烈なにおいがあるけど、日本国内の胞子散布の現状についてはよくわかっていないらしい。共生している樹木の移動にともなってトリュフも移動してきたようだけど、共生相手さえいれば、意外と散布制限にはならないのだろうか?今回の大会ではクモタケの胞子散布の可能性を検討したポスター発表もあったし、チャコウラナメクジにさまざまなキノコを提示して、採食パターンを調べていた研究もあったし、動物による胞子散布は普段の研究対象とはちょっと違った考え方ができて面白い。今年は卒論でヤマナメクジに取り組んでくれそうな学生が一人いるので、来年の生態学会は学生を連れて参加したい。マムシグサも来年は発表できるようにまとめたいなあ。

終電でよれっと帰宅。明日の午前中にいろいろと事務手続きを終わらせておかねば。
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