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もうしばらくサイチョウの研究します [日常]

出勤前に自宅のそばの水路でアオサギを撮影。時々、この水路の中をウロウロしていることはあるけど、上でのんびりしていることはあまりない。朝日を浴びてきれい。

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週末にネット上では科研費採否情報が飛び交っていたけど、自宅PCからはe-radに接続していないので、今朝までおとなしく待つ。今回、初めて基盤Cに応募してみて、3年間、タイでのサイチョウ類の種子散布に関する調査を継続することになりました。とりあえず5月のサイチョウ学会にでかける旅費と2020年にインドで開催されるFSD2020で話すネタの準備をすることができそう。サイチョウ類の中でも比較的、人間活動の影響を受けにくいキタカササギサイチョウに注目した研究になる予定。共同研究で進めている種子散布共生ネットワークからの予測とアグライアの種子散布に関する研究を組み合わせた計画なので、今までの成果を絡めた研究になる。

採用されたのはよいけど、相変わらず申請金額から減額されているので(ただ、前回よりはましで申請額の76%だった)、何かを削らないといけない。種子捕食者観察用の自動撮影カメラの台数を減らすのが簡単だけど、そうするとカメラの予備に余裕がなくなる。アジアゾウがいるところなので、カメラの予備がないとかありえん。調査ポイントそのものを減らすとデータ解析に必要な反復が足りなくなるし、私が長期間滞在して調査できるわけではないので、調査補助の人件費も削れない。今週中に共同研究者に連絡して、5月のマレーシアでのサイチョウ学会時に打ち合わせして考えよう。ATBCかESAで発表するつもりだったので、その分の旅費を別の予算から確保することを考えるか。

他にも共同研究に入った申請がもう一つ採択されたようだけど、こちらは大幅に減額されているので悩ましいところ。こちらは自動撮影カメラの台数を減らすわけにはいかないので、海外出張の頻度を下げるしかないか?もしくは自前の自動撮影カメラを投入するとかしないとサンプル数の確保が難しそう。今年度は継続分と共同研究を含めるとボルネオと半島マレーシアとタイで調査する予定。時間配分と仕事の内容を早めに考えておかないとスケジュールが難しそう。一人ぐらい海外で卒研やりたいという学生が現れないかしらん。自動撮影カメラの撮影データは別プロジェクトで進めている研究にも使いまわしできそうなので、そちらにも活用していきたい。

明日は卒研調査の予備調査として、角間に自動撮影カメラを設置しに出かける予定。花粉飛んでいるんだろうなあ~。
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