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論文合宿3日目 [研究]

6時ごろに目が覚めるとKimさんがすでに起きていた。Soumyaさんもキッチンで見かけたので、二人とも結構早い時間から起きている様子。早朝、周辺を散歩したりして、来ている様子。昨日、二人ともセミナーを終えたので、今日からは論文書きに集中。朝いちばんには、作業部屋で湯本さんに大型種子コレクションを見せてもらう。今日はこれから会議が続くそうな。

Kimさんは辻さんとマカクの論文、Soumyaさんと私はサイチョウのデータフォーマットの作成に取り掛かる。私はサイチョウ類の図鑑から、体サイズのデータセットを作成して、アジアのサイチョウ類をサイズで分類してみる。種子散布のことを考えるなら、口幅サイズで定義したいけど、全種の口幅データはそろいそうにないし、体サイズと相関するだろうから、体長か体重を使っておけば、悪くはないだろう。食べる量とかを考慮するなら、体重のほうがよさそう。大型種では雌雄で体サイズがかなり異なる場合もあるけど、今回は種間比較が目的だし、大まかな区分を超えるような雌雄差はなさそう。体重順に並べてみて、うまく分かれそうな基準を決めて、Soumyaさんに送付して、確認してもらう。まあ、当初の3段階の区分でよさそう。

外から聞こえてくる騒がしい鳴き声は何の鳥だとSoumyaさんから聞かれたので、ヒヨドリだよと教える。日本では普通種だけど、他ではあまり見られないから、外国からのお客さんが喜ぶ鳥ではある。英語のバードガイドは持ってこなかったそうなので、辻さんの日本語の図鑑を貸していただく。まあ、写真と学名があるから、使えるだろう。英語のフィールドガイドは来客用に持っているけど、持ってくるのを忘れたなあ。キツツキの仲間が見たいそうなので、コゲラだったら見られるかな。

今日は霊長類研究所の食堂が清掃のため休みだということで、移動お弁当屋さんで購入。うちの大学にも移動お弁当屋さんとか来てくれないかなあ。午後も途中、休憩をはさみながら、データフォーマット作成作業を継続。カオヤイデータでは毎木調査データもあるので、その中で各種のサイチョウ類が種子散布する樹種の割合や個体数などを計算してみる。かなり食性の重複度が高いので、ほとんど変わらない数値。まあ、大型種が絶滅しても小型種が代替的な種子散布に貢献できる可能性を指摘することはできそうか。

二人とも生魚を食べることもできるので、夕食は回転ずしに行ってみる。金曜日の夜ということで、混んでいたけど、雰囲気は楽しんでもらえた様子。夜は宿舎でもう少しデータフォーマット作成作業を続ける。カオヤイとブードーのデータに加えて、果実の直径データしかないけど、ボルネオのデータまでは作ることはできた。
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