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自動撮影カメラで記録した動画ファイルの撮影時刻の読み込み [日常]

自動撮影カメラを利用した果実食の定量化に関する卒業研究のデータを見ると数百から数千ファイルの映像データを使っていた。自分がやるならカメラトラップ用のデータベースソフトを使うんだけど、学生でも簡単に扱えるものとしてフリーのファイルリネームソフト「整論」を利用している。特定のフォルダに保存された動画ファイル名と撮影時刻をエクセルに書き出す作業。学生用のTipsを作成したので、ついでに公開して、忘れたときに参照できるようにしておく。

1 整論をダウンロードして、適当な場所(デスクトップなど)で解凍する。
2 正しくインストールされた場合、エクセルに「整論」のリボンが出現する(エクセルのマクロを有効にしておく必要があり)。
3 「整論」のリボンを選択し、映像ファイルが入ったフォルダを選択する。階層構造がある場合は、必要なファイルをすべて含んだ最上位のフォルダを選択すればOK(後でサブフォルダの選択がある)。
4 定義は03.ファイル名全体1セルを選択する(これは必要に応じて適当なものを選ぶ)。
5 オプションの全般を選択し、ファイルモードを選択し、サブフォルダを含めると拡張子の表示にチェックを入れる。
6 オプションのプロパティを選択し、必要な情報をonにする。通常は3の更新日時をonにすればAcornで撮影された時刻がエクセル上に取り出される。事前に映像ファイルのプロパティを確認して、必要な時刻がどれに該当するのかを確認しておく。撮影日時というカテゴリーもあるけど、Acornのaviファイルの場合は、更新日時になっている。
7 同じリボンの実行を押せば、あとは自動的にエクセルに必要なデータが書き込まれるはず。エクセル上に取り出された更新日時は、“2020/11/25 15:20”のようなデータが1つのセルに含まれている。このままでもよいが、年月日や時刻は別々のセルに格納したほうが便利なことが多い。エクセルのデータのリボンを選択し、区切り位置から「コンマやタブなどの区切り文字~」を選択し、”/”や”:”で区切って、別々に格納すればよい。ただ、区切った直後はセルの表示形式を標準などに変更しないと変な数値に見えることがある。
8 わたしのPC(Inspiron 27 7775、)だと6700件のファイルデータを取得するのに90秒ほどかかった。最近のPCであれば、数分以内に終わるでしょう。

あと動画を見るときは、デュアルモニタのPCが便利。VLCメディアプレーヤーで動画を再生し、エクセルにデータ入力しています。VLCメディアプレーヤーの設定で、2-4倍速で映像を見て、動物が訪問した場合は通常の速度で見て、滞在時間、食べた果実数、落とした果実数などを記録する。

多分、来年度から始まる実習で学生に教えないといけないので、とりあえずメモを残しておく。

昨日、サンプリングした植物のサンプルは無事に届いた様子。分析結果はある程度、予想はついているんだけど、楽しみではある。
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