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BJS2011七日目 [日常]

今朝も裏山のウツボカズラを見に行こうかと思っていたけど、疲れていたのかのんびりと起床してしまった。子供たちはみんな元気で予定時間には既に朝食を食べに集まっていた。今日からラマダンらしいけど、ホテルにいたのであまり実感がない。

朝食後はバスでサバ大学へ移動。9時に到着して、去年と同じように収蔵庫を一通り見せていただく。去年は子供たちに勝手に昆虫標本の棚を開かせていたのでちょっと驚いたけど、今年はコレクションマネージャーの人が自らきちんと管理していたのでちょっと安心。ただ、収蔵品数は急激に増えているわけでもなさそうで、収蔵スペースにはかなり余裕がありそう。サバ大学内を1時間ほどうろちょろして、水族館に移動。

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パンフレットはとても素晴らしいできだけど、実際の展示はちょっと薄暗い感じ。それほど広くはないのだけど、生き物がいると眺めているだけでも飽きないので面白い。貝にもFicusという属名が使われているんですね。確かにイチジク型だけど、混乱するなあ。30分ほど館内の展示を見た後は、船着き場へ移動。

泳ぐ人はフィンをかりて、島へ渡るらしい。わたしは海に入るつもりはなかったので、そのまま船に乗り込む。今日は島へ渡る人が多いらしく、マヌカン島と聞いていたのが、サピ島へ変更になっていた。全然無人島ではないですな。船着き場から島までボートで15分ほど。船着き場周辺の海底にはたくさんのガンガゼが転がっていた。

島に近づいたころに別の方向からキタカササギサイチョウの鳴き声が聞こえてきた。おっと、この辺の島にも分布していたのか!島の建物に飾られていた写真にはキタカササギサイチョウのペアが飛ぶ姿をとらえたものがあった。へー、島に棲むとは聞いていたけど、こんな小さな島にもやってくるらしい。ちょっと楽しみ。

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昼食付きのコースで人数分のテーブルが用意されている。完全に観光客のパックツアー向けですな。まずBBQ形式の昼食を済ませて、海外付近で適当に及ぐ子供たちを見ながら、近くの島でキタカササギサイチョウが見えないか双眼鏡で探す。何度か鳴き声は聞こえたけど、結局、姿は見えず。海岸でマレーオオトカゲの子供がごみをあさっていたけど、別の場所では大きな大人が何頭も格闘していたらしい。さすがスカベンジャー。1時間ほどの海水浴中にヤドカリやシャコガイなどを拾ってきた子どももいた。シュノーケルでも十分に南の海を満喫できた様子。

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海での体験は早めに引き上げて、15時ごろにコタキナバルの街へ戻る。去年と同じ場所でお土産を探す時間。今年は昨年買い逃したTree Flora of Sabah & Sarawakを発見したので両替して3冊購入。円高が進んでいたので、1週間前よりもかなり良い交換率になった。これでTree Floraの既刊本はすべてそろったし、ニクズク科の情報もまとめられる。ついでにテングザル本を購入。帰りの空き時間に読む予定。その他にもバードガイドや別の植物の本を勧められたけど、これ以上重たい荷物を持って帰りたくはありません。ここ、Malayan Nature JournalやSabah Parks Nature Journalが売っていたのだけど、欲しいものがなかったのは残念。それにしても海での活動の後だと言うのに子供たちは買い物に夢中で、元気ですな。

夕食はかなり豪華なバイキング。ラマダン時期なのでホテルの夕食も豪華らしい。生ガキまであったので、ちょっとチャレンジャーかなと思いながら、安間さんと一緒に食べた。どうも水っぽくていまいちな味でしたが、お腹は問題なし。デザートには、アイスカチャンをおいしく頂きました。この1週間、運動の割には食べていたので体重が増えたのではないかな?

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夕食後は、今回の滞在中のメモを作成。直行便で夕食後に汗を流すことができて、ホテルでのんびりできるのは便利だけど、夜中の飛行機はなかなかつらい。さすがにコタキナバルの空港についた時間帯には、お土産屋は締まっているところばかり。とにかく特に体調を崩した人もおらず、無事に帰国できそうで何より。