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企画展「セリ科のなかま」 [日常]

ようやく生態学会の年次大会の改革絡みの宿題の一つを終えたのと来週から講義がスタートするので、余裕があるうちに展示協力をした石川県立自然史資料館の企画展「セリ科のなかま」を見に出かける。そこそこ車は混んでいたけど、40分ほどで目的地に到着。すでにお腹が減っていたので、企画展の見学前にお弁当を資料館の近くの桜の木の下で済ませる。自宅の周辺よりも花は遅いけど、開花はしている。個体によっては満開に近いものも見られる。それにしても今日は暖かい。北陸大学への道路沿いの桜と畑の菜の花がきれいなコントラストで写真を撮ってる人が何人もいた。

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石川県立自然史資料館

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企画展の案内

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2階の一部屋が会場

入ってすぐはセリ科のにおいを体験するコーナー。比較してみると微妙なにおいの違いがわかるものもある。コリアンダーは種子だとほとんどにおわない。

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においコーナー

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多様なニンジン

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立派なミチノクヨロイグサ(4m越え)

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うちの畑のニンジンを食べていたキアゲハ幼虫

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我が家の夕食のトムヤンスープ

石川県に分布するセリ科を薬草、香辛料、食品、有毒など人とのかかわりを紹介しながら解説している。標本だけではなく、栽培個体もかなりたくさん準備されていて、実際に開花している様子も観察することができるのはよい。ちょうどセントウソウなどが咲き始めたころなので、野外観察にもよい時期。提供とした写真もいろいろなところで活用されていたようで何より。

わたしはセリ科の標本をまとめてみる機会はほとんどないので、久しぶりに標本をゆっくり見て楽しみました。個人的には、送粉生態とか種子散布に関わる情報があるとよかったのだけど、その辺まではカバーできなかったようす。

その後は一度、行ってみたかった額谷の公園に出かける。ちょっとだけ散歩のつもりが1時間以上、林道を歩いて、春の植物を観察してしまった。ポカポカと温かくて気持ちの良い天気だった。今度はもっと奥まで車で来て、その後、遊歩道を歩いてみてもよいかもしれない。

U丸さんからの指令で自宅の畑でコハナグモを探す。セイヨウタンポポとダイコンの花を巡って何個体か確保。ついでに花に来ていたハナアブを捕まえて一緒にしておく。しばらくしたらしっかり捕獲していた。結構、大きなものでも捕まえられるようす。

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