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サラワク二次林調査三日目 [研究]

昨夜は夜中に雷で停電して、空調がストップしたので、暑くて目が覚める。ただ、雨が降ってからは多少、気温が下がったようす。朝になっても雨が残っており、一日中雨が降りそうな気配。今日の目的地、Sabalは晴れている可能性もあるので、調査準備をしてSerianに朝食に出かける。

前回もよく朝食を食べに来た場所で、クチンからくるユニマスの共同研究者を待ちながら朝食。8時半ごろに到着し、30分ほど簡単な打ち合わせ。順調なら今日で野外調査は終わりそうなので、明日からクチンのホテルを予約しておいてもらう。明日は朝食後にクチンへ移動して、明後日はクチン周辺のマングローブの植林地の見学に出かけることになりそう。

雨が降ったりやんだりの天気の中、1時間ほどかけてSabalへ移動。雨やみそうにない。カメラの交換だけなら、雨が降っていても問題はないので、土砂降りにならないことを祈りつつ、現地の調査協力者の家から最寄りのプロットへ出発。最初の道路からすぐ近くの場所はほとんど動作していなかったけど、マメジカは撮影されていたのでカメラは問題なさそう。次の場所では、ホエジカが撮影されていた。タイの調査では普通種だけど、今回の調査では初の大物。あまり気配は感じないのだけど、いるらしい。

最初のプロットは小雨でスムーズに仕事ができたけど、次のプロットに移動する途中で雨が激しくなる。仕方がないので、プロット近くまで移動後、車内でお弁当を食べて、雨宿り。多少、雨が弱まったところで、カメラの交換に出かける。こちらはアカシアやアブラヤシに隣接したところで、あまりたくさんは撮影されていなかったけど、林床を歩くキジ科やアカハラシキチョウみたいな鳥が撮影されていた。このサイズでも十分に反応しているので、カメラのセンサーに問題があるわけではないと思うのだけど。

最後のプロットは最初から雨の中を歩く。ギャップの近くに設置したカメラの電池がすでになくなっていた。これは直射日光を浴びているかもしれないなあ。カメラの設置場所に問題がある可能性もあるのだけど、この雨の中ではあまり検討することもできないので、同じ場所に設置しておく。少し調査期間が短くなってしまう可能性があるのだけど、まあ仕方がない。結局、こちらのカメラは盗難にあう可能性も考えていたのだけど、すべて無事に交換することができた。これで必要最低限のデータは確保できたので、なんとかあと数か月はデータを継続して得られるとよいなあ。

雨の中、1時間ほどかけて宿舎に戻る。こちらも雨が降り続けていた様子で涼しい。夕食までに回収してきたカメラの映像確認とこちらに残しておく荷物の準備。なぜか夜間に撮影できていないカメラがあるので、これは持ち帰りだな。あと電池がなくなっていたカメラは液晶表示もダメになっていた。直射日光で温度変化しているのかもしれないので、来月の確認作業時に場所変えてもらうかなあ。

夕飯は軽めにチキンライスをいただく。タイのカオマンガイそのもの。コインランドリーで洗濯中に小型ドライバーを購入しておく。結局、宿に戻って分解してみたけど原因はわからず。まあ、置いておいても仕方がないので持ち帰ろう。シリカゲルで乾燥させると液晶は復活するかもな。

今日は雨の中の調査で疲れたので、早めの22時に就寝。明日は荷物を片付けてからクチンへ移動。

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