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共同利用研究会「世界の霊長類を俯瞰する」初日 [日常]

今日と明日は犬山で京都大学霊長類研究所の共同利用研究会「世界の霊長類を俯瞰する」に参加。朝食後、家族に最寄り駅まで送ってもらう。県外出張は昨年のヤマモモ調査以来で4か月ぶりくらい。電車に乗るのも久しぶり。朝の通勤ラッシュ時間帯は過ぎているので、混んではいない。小松駅で特急に乗り換えて、米原へ。次の乗り換えまでは時間があるので、電車内で昨夜仕上げたプレゼンファイルの見直し。もごもご練習してみたら20分を超えそうなので、スライドを数枚減らす。もう2枚くらい減らそうか悩んで、残したんだけど、結果的には減らしてもよかったか。

米原で乗り換える準備をしていると、田んぼに黒い鳥がたくさん見えた。カラスが何をしているんだろうと思ったら、白いものが見えて、みんなオオバンだった。さすが琵琶湖が近いだけだけある。米原で新幹線に乗り換えて名古屋まで移動。さすがに新幹線も人が少ない。名古屋駅でお昼ご飯を購入して、名鉄に乗り換え。予定通りの電車で犬山に到着。犬山に来るのも久しぶり。会場のフロイデまで徒歩で移動して、昼食を済ませる。対面で会うのが久しぶりの人ばかり。なんだスーツでネクタイはわたしだけか。今朝、ちょっと迷ったんだけど、スーツにしてしまったけど、やっぱり着てこなくてよかったか。

初日のプログラムはこんな感じ。湯本さん、いろいろなところ行っているなあというか、どこにでもいるなあ。

趣旨説明
 半谷 吾郎 (京都大学霊長類研究所)
生命の島に生きるヤクシマザルの営み
 辻野 亮 (奈良教育大学)
Worming out of the tropics: intestinal parasites in a temperate primate
 Andrew MacIntosh (京都大学霊長類研究所)
大型動物の種子散布機能を探る:カオヤイの森の種子散布ネットワーク
 北村俊平 (石川県立大学)

ボルネオ・キナバタンガン下流域:個人レベルの長期野外調査の醍醐味
 松田一希 (中部大学)
ボルネオ島の熱帯雨林をつくるシベット
中林雅 (広島大学)
インドネシア熱帯林における、霊長類を中心とした生き物のつながり
 辻大和 (石巻専修大学)

トクモンキーの広域調査の魅力、スリランカの魅力
 Michael Huffman (京都大学霊長類研究所)
アマゾンの「種子食者」?サキの採食生態
 武真祈子 (京都大学霊長類研究所)

会場の準備に少し時間がかかって、予定よりも少し遅れて開始。最初の半谷さんの趣旨説明は時間の都合でさらっとで、最初のセッションが開始。辻野さんのヤクシマザル、Macintoshさんの寄生虫、わたしのカオヤイの話。わたしは一番よく見ていたマカクがカオヤイのキタブタオザルだったので、わたしも去年、屋久島でヤクシマザルを見たときに、ちっちゃくてかわいいと思った。寄生虫いっぱいの写真はなかなか強烈だった。カオヤイはkhaoyaiensisの話はしなくてもよかったか。休憩をはさんで、松田さんのキナバタンガンの話、中林さんのパームシベットとビントロングの種子散布の比較、辻さんのインドネシアの霊長類+αの話。さらに休憩をはさんで初日の最後のセッションはHuffmanさんのスリランカの話と武さんのサキの採食生態の話で、かなり時間オーバーして初日の発表は終了。

その後は先日の湯本さんの最終講義の上映があって、湯本さんにみなさんから集めたメッセージ集を北村、辻野、寺田から1冊ずつ贈呈。こんなにメッセージがあるとはすごいな。霊長類研究所に移動して、夕食のお弁当をいただく。コロナ禍でなければ、お酒を飲みながら、夜中までワイワイやっていたんだろうなあ。

明日も朝から夕方まで続く。
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