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今年最後の一本 [日常]

今日の講義でようやく今年の講義は終了。あとは年明けに3回しゃべって試験をやればよい。でもレポートの採点を来週中にまとめてしまう必要がある。来年は講義開始直前にタイに行くので、講義資料も冬休みの間に全部作ってしまいたいところ。1月になると卒論原稿を読むのに時間がとられてしまいそうだからなあ。

印刷中だったマレーバクの論文が掲載されたとの共著者からの連絡。Integrative Zoologyのバクの特集号の第一部に掲載された。

Lynam, A. J., Tantipisanuh, N., Chutipong, W., Ngoprasert, D., Baker, M., Cutter, P., Gale, G., Kitamura, S., Steinmetz, R., Sukmasuang, R., & Thunhikorn, S. (2012) Comparative sensitivity to environmental variation and human disturbance of Asian tapirs (Tapirus indicus) and other wild ungulates in Thailand. Integrative Zoology 7:389-399.

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自動撮影カメラにだんだんと近づいてくる様子。

バクの果実食の論文の総説は第二部で掲載される様子。これで2010年6月にメールをもらってから2年半で3つの共著論文に参加することができた。ただ、筆頭の論文が今年は一本も出せなかったのは残念。これは今年職場が変わった影響と言うよりは昨年度の仕事の影響が大きい。もっとも今年度に入ってからも自分の論文は投稿できていないので状況はあまり変わらないか。2004年から筆頭論文を最低一本は継続していたので、今年途切れてしまったのは、ちと残念。

まずは4月のサイチョウ学会の発表要旨を仕上げて、話す内容を論文化してしまうのが当面の目標。種子散布距離の推定まで持ち込むとちょっと話が長くなるから、体内滞留時間の話だけでまとめてしまいたい。でも先行研究を読み込んだ範囲では十分なサンプル数を稼いでいる研究はそれほどないということがわかった。サンプル数が十分ではない場合は、種子の体内滞留時間を過小評価する影響や個体歳の影響をシッカリ考慮する点の重要性を指摘することはできるだろう。

でも生態学会の企画集会の発表内容のほうがシッカリまとめないといけない点では、優先順位が高い。ストーリーを考えねば。もう1つの締め切り仕事は、他の原稿待ちなのでしばらく放置して、来週、もう一度読み直して年末に再送付する予定。
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