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一つ片付いた [日常]

先月のタイ出張時の宿題がようやく終了。前回よりも短いコメントだったけど、どんなものだろうか?論文のレフリーと違って、研究申請書へのコメントは実現性というところをどうやって評価するのかがポイントになると思うのだけど、うまく評価できただろうか?ただ、ちょっと調査対象の選定基準が弱いので、その辺をうまくフォローできる形で評価できていると良いのだけど。

昨年度の生態学会の自由集会のまとめの文章の校正が終了。自由集会のイントロで話した内容、発表があった4件の研究の位置付け、国内外の大学(特に非英語圏)の卒業論文や修士論文として眠っている情報の価値みたいなことをまとめてあります。

北村俊平. (2013) 日本における動物による種子散布に関する研究の現状と課題:FSD2010からFSD2015へ. フェノロジー研究48号, Pp 43-54.

最後の部分は2008年のATBCのAsian Chapterに参加した時にCorlettさんやその他の東南アジアで種子散布の研究を行なっている人たちと飲んだ時の話題。東南アジアの各国の大学の卒業論文や修士論文として眠っている情報をどうにかすることができないかということ。Corlettさんは期限を区切って、その期間内に著者が書かない場合は、責任著者になって書くと話していたけど、そこまでやれる研究者は多くはないだろう。ATBC Asian Chapterでもその辺の事を考えて、論文の書き方や解析方法のワークショップを開催しているのだろう。

カオヤイのブタオザルの果実食と種子散布の論文が出版されたようなので早速、著者にメールを送信。多分、学位論文とほぼ同じ内容だとは思うけど、査読者の意見が反映されているとちょっと変わっている場合もある。
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