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人間とアカネズミが持ち去った [日常]

台風前にイチョウとマムシグサの自動撮影カメラの様子を確認するために林業試験場へ出かける。台風の影響は明日以降になりそうだし、学生を連れてくるのは水曜日の予定なので、今日しか出かけるタイミングがなさそう。ただ、しばらく雨が降っていないので、キノコやヤマナメクジは期待できない。

マムシグサを確認中に林業試験場スタッフの方から声をかけられたので、簡単に調査目的を説明。ほとんど果実が減ることはないので、何をしているのか意味不明の調査に見えても不思議はない。しかも今年は道路沿いの個体くらいしか残っていないので、積雪前に食べられるのかも怪しい。果肉成分の季節変化など、鳥が食べなくても確実に得られるデータを組み合わせたテーマにしないと卒業研究には難しそう。ただ、この1週間でかなり熟した果実が増えて、全体的に赤くなってきた。来年はもう少し早い段階で、調査個体を確保しておこう。

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イチョウも落下種子が増えてきた。大学周辺の街路樹周辺はオレンジ色に染まりつつあるけど、林業試験場の個体は少しフェノロジーが遅い感じ。パターンは昨年までと同様で持ち去られる場所ではアカネズミやタヌキなどが訪問中。調査中看板を設置していないので、スギ林から離れた場所はヒトの持ち去りが多い。一昨年も気がついていなかっただけで、このくらいヒトに持ち去られていたのだろう。さて、今年の生態学会はサイチョウのネタではなく、こちらのイチョウで話すかな。

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午後は地元のお祭りに参加。神社の落ち葉ために大量にミミズがいるのを発見。これだけミミズの糞だらけの場所も久しぶりに見た。しっかり落ち葉を分解している様子。一度、写真を撮りにこよう。実家の庭のオモトはしっかり結実していたので、今年こそ、自動撮影カメラで果実消費者を記録したい。

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明日は台風の影響が出そうなので、自宅で仕事の予定。
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