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観察会は無事終了 [日常]

今日は朝一番で職場のある町内の子ども会向けの生き物観察会。早めに職場に移動して、配布資料をプリントアウト。カラープリントするつもりが、どうにもうまくいかないので、仕方なく白黒印刷する。プロジェクターや延長ケーブルなどスライド上映に必要になりそうな道具を一式、車に詰め込む。調査で使っている自動撮影カメラとシャーマントラップも持っていく。

講演会場がかなり明るいけど、カーテンを全部しめると蒸し暑いので、できるだけ前の方に座ってもらう。持ち込んだプロジェクターは悪くはないのだけど、もう少し明るく見えるといいなあ。予定通りの時間に開始になり、まずはつかみの自己紹介で、ヤマビルの写真を見せて、反応を確認。お、悪くはなさそう。その後は大学周辺で拾ったロードキルの写真や足跡やウンコの写真から、哺乳類を同定する話を紹介して、最後に町内の神社に設置した自動撮影カメラに撮影された生き物について紹介。ハクビシンが以前は神社の建物内に住み着いていたらしいけど、今回は6週間で4回だから、住んでいるわけではなさそう。

その後は大学ビオトープへ移動して、ビオトープ研究会の学生にサポートしてもらいながら、ケヤキの木陰で生き物観察会。1時間ほど、子どもたちに補虫網と金魚網をかしだして、大学ビオトープ内で適当に生き物採集をしてもらう。7月中、学生のフェノロジー調査やポケゼミ時にこまめに写真撮影していたので、小学生が捕まえてきそうな生き物はだいたい同定できるように予習しておいた。ただ、ビオトープ中央付近のヤナギにセグロシャチホコが大量発生していたので、その周辺は近寄らないようにだけ伝えておく。

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ヤナギの樹上はセグロシャチホコだらけ

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ヤナギの根本はボクトウガ?

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アオメアブ

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アオドウガネ

今日、大学ビオトープで見かけた生き物たちは、アオドウガネ、マメコガネ、ゴミムシの一種、アゲハチョウ、イチモンジセセリ(捕獲なし)、ベニシジミ、モンシロチョウ(捕獲なし)、アオメアブ、シオヤアブ、シオカラトンボ(オス、メス)、ミヤマアカネ、ウスバキトンボ、マユタテアカネ?、アオモンイトトンボ(メス)?、コカマキリ(幼体)、オオカマキリ(幼体)、コバネイナゴ(幼体)、ショウリョウバッタ(幼体)、オンブバッタ(幼体)、ツユムシ、キリギリス(幼体)、ツヅレサセコオロギ(幼体)?、エンマコオロギ(幼体)、アメンボの一種、ナガコガネグモ、ムカデの一種、ツチガエル、トノサマガエル(捕獲なし)など。

目標の50種にはとどかなかったけど、まあまあ頑張って捕まえていたのではないでしょうか。ヤナギルリハムシがいたはずだけど、ヤナギに近づくなといったので、しっかりみんな守っていたらしい。暑い中、誰も倒れたりしなかったのが何より。小学生30名相手のイベントは久しぶりだけど、イベント用の調査道具や観察道具を一式まとめて準備しておいた方がよさそう。少しいい補虫網はお金に余裕があるときに購入しておこう。今後もここで観察会をやるなら、ビオトープにいる生き物チェックシートをパウチして渡すとかできるくらいの準備は必要だな。今年の卒研で植物はそろいそうだけど、昆虫は来年のポケゼミの目標かな。

昼食後は大学のオープンキャンパス仕事で、研究室前で高校生たちに研究内容をポスターで説明。さすがに地元高校が多いけど、昔と制服が違うからすぐにどこの高校かはわからない。昨年までと比べて、スムーズに見学者が流れてきていた点はよかった。まずは高校生が立ち止まるきっかけが必要なので、今年もつかみに巨大なヤマナメクジを展示しておく。ちょうど農場の果樹園でブドウを食べてきた高校生などがいたので、種子散布の話もわかりやすかった様子。

オープンキャンパス後は大学院生の中間発表に参加。大学院生がそれぞれポスターで中間発表する形式で、10分間の説明後、簡単な質疑応答。大学院生の仕事は研究室が異なるとこれまであまり話を聞く機会がなかったし、よい機会になったのではないでしょうか。その後は打ち上げだったけど、私は帰宅して、明日の仕事の準備。えーと、まずは明日が締め切りの査読かな。
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