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能登島丸かじり2017二日目 [日常]

6時半に起床して、のんびりとニュースを見ていると、ミサイル発射。その後はそのニュースばかりになってしまう。7時半の朝食後は、3グループに分かれて実習に向かう。わたしたち里山グループはスギ林の調査地へ。まずは毎木調査の説明でガンタッカーの使い方とか、DBHの測定方法や樹高の測定方法の説明。クリノメーターも使いやすい。最初は10m四方の調査区を考えていたけど、人数も少ないので、10m×5mの長方形の調査区を設定して、その中に生えているスギのDBHや樹高を測定してもらう。樹高は高い個体で25mくらい。学生がスギドクガを見つけたので、触らない用に注意しておく。ここのスギはツタウルシがないので、安心して測定できる。昨日、TAが設置しておいた自動撮影カメラを確認するとイノシシ親子が複数回とタヌキが撮影されていた。

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朝食

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焼きたてがおいしい

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樹高計を使ってみる

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オオジャゴケらしい。

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ムカゴイラクサの棘

その後、地面を掘りたいという学生に1mより深いところを掘ってもらう。うちのグループはスポーツに秀でた学生が多くって、体力には自信がありそうだったけど、地面が固いことに驚いていた。そりゃ、ここまで深く掘ることは普通ないよね。人間一人が余裕で入ることができるくらいの土壌断面をしっかり観察してもらう。O層が深さ1cmくらいしかなく、A層が深さ5cmくらいまで。いくつかの深さから土壌サンプルを採集して、一旦、宿に戻って昼食。スギ林にしては落葉が少ないのだけど、すぐに流されてしまうのだろうか。昼食は再びカレー。前に来たときも昼食はカレー2連荘だったかな?

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穴掘りで学生たちの電池が切れてしまったようなので、他のグループよりも少し長めに休んで、午後は尾根の調査区へ移動。こちらではすぐに調査区を設定して、毎木調査に取りかかる。こちらの樹高は高いものでも10mを少し超えるくらい。これだったら、12mの測稈を持って来ればよかったなあ。今更だけど、学生たちは対象樹木の一番高いところがどこかよく分からない様子。そりゃそうか。どの枝がどの樹種か瞬時に判断はできないか。樹種名が現地で判断できないものは高枝切りばさみで採取して、あとで同定してもらう。まあ、ヒサカキ、ネジキ、スダジイ、ヒノキくらいしかないんだけど。ヒサカキがよくわかっていないようす。

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こちらの自動撮影カメラのイノシシは6頭も子供がいた。私たちがくる10分くらい前にキツネが歩いていた。2時間ほどで調査を終えて、宿に戻る。途中、TAがアカテガニを捕獲したので、宿に持ち帰って、他の学生たちにも観察してもらう。

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夕食まではデータ整理を進めて、夕食後は明日のプレゼンの準備。もっと早く眠るつもりだったけど、学生たちが23時ごろまで資料作成していたので、それにつき合って、時々、学生たちの論理構成がおかしくなりそうになると、適宜、助け舟を出して、考察のお手伝い。一日で得られたデータからいえそうなことはそれほど多くはないということが伝われば十分かな。

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