SSブログ

能登島実習2018三日目 [日常]

朝6時10分に起床して、自動撮影カメラの回収に出かける。今日は朝からよい天気になりそう。6時20分の集合時間に来ていた学生2名とおまけの1名、TAと一緒に展望台を目指す。昨夜はかなり雨が降ったので、林床はぐちゃぐちゃだったけど、まあ、林道を歩くには問題ない。

P9221280.jpg

最初はあまり汚れない尾根沿いの調査区に設定した自動撮影カメラの確認。3台中2台はすぐに見つかったけど、残り1台を探すのに少し時間がかかったけど、無事に回収。こちらは3台とも動物は撮影されていなかった。次に最初の調査地に移動して、残り3台とアカネズミの巣穴の入り口に設置した1台を回収。寝坊した学生二人が合流して、こちらは夜中にイノシシ家族がウロウロしているところが3台とも撮影されていた。帰り道にカタツムリの食痕がきれいに残っていたので、撮影しておく。ノトマイマイだろうか?

P9221294.jpg

P9221293.jpg

魚たっぷりの朝食を済ませて、学生たちは策実のフィールドワークのまとめ。わたしは調査用具の整備と撤収準備。9時半ごろまでデータ整理を続けて、その後は3班がそれぞれ15分ほどの発表と質疑応答。里山グループは他の2グループと比べるとデータ整理が甘かった感じ。まだ2年生なので、来年度以降同じような調査を継続するのであれば、もう少し得られたデータの提示方法のヒントを出しておいたほうがよさそう。

P9221284.jpg

P9221287.jpg

P9221289.jpg

最後は例年の記念撮影をして、宿で昼食をいただき、実習は無事に終了。昨年はスマホを忘れた学生がいたので、忘れ物をしないように注意喚起しておく。

能登島での海浜調査は終えていたけど、富山湾側に残る海浜に出かけることにして、能登島を離れてからは七尾方面に向かって南下する。七尾市役所方面に車で来るのは初めてかな。その後は富山湾沿いを走り、道の駅いおりのところの海浜を観察。ただ、先日の大雨で道の駅から海へ出る地下道が通行止めになっており、かなり遠回りして海浜に到着。ここはもともと砂浜があったのかわからないけど、多少、砂が堆積しており、海浜植生が見られる。

P9221299.jpg

P9221300.jpg

オカヒジキ、ハマヒルガオ、ハマゴウ、ハマニガナ、コウボウシバなどが見られたけど、オニハマダイコンは見当たらず。すでに枯れているとも考えられるので、じっくりと探してみたけど見つからなかった。まあ、あればかなり目立つので、分布していないのだろう。さすがにここまで来てから同じ道を戻るのは時間が無駄なので、氷見から北陸道を経由して大学へ戻る。予定よりも1時間ほど遅かったけど、まあ、0データでも確認しておいてよかった。

P9221306.jpg

P9221305.jpg

P9221309.jpg

P9221308.jpg

P9221307.jpg

P9221311.jpg

研究室で調査用具を整理して、ヤマナメクジたちにナメコをあげて、3日分のメールをチェックしてから帰宅。さすがに明日は休みたいけど、月曜日は実態顕微鏡での確認作業を終わらせて、さっさと証拠写真を撮ってしまいたい。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。