SSブログ

付着散布植物の調査は終盤 [日常]

今日は4年生を連れて、再び林業試験場へ。9月末に設置した付着散布植物の自動撮影カメラの回収作業と室内実験用のサンプリング。最近はクマの出没が減っていて気が緩んだのか、学生たちがクマ鈴を忘れてきていたので、車内に常備しているものを貸し出し。わたしはしばらく開けたところで果実数を計数する作業なので、鈴つけたところで鳴らないし。カントウマムシグサはいったん急速に減少してからは、少しずつ減っていっているようす。あとから熟した個体はまだ果実がほとんど残っているけど、それ以外の個体は9割がた食べつくされている。今年はルリビタキが結構頻繁に訪問していた様子。ついでにイチョウの周辺で落ちている種子を回収。多分、タヌキが食べこぼした種子が残っているんだろう。散布されなかったものととして回収しておいて、発芽実験に利用しよう。それにしてもこのイチョウの銀杏は立派なサイズ。ツルリンドウが食べられていたけど、アカネズミだろうか?

PC020060.jpg

PC020061.jpg

PC020066.jpg

PC020069.jpg

その後は学生たちの調査を手伝って、自動撮影カメラを回収したり、付着散布植物の様子を見てみる。イノコズチはこの時期になってもかなりしっかり散布体が付着しているものらしい。その他はほとんどが運ばれてしまったか、落ちてしまった様子。まあ、雪が降ればすべて倒れてしまうだろうから、12月中旬くらいまでが散布時期になるんだろう。その後は、室内実験用のナメクジを探してみたら、意外と見つかった。今日は学生たちも見つけることができたようで何より。やはり気温が低い時期でも普通に活動しているらしい。さすがに春先からウロウロしてるだけある。実験室で飼育している個体よりもサイズが大きいものが多い気がするけど、飼育個体は餌が足りていないのか、そもそも何か栄養が足りないのかよくわからない。冬前に成長して、春には産卵しているけど、交尾のタイミングはいつになるんだろう?この春に飼育していた限りでは、交尾シーンは見なかったので、これからなんだろうか?

PC020085.jpg

こんな時期に咲くんだっけか?
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。