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絶滅危惧調査会の協議会に参加した [日常]

今日は石川県立自然史資料館で開催される石川県絶滅危惧調査会の全体協議会にオブザーバー参加。昨年、公表された「いしかわレッドデータブック2020<植物編>」の作成に関して、到達点や今後の課題などの議題があるらしい。わたしは会員ではないけど、植物分野の関係者や生物多様性・環境問題に関心を持つ人は傍聴を歓迎とのことで、でかけてみた。週末であまり道路は混んではいなかったけど、結構、ぎりぎりに到着。10名を超えるくらいのメンバーで、傍聴者には母校の高校生も交じっていた。フィールドワークやりたいらしい。

https://www.pref.ishikawa.lg.jp/sizen/reddata/rdb2020/rdb_2020_pdf.html

レッドデータブックの総論はあまり真面目に読んでいなかったのだけど、今回の配布資料に含まれていた2010や2000と比較したラフな解析などは、興味深いデータも含まれていた。石川県の絶滅危惧植物の危険要因として、現在のところシカ食害は0件評価。これって全国的にはかなりレアなんではないだろうか?ただ、林業試験場の自動撮影カメラのデータでは、メスジカが撮影されるようになりつつあるので、次の2030にはシカの影響も出てくるかもしれない。

石川県のレッドデータブックの植物版はこのグループが中心となって編纂してきたんだけど、主要メンバーは80歳を超える人も多く、次の2030の対応などを考えるといろいろと課題が多い。ただ、ここ数年、植物関係の大学教員は減少しているし、そもそもサークル活動などでは、あまり期待できないだろう。うちの職場でも植物好きな学生は結構レアななので、植物を中心にした標本作成からはじめるポケゼミとか、そもそも植物に目を向ける活動に取り組まないと難しいかも。もともと2020に向けて始めたポケゼミだったけど、まったく貢献できなかったというのが現状だし。

自宅に戻る前に床屋によったらタイミングよく待ち時間なく座ることができた。その後は期日前投票を済ませて、自宅に戻って遅い昼食。残っていた卒論にコメントを付けたらもう夕方。明日は締め切りを過ぎてしまった査読仕事を終わらせねば。
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