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ESJ68四日目 [学会]

今日は自宅の改修工事があるので、朝から工事する場所の片付け。10年たつといろいろと壊れてくるところとか出てくるのは仕方がないが、比較的、状態よく保たれているらしい。ただ、外壁など、一部剥がれてきているところもあるなあ。工事対応の準備を終えてから、総会に参加。今年はオンラインなので参加者が増えるかと思ったけど、それほど多くはなさそう(ちょっと増えたらしい)。それでも選択肢としてオンラインでの提供はあってもよさそう。任期満了で退任する役員のみなさま、引き継いだ時には全く予想していなかったコロナ対応で大変だったと思います。ありがとうございました。

その後は受賞式と記念講演を聞きながら、相互作用系以外のところのポスターを見ていく。カメラたくさんあるとデータ処理が大変だけど、その背景データをうまく活用した研究とかいいなあ。大島賞のCO2ホットスポットの話は以前、熱帯生態学会で聞いたと思うんだけど、その後の進展が紹介されていた。やはり土壌生物が関係していたようす。日本生態学会賞は、私も少しかかわったS9でサンプリングされた植物多様性調査の結果を見る限り、タイのクスノキ科もまだまだ新種が見つかりそう。果実食動物はみんな大好きな果実なので、植物側の情報が充実することで、いままで気が付いていなかったパターンが見えてくるんじゃないかな。変なフェノロジーを示す個体がいるのが、別種だったりすることがありそう。

その後は昼食を準備しながら、本を出版する予定があるわけではないけど、「U06 英文書籍を出版しよう! ウェビナー版」に参加。今まであまり英語化されていない情報や眠っているデータを発掘する機会になるのはいいなあ。ニホンジカってそんなにたくさんGPSの位置情報が取得されているのか。付着散布でどのくらいの距離、運ばれるのかもそれらのデータが公開されたかなり詳細に推定できるかもしれないなあ。

午後は授賞式と受賞講演の続きを視聴。参加者が多くなると重くなるかと思ったけど、特に気にならなかった。もう少し、参加者がいるかと思ったけど、意外と少なかった気もする。旅費がかからないんだし、研究室の3年生に参加登録するように知らせておけばよかった。個人的にはソテツの話が面白かった。鳥かネズミが種子を運んでいるんだろうなあ。その間に無事に改修工事は終了。

夕方の自由集会は「W13 手法から読み解く生態学」に参加。分析手法などは、研究者個人で試行錯誤することも多いけど、意外とどこかで似たようなことを考えている人は多いかもしれない。手法に特化した雑誌などもあるし、そうでなくても調査手法のちょっとしたTipsには需要があるだろう。うちで使っている自動撮影カメラとかも置くときのちょっとした工夫とか、どこかにまとめておいたら役に立てるのかもしれない。
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