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白山高山植物園での実習 [日常]

実家のキカラスウリがたくさん咲いてる。カメラをおいてみたところ、夜は普通にスズメガの仲間が来ていたけど、朝はスズメバチとかクマバチもやってくるらしい。

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午前の植物生態学の講義は中立理論のさわりだけ紹介。本当はシミュレーションとかしてみるともうすこしイメージがわきやすいのかもしれない。ただ、講義時間中に地震の避難訓練があるのをすっかり忘れていた。大学生は机に潜り込んでも全身を隠すのは難しいよなあ。まあ、プロジェクターとか、直撃すると危ないものは避けるように隠れるくらいにしたほうが良いかな。

午後は日曜日に下見した白山高山植物園を訪問して、訪花昆虫の観察。大学からの移動中にだんだんと曇ってきたので、観察にはちょうど良い天気になりそう。遮るものが何もないので、直射日光さえ気にならなければ、蚊とかいないし、マルハナバチがどこに移動するのかも観察しやすい。

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せっかくなので、最初の30分くらいは開花中の植物を一通り観察してもらう。ニッコウキスゲがほとんど終わっているので、ゴージャスな花は少ない。ただ、オオバギボウシはちょうど開花ピークに向かうところで、トラマルハナバチが盛んに訪花する様子が観察できそう。同じ種の花を順番に訪問する様子やオオバギボウシの花序内のどの位置の花から訪問するのかなどを記録してもらう。今年は班ごとに2種の植物を選択して、15分×2セットの観察を行ってみた。

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ただ、今年の開花状況であれば、オオバギボウシに対象を絞って、1人10花序程度を観察対象にして、花の位置などを適当に記録して、行動を詳細に記録するような実習でもよかったかも。学生はみんなスマホが標準装備のようなので、訪花昆虫の写真を撮影する時間をしっかりとってもよいか。来年度以降の検討課題としておこう。

とにかく今日はマルハナバチとかしっかり観察してもらうことが一番の目的だったので、それは十分に伝わった様子でよかった。来年も実習に組み込むことにしよう。

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