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銀杏を集めた [日常]

今朝の体温は36.0度。春から毎朝、体温を測り続けているけど、秋が深まってもあまり変わる様子はない。こんなもんだっけか。科研費書類を仕上げきっていないけど、天気が良いので午前中は久しぶりに角間を訪問。駐車場横のスペースはミゾソバが満開で、まだツリフネソウも咲いていた。お、トラマルハナバチが来ている。いつもこんな時期まで残っていたかな?入り口のカラスザンショウはたくさん結実しているようだったけど、まだ裂開していない様子。竹やぶのところは草刈りしてあったので、管理業務は入っている様子。林業試験場では、かなり付着散布植物は減っていたけど、こちらは人があまり歩いていないせいか、まだノブキの種子も残っていた。

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登り切ったベンチの近くのマユミはちょうど裂開が始まってきたところ。もう少し低いとカメラをおいてみるんだけどな。サイハイランの果実はまだ緑色。裂開するにはもう少しかかりそう。反対斜面のカラタチバナはすっかり赤くなっていたけど、倒れていたのでまだ見つかっていない様子。これはカメラをおいてみるかな。もう一個体のサイハイランは何か踏まれたのか、果序が倒れてしまっていた。一つは熟している感じだけど、このまま上の果実も熟すかな?

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今年はブナ科が不作のはずなんだけど、角間のアベマキは普通に実っている様子。たくさんの丸いドングリが落ちていた。こちらの大学の実習も例年通り行われているのか、林床にはナンバリングされたアベマキが転がっていた。お、かみ砕かれて中身がないものもあるな。これ、ネズミではないよね?

トレイル上のタヌキのため糞サイトにイチョウの種子が落ちている。これだけあれば、しっかり発芽実験に回せそうなので、回収しておく。残りはカキノキの種子。イチョウは周辺の結実個体がわかるので、少なくともどのくらいの距離を運ばれてきたのかは推定できるだろう。こんなにまとまって落ちていたことがあったかな?

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さすがにアベマキの樹液酒場はすでにひっそりとしていた。残っていたのはクマの糞。アベマキはかみ砕いて食べているらしい。しかし、林内に果実がほとんど見当たらない。ムラサキシキブも残りわずかといった感じ。こちらのカラスザンショウは裂開していて、メジロが食べに来ていた。さらにウドの果実は熟すそばから食べられている様子。お、こちらにもクマ糞あり。ただ、新しいものではなさそう。こちらもアベマキを食べていた様子。シロハラの鳴き声がすると思ってみるとマミチャジナイが何羽もウロウロしていた。こんな声だったっけか?

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いったん研究室に戻り、午後は林業試験場のイチョウの木を訪問。以前、調査していた個体の近くでクマ糞があるとの情報をいただいたので、忘れずに回収。えーと前回は2017年11月末にたくさん糞を回収している。今回は銀杏が破壊されたものは少なく、見た目はきれいなものばかりだった。しっかり発芽実験データを収集しておきたい。今年こそ種皮の栄養分析も終わらせてしまわねば。研究室に持ち帰ったものは軽く水洗して、皮むき用手袋でこするとあっという間に銀杏の完成。1つの糞に40個ほどは入っている。たくさん固まっていたものだと100個以上ありそう。

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明日は朝一番で科研費書類をぽちっとしてしまわねば。
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