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ヤマモモ調査三日目 [日常]

今朝も6時の放送で目が覚める。宿泊先の部屋からは、微妙に海からの日の出が見えないのがちょっと残念。今朝は35.7度でちょっと体温は低め。昨夜はよく眠れたので、頭はすっきりとした感じ。7時の朝食後、予定通り8時45分に集合して、宮之浦港へ向かう。途中、お土産用に屋久杉のスプーンとサバを購入して、港へ。条件付き出港らしいけど、多分、大丈夫とのこと。トッピーに乗るのは2回目だけど、前回も天候はイマイチだったことを思い出した。前回は鹿児島から屋久島に移動してきて、後半は結構、揺れて大変で、吐き戻した人も何人も見た。それと比べれば、今回は多少、揺れた程度で大したことはなかった。予定通りの時間に種子島に到着。種子島も天気はすっきりせず、風が強い。

今日はわたしがドライバーなので、助手席のWさんに案内してもらいながら、まずは市役所へ移動。種子島のヤマモモ調査でお世話になっているグループのメンバーの方々、さらに市役所の獣害担当の方からヒアリング。年間のシカの捕獲頭数や農業被害などの情報について教えていただく。シキミとかヒサカキの被害が計上されていて興味深かったのだけど、栽培しているらしい。あと牧草を食べる被害が出ている様子。昔はヤマイヌ(オオカミではない)が山の中にいたらしい。ただ、屋久島と比べると電気柵などの対策はあまり進んでいない様子で、ネットで対応しているところが多いらしい。そもそもシカの被害があまり大きくはない様子。

その後は昼食にパスタを食べて、会議にオンラインで参加する教員を残して、私たちは種子島開発総合センター「鉄砲館」で種子島について学ぶ。ヤクタネゴヨウの丸木舟とか、過去には巨木があったことがよくわかる。鉄砲に関する内容が多いけど、種子島の歴史を知るにはちょうど良かった。展示内容は更新中なのか、非常に古いパネルと最近、作成したばかりのパネルがごちゃまぜで、面白かった。丸木舟の漁を行っていた様子のスライドショウもなかなか味がある展示でよかった。展示内容で、サルの狩猟に関して出典を確認したいことがあったので、こちらのスタッフに問い合わせてみる。あとでわかったら連絡してもらえるらしい。

その後はWさんのヤマモモ調査地に向かって種子島を南下していく。種子島空港を通過して、さらに南下して、ヤマモモ調査地を訪問。地区の共有地らしい。隣のゴルフ場から飛んできたゴルフボールが森の中に時々落ちているとのこと。一昨日のプレゼンで見たときにかなり傾斜の厳しい尾根沿いで調査している感じはしていたけど、確かに大変そう。ただ、道を選べば歩けないわけではない。明らかに樹木の個体サイズは小さくって、とても100年以上経過しているように見えない。その点は再確認が必要なのではないかな。こちらも実生はほとんど見当たらないのだけど、シカの影響は屋久島よりも小さい感じ。屋久島のシカ柵外ではほとんど見かけかなった植物がちらほら見られる。萌芽も食べられている割合は屋久島よりもかなり少ない。1時間半ほど調査地を歩き回って、車に戻る。確かに道端には、森の中では見かけないサイズのヤマモモの稚樹が生えているのはちょっと不思議。ニホンザルがいなくなって数十年が経過しているので、これはヒヨドリが運んだのだろうか?

ヤマモモの調査地からさらに南下して、ロケットの打ち上げ場近くの宿を目指す。50分ほどカーナビに従って運転して、宿に到着。一瞬、宿の名前が違ったと思ったけど、ここであっていたらしい。夕飯を食べる場所は近くにはなさそうなので、車で再び移動。二つの候補のうち、最初のお店で決定。刺身定食で、今回の調査で初刺身。おいしい。そういえば、今回の参加メンバーだとわたしが1か月とはいえ、一番年上で、ずいぶんと年齢を重ねたものです。夕食後に近くのスーパーとコンビニを訪問して、お土産とかおやつの購入。

3日目になり、体が動くようになってきた気がするけど、明日には帰るんだよね。
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