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やっと一つ片づけた [日常]

お盆明けの夏休みから復帰したので、しばらく放置していた専門科目の採点に取り組む。例年通り、25点の問題を10問のうち必須が1問で、残り9問から3問を選択する問題。それぞれは3~5問の小問で構成されていて、専門用語の定義や現象に関する知識を問う問題と、ちょっと考える問題を組み合わせている。過去問と全く同じ問題は出題せず、同じテーマでも小問の構成を少しずつ入れ替えたり、毎年更新される報告書の内容を取り入れたりしているので、結構難易度高めだと思われる。

必須問題は大学院の入試を意識して、植物の繁殖に関わる実験的なアプローチを行う問題にしている。今年は切除実験で機能を調べる研究事例にしてみた。講義中にツユクサとかコチャルメルソウとかの論文を紹介しているけど、なかなか作業仮説とそこから導かれる予測のイメージをつけることが難しかった様子。もうちょっと身近な植物を題材にしてみたほうが良かったか。

用語説明では、講義中に類似した用語で○○があるから、こちらと勘違いしないようにと話した内容の方が頭に残っているのか、類似した用語の説明を書いてきた人が数名いた。これはわざわざ講義中に話さないほうがよいのかもしれない。例年、計算問題主体にしているところは少し難易度を落として、解きやすくしてみたら、税亭条件の計算はできていた。けど、その次の問題にその結果を生かすことはできなかった様子なので、小テストとかで一度、計算してみないと伝わらないか。ただ、学名とか毎年出題しているのにきちんと書けないのはなんとかならないものかと思いながら採点終了。去年とほぼ同じ平均点で、ほぼ同じ単位取得率になりそう。

来週は教養科目の採点にようやく取り掛かれそう。
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