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ミズアオイが咲いていた [日常]

ようやく野外調査できるくらいの気温になってきたので、今日は8月にキャンセルした手取川調査の一環で植物調査。まずは手取川ではないけど、手取川水系で数少ないミズアオイの生息場所を訪問して、個体数チェック。ここ10年くらいは観察しているけど、比較的狭い水路の中で毎年、一定数の開花が見られている。ただ、今年は例年よりも生育が良いのか、水路を埋め尽くさんばかりの個体数になっている。いつもこんなにたくさんいたっけか。

2人で計数してみると花序数が数百はある。もともとは30年位前にたまたま発見された場所で、石川県内のミズアオイの生育地としては比較的古くから知られている場所の一つ。最近は木場潟などでも増えているので、それほど珍しいわけではないけど、白山市内だと確実に見られるのはここくらいではないだろうか。

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その後は手取川の河口を訪問してみたけど、去年の大雨の影響やその後の工事でかなり植生が改変されているのではないだろうか?いくつか漂着していた水草を拾ってみると、オオカナダモ、コカナダモ、ヒルムシロ、ホザキノフサモなどが多く見られた。結局、この周辺の植生をしばらく歩いてみて、生えているならここだろうというポイントでは、探していたものを見つけることはできなかった。まあ、来月になればもう少し目立つかもしれないので、もう一度は探しに来てみよう。

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その後は上流に向かって移動しながら、ミソハギとか、シロネとかに交じって、水路のミクリなどを観察。途中、地元のアセス会社のメンバーがドローンを飛ばしていた。テスト飛行だったのか、植生調査をしていたのかわからないけど、このくらいの風でも飛ばせるらしい。ただ、こちらでも探していた植物は見つからず、植生を見る限りは生えているような感じではないので、遷移が進んでしまって陸地化したのかもしれない。一応、川のほうからもアクセスできないか歩いてみたところ、探していた植物を発見。今までの記録とは別の場所なので、新しく定着したのかもしれない。ちょうど開花中だったけど、風が強くてよい写真にならなかったので、また写真撮影にこよう。

この辺は昼食を食べる場所が少ないので、最寄りのコンビニで昼食を購入。午後は7月に探したけど確認できなかったカワラサイコを探しに出かける。河川敷の堤防沿いはクズ畑だったところがきれいに草刈りされているところが多く、これは期待できないかもと思っていたら、きちんと残されていた。なるほど完全に草藪の中で見えていなかったのか。ただ、すでに花の時期は終わっており、古い果実が残っていただけだった。ポイントは確認したので、来年の夏に確認することにしよう。とりあえず石川県内の3つの○○サイコは見ることができた。

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