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採点終えた [日常]

お盆前に採点した答案をもう一度確認して、大学のシステム登録用のファイルを作成。明日の登録締め切りには、余裕を持って終わらせよう。1年生向けの生態学概論、3年生向けの植物生態学の試験、いずれもよく勉強していると思う答案もあるけど、やはりガクッとくる解答も散見される。キーストン種は、キーストンさんが発見した種でも、鍵を落とした種でもありません。

1年生向けの試験の平均点は想定したよりも低い点数になってしまったので、難しすぎたということか。講義中にあまり理解できていないようだったフィッシャー性比に関連した計算の正答率が極端に低かったのが大きな理由。過去にも出題されていたようなので、勉強してくると思って出題したけど、甘かったか。ただ、講義後や試験直前に質問に来た人は、正答しているので、わたしの講義中の説明に問題があったということか。来年へ向けての反省。

午後は石川県庁で共同研究の打ち合わせ。打ち合わせ時間よりもかなり前に着いたので、持ってきた論文を読む。Ecology Lettersに掲載された論文で、中国の亜熱帯林でJanzen-Connell効果を実験的に検証した研究。同種内で土壌内の病原菌の影響を調べているだけではなく、植物の系統性も考慮しているのがポイント。この辺、Cam Webbが2000年以降、いろいろと論文を書いているけど、それをベースにして病原菌の効果まで見ている。それにしても1m四方のコドラート1200個ですか…。

打ち合わせでは、15名ほどいろいろな研究機関のメンバーと意見交換。この辺の予算申請の複雑な手続きは、前職の経験が少しは役に立ちそう。自動撮影カメラを使って何を示すことができるのか、早めに検討しておきましょう。

来月中旬はタイへ調査に出かけているので留守にしています。今月中に途中で止まっている論文の解析を進めてしまわねば。
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