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ブナ林調査二日日 [日常]

明日から奄美大島なので、朝一番にヤマナメクジの世話。4年生に託す餌も冷蔵庫に準備しておく。今日は今年の実習では一番のよい天気に恵まれた。ただ、これだけ晴れているとブナ林内にはブユが大量にいそうなので、十分に対策してくるように伝えておく。ただ、山に入る前から上下カッパを着こむ必要はないと思うけど…。オオルリが鳴く山道を登り、調査地に到着。今日は樹冠投影図を書いて、前回、測定できていない個体をチェックするくらなので、予定の時間には終わるだろう。

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前回、全天写真などは撮影してあるので、今日は調査区内をウロウロして、面白いものがいないか探してみる。まあ、じっとしているとブユにたかられるので、動き回っていることも必要。ミズナラは数年前のナラ枯れで枯死しているので、大きな個体はほぼブナ。小さい個体はタカノツメ、コシアブラ、トチノキ、クロモジ、オオカメノキ、ハウチワカエデ、リョウブ、タンナサワフタギなどが主な出現樹種。ただ、学生たちにはほとんど一緒に見えるらしく、なかなか同定ポイントがわからない様子。

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プロット内のブナの根元にコケで作られた鳥の巣を発見。真ん中に赤っぽいので、オオルリだろうか。ブナの幹にはヤドリギの若い個体も根付いていた。他の場所にも若い個体がちらほら見えるので、どこかに大きなヤドリギがあるんだろうな。今年初めてのアカショウビンの鳴き声が聞こえたと思ったら、学生から口笛ですか?と聞かれる。いや、これは私の口笛ではなく本物ですよ。それに私が口笛を覚えたのは、西表で覚えたから、リュウキュウアカショウビンをまねているのではないだろうか?まあ、アカショウビンとリュウキュウアカショウビンで鳴き声がどのくらい違うのか知らんけど。

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2時間ほどで予定の調査を終了してバスに戻る。ただ、一人はブユにやられてしまったらしい。まあ、ケガなく終えてよかった。明日から奄美大島に移動して、日本熱帯生態学会の年次大会に参加。明日は移動日。
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