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タイ調査二日目 [研究]

微妙に時差ボケなのか5時頃から目が覚めてしまった。ただ、窓を開けて寝ていたので、ちょっと寒く感じたというのもある。7時半に出発したけど、渋滞にはまってしまい、大学オフィスに到着したのは8時半。10kmしかない道のりなんだけどなあ。食堂で簡単に朝食を済ませて、午前中は要旨書きのデータ整理に専念。

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マヒドン大学キャンパス内の大きなイチジク

一旦仕上げてからは、和文原稿の最終確認作業。ようやくWeb of Scienceを使える環境に来たので、2012年1月までのデータを2012年12月までのデータにアップデートして、表の数値を書き換える。果実食と種子散布に関係した論文数の傾向を調べていたのだけど、過去2年間に限ると年に100報近くの論文がでている。Web of Scienceに収録されていない雑誌にも結構掲載されているので、さすがに全部に目を通すのは難しそう。

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今日の昼食

午後は昨年11月の収集した給餌実験データの確認と入力。Canarium euphyllumとLivistona jenkinsianaの2種で、いずれもかなり堅い果肉をもつ果実。Canariumのデータが欲しいのだけど、飼育個体はほとんど食べなかったらしい。まあ、果実だと思えないような堅さだから、無理もない。Livisitonaはそこそこ食べたようなので、オオサイチョウとシワコブサイチョウのデータが少し増えた。Livistonaは発芽実験も順調そう。9月に来た時に給餌実験したMastixiaなども一部、発芽していた。

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発芽したLivistona jenkinsiana

夕方に要旨を送付して、帰宅。今日は金曜日ということもあって、かなり混んでいた。明日はタイのこどもの日で祝日らしい。大学キャンパス内でもイベントがあるので、スタッフはそこでサイチョウの頭骨を飾ったり、木登りテクニックを披露したり、人工巣を展示したりするらしい。わたしはちょっとお手伝いして、デスクワークの予定。