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すっかり花が咲いた [日常]

さすがにもう雪が降ることはないだろうとタイヤ交換。ちょっと調子が悪いところもチェック。調査に出かけると泥はねが多いので、もうちょっと頻繁に洗車したいけど、明日は雨のようなので今日はやめておく。その後は冬眠中のイシガメの引越し作業。久しぶりに見たけど、元気そう。空腹かもしれないと思って、庭でミミズを採集して、放り込むと早速食いついていた。かれこれ20年近く飼育しているけど、毎年元気に冬眠から覚めてくるようで何より。

畑のチンゲンサイやミズナがすっかり開花してしまった。講義で野菜の写真を使うこともあるので、撮影しておく。1個体だけだけど、ホソヒラタアブの仲間がチンゲンサイに訪花していた。

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立派に育ったキャベツ

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チンゲンサイの花

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ミズナの花

夕方、石川県立自然史資料館研究報告に投稿していた論文が公表されたとの連絡が届く。3つともこちらの職場に来た年に担当した3名の卒業研究に加筆修正したもの。地元に就職したとはいえ、大学周辺で調査地として使える場所やどの程度、野外調査ができるのかなど、地元のさまざまな研究者にご協力していただきながらの一年目でしたが、3人の成果をどうにか公表することができた。いずれも石川県内の自然史情報に関連するデータを含んでいるので、投稿先としてもちょうどよかったのではないかな。

 遠藤拓・北村俊平*. (2014) 自動撮影カメラによる石川県林業試験場内の中・大型哺乳類相の調査. 石川県立自然史資料館研究報告 4:23-36.

 大須賀さや・北村俊平*. (2014) 止まり木でスギ人工林への鳥類による種子散布は増加するのか? 石川県立自然史資料館研究報告 4:37-44.

 由利萌・北村俊平*. (2014) 石川県立大学キャンパスにおけるキク科アキノノゲシとセイタカアワダチソウの訪花昆虫の多様性. 石川県立自然史資料館研究報告 4:45-53.

PDFファイルをご希望の方は、わたしまでメールで連絡してください。

査読誌に投稿するまでのデータを集めることはできなかったけど、調査地の選定、調査の立案、定期的なデータ収集、解析、論文、発表と一通りのプロセスを学生と一緒に取り組むことができたのではないかと思う。種子散布のようなテーマだと卒論や修士論文に意外と貴重なデータが眠っているの可能性があるので、何らかの形で公表しようよ!と発言しているので、今後の学生たちとの仕事もスムーズに公表していきたい。卒業研究ではなかなか国際誌を狙えるようなデータは難しいかもしれないけど、昨年度のように想定外の発見もあったりするので、そこは楽しみながら、対応していきたい。

目次情報などは、石川県立自然史資料館のサイトに近日中に公開される予定。
http://www.n-muse-ishikawa.or.jp/motto/publish.html

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