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リバイス原稿を再投稿した [日常]

朝はタイ行の荷造りを終えてから大学へ移動。いつもより30分ほど出勤時間が遅いと通学時間が過ぎるので、道路を歩いている子供や自転車が少ない。午前中はGW中に返却された総説原稿の再投稿。昨夜、リバイスした原稿を読み直しながら、コメント対応リストを書き上げた。日本語の総説だと日本語と英語の文献が混じると最終的には手作業で修正する必要があるのがちと面倒。その辺のミスがないか、もう一度、確認してからweb投稿システムで再投稿。特集号の締切が遅くなったとはいえ、本来は5月中にリバイスしてしまいたかった原稿。

昼休みに調査用のトレッキングシューズを買いに出かけたけど、すでにシーズンオフでほとんど在庫がなかった本格的な冬スポーツがはじまる前に買いに行く必要があった。午後は学科会議に参加。思っていたよりも会議が長引いたので、途中で抜け出して帰宅。夕方の電車はかなりギリギリだったけど、どうにか予定の電車に乗ることができた。意外と混んでいた。今回は関空ではなく一つ手前のりんくうタウンで宿泊。今回は関空快速だったので、途中の停車駅での乗り降りのパターンなど、いろいろと新鮮だった。

ホテルで急ぎのメールにだけ返信して就寝。とある雑誌から査読依頼。このネタなら喜んで引き受けましょう。前に査読依頼が来たときはまったく専門が違う話だったので、円力なく断ったけど、今回は断りにくい内容ですな。ただ、査読期限がかなり厳しい。タイにいる間の宿題が一つ増えた。

はやにえを見つけた [日常]

明日から天気が崩れそうなので、午前中は角間に自動撮影カメラの交換に出かける。いつものように尾根沿いの道を登りだすと、トノサマガエルの串刺しを発見。

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立派なはやにえ

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テンの糞?

今日もエナガの群れが頭上を通過。その他はヒヨドリ、シロハラ、イカルなどが騒いでいた。シロダモを食べている連中がいるらしい。トレイル沿いのキノコはずいぶんと増えてきた。先週、ひらいていたキノコはすっかり腐敗していた。

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午後は林業試験場のカメラの交換作業。先日、調査したときにはイチョウの周辺にツキノワグマの糞が落ちていた。中はギンナンで一杯だったのだけどすべて消失していた。ネズミが持って行ったに違いない。前回、確認したときに自動撮影カメラを設置すべきだった。

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ツキノワグマの糞

マムシグサのカメラは少し時期が早いのだけど交換してしまう。一部の個体で果実が食べ散らかされていた。正確には、食べているのは果肉ではなく、果肉内の種子なので種子捕食者ですな。こいつが食べるなら、もっと他の個体でも食べられてもよさそうなものなんだけど、倒れていない果序に登って食べるほどでもないということだろうか?それとも単にここでは糞に含まれていた種子が多数転がっていたので、食べたのだろうか?

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種子捕食の痕跡

2ヶ月ほど前にお断りした依頼原稿がなぜか再びやってくる。えーと10月末が締め切りだった原稿が12月初めにまで延びたらしい。さすがに断りにくいので、タイから帰国後に集中的に取り組むことになりそう。共著論文はweb上で担当部分を仕上げていく方式らしい。アジア、アフリカ、新熱帯とすべての地域をカバーしている著者の顔ぶれなので、そうするしかないんですな。でも正直、わたしはTropical Mountain Forestに関する知識はあまりないので、その辺は帰国後に勉強することになりそう。

それとは別に熱帯地域のFSD研究者で共同プロジェクトを立ち上げようとオーストラリアの研究者からプロジェクト概要メールが送付されてくる。うーん、タイの古いデータしかないのが問題なのだけど、それでもよければ喜んで参加したい。一地点の情報だといい雑誌を狙うのは難しくなっているも現実だし。日本でも同じような形式で情報収集できないかしらん。

週末は大学業務で一日つぶれるので、日曜日にタイ行きの準備をしてしまわねば。

ケヤキが紅葉してきた [日常]

研究室前のケヤキ並木がずいぶんと紅葉してきた。忘れないうちに写真撮影しておく。その後はNLの編集作業に集中。昨夜、修正した内容を確認して、コメントとして書き込んでおく。解像度が低い図は著者に再送してもらおう。うーん、編集済みだとページ数が微妙に足りない。どうにかして書評を書き上げるしかなさそう。今週中に何とかまとめてしまいたい。

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午後は学生を連れて角間のマムシグサの確認にでかける。今日は風も弱く、思ったほど寒くはない。このくらいの天気だと散歩するにはちょうどよさそう。入り口のマムシグサの果実がすべてなくなっていた。期待して確認すると先週末、ドングリ拾いに来たと思われる子供たちが通過した後に何度か対象動物が撮影されていた。ただ、すべてを記録できているわけではないのは他の場所と同じ。まあ、このシステムでやっている限りは難しいのだろう。

既に果実がすべて消費されてしまったので、学生二人に個体あたりの果実数を計数してもらうと200個に少し足りないくらいの数値。先週、わたしが計数してみたときは、202個だったので、同じくらいか。後で研究室に持ち帰って分解しながらじっくり数えたら203個だった。野外でカウントした数値もそんなに悪くなかったので、ちょっと安心する。ただ、マムシグサの果序の中からコナラのドングリが出てきたのはどうして?残念ながらカケスが貯食している写真は撮影されていなかったので、子供が差し込んだのだろか?あとで時間をかけて確認してみよう。

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その他のマムシグサは前回とあまり変わらない様子で、ほとんど食べられていなかった。途中、エナガの群れが通過した際に双眼鏡で観察。今日はシロハラ、ヒヨドリ、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラなども見かけた。先週見かけたキノコを再確認するとヌメリスギタケとかに見える。

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研究室に戻ってからは、撮影データの確認と生態学会の問い合わせメールへの対応。締め切り前日に登録作業をはじめてみて、いろいろ気がつくのか、やたらと問い合わせメールが多い。問い合わせが多い内容はTipsとして掲載しておけば、いちいち個別対応しなくてもよいものが減るだろうか。

タイ行きの予定を確定させる。11月19日から29日の今回の滞在中に久しぶりにカオヤイ国立公園を訪問する予定。アグライアを見てきて、乾季の調査計画を練り直す予定。

京都でいろいろ打ち合わせ [日常]

朝から電車に乗って京都へ移動。移動中はNLの編集作業を進める。昨日、受け取った原稿と今日の打ち合わせで決まる来年度のスケジュールを組み込めば、ページ数としては問題ないだろ。あとは書評が間に合うかどうか。ページ数が中途半端になるようだった、組み込みたいけど、わたしがまとめきれるかどうかかな。

昼前に京都駅に到着したけど、昼食をとる店を探すのに苦労する。さすが観光地。どうにか駅地下で待たずに入れるお店を発見して、昼食を済ませる。ここは単価が高いから、ちょっと人が少ないのだろう。その後、待ち合わせの時間までは、オープンカフェでコーヒーをいただきながら、特集号原稿の確認。あ、一つ図表を打ち出してくるのを忘れている。元ファイルを確認しようと思ったら、EPSファイルで手元のノートパソコンでは確認できない。そーだった。PDF化して持ってくるつもりで忘れていたよ…。

その後、大学近くまで地下鉄とバスで移動して、喫茶店で打ち合わせ。その後は京大農学部へ移動して、JASTEの幹事会に参加。来年度の年次大会はいろいろと忙しいことになりそうだけど、わたしは参加できないので、事前の準備が大変そう。熱帯生態学会でも事務局からの情報提供用にメールを使うことになり、広報幹事が対応することになったので、その準備が必要。まあ、一方向のメールであれば、こちらの管理だけしっかりしておきましょう。ただ、会員の3分の1が会費を未払いというのはどうかと思うなあ。その辺は連絡し続けるとか、生態学会みたいに未払い者はさくさく切り捨てて、学会発表できないような仕組みにしないと難しいかな。