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1週間乗り切った [日常]

FSD2015から帰国後、怒涛の一週間をどうにか乗り切った。まずは新しくなった自家用車(家族からのおさがり)の保険手続きや大学への登録をこなす。空き時間にでかけた林業試験場の自動撮影カメラには、立派なツキノワグマが撮影されていた。子連れのタヌキやイノシシもいた。タヌキの子供が撮影されたのは、初めてではないかな。今年は明らかにアナグマの撮影頻度が高いのだけど、何か理由があるのだろうか。ただ、梅雨時になり、木漏れ日の影響などがほとんどなくなったおかげで、カメラの撮影自体は順調に進んでいるようす。大学周辺の神社に仕掛けた自動撮影カメラにはキジと近所のネコが撮影されていた。まあ、通り道の選定は間違っていなかった様子。

FSD2015にでかけていた関係で、今年はミズバショウの果実に自動撮影カメラを設定できなかったのは残念。もっとも林業試験場では、おそらくアカネズミしか撮影されないだろう。ミズバショウがもっとたくさんある場所に仕掛けてみるとまた違うのだろうけど、そういった場所では自動撮影カメラが使いにくいんだよね。

卒研の予備調査で行っていた植物の結実率の確認にでかけたのだけど、どうもよくわからない。ほとんどの個体では、結実しておらず、一部の個体でのみ、やたらとたくさんの果実がついている。この辺は個体差なのか、それとも送粉者制限があるのか、よくわからない。ネタとしては面白そうだし、大学周辺でも調査できなくはないので、ちょっと真面目に候補として考えてみよう。

現在進行中の学生の研究の一つの途中経過の数字を見せてもらったけど、どうも直観と反する結果がいくつかでている。一つはデータのサンプリングの仕方に問題があったので、その辺は修正してもらう。もう一つの数値が本当なら面白いけど、先行研究とは異なる結果だし、どうも実験処理を失敗している可能性が高い。しかもこの実験を失敗していると他の実験処理にも影響が出てくるので困った。手持ちのデータで何か補強できることはないか、別の方向から確認してもらう。

空いている時間は来週の学位論文の予備審査のために関連文献を読む。土壌関係の論文なので、まずは手持ちの植物生態学関係の教科書で基礎情報を日本語で仕入れる。日本でC4植物といえば、ススキが代表例なのか。確かにある程度、まとまって生える可能性があるのは、ススキくらいか。

来週は会議でいろいろと時間がとられるので、週末に一つでも仕事を片付けておきたいところ。でも畑の草むしりはしないといけないな。