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まるかじり本が届いた [日常]

今日は研究室のPCの廃棄手続きと学生用PCのアップデート作業。卒論期間にあんまりPCの設定変更とかしたくないからなあ。ついでに自分用のPCのアップデート作業も行う。Windows10を導入してから、プロキシの関係でうまくアップデートできていなかったところを確認して対応。大学の情報担当から添付されてきたバッチファイルをあてたら、うまくアップデートできるようになった。しばらくPCは放置しておく。

その間に共同研究に誘われたとある動物の糞内容分析。へー、こんな種子が入っているのか。さすがに論文でしか読んだことがない場所だと難しい。参考用にもらった植物相のリストは、あんまりあてにしないほうがよさそう。えーと、種子でないものも結構混じっているな。実体顕微鏡で表面構造を確認して、まずは種子とそうでないものを区別。その後は、ピンセットでつまんでみる。石ころなんかは、この過程でほとんど排除できる。道路で拾った糞だろうか?アスファルトみたいなものが混じっている。小石がとれたと思える部分が微妙に発芽孔のように見えなくはない。あと動物の糞に含まれる種子では、果実から採集したものとは結構表面構造が異なっているときがある。見た目がよく似ていても、種子を剪定バサミで割ってみると全く内部構造が違うことがある。

さすがにずっと実体顕微鏡を眺めるのは疲れるので、嫁さんのAPGを眺める。へー、こんな送粉生態の論文も掲載されているんだ。たまたまだろうけど、知り合いの若手研究者たちの記載論文がいくつか掲載されている。しっかりスケッチが描けるのはよいですな。Garciniaなんて、花がないとさっぱりわからんからなあ。

先日もブログで紹介した学科の教員全員で書きあげた「石川の自然まるかじり」本が届いたので、1冊受け取る。来週中には書店にも並ぶらしい。一人が担当しているページ数は少ないけど、コンパクトにまとまっているし、カラー写真がきれい。だけど、高校生に買ってもらうにはちょっと高い値段設定か。

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実験室のヤマナメクジと同じくらいの大きさ

明日は大学の後期入試。出願者数は昨年並みだし、受験者数も同じくらいかな。少し冷え込むようだけど、大雪とかにはならないようなのでちょっと安心。